K4-R11-US 最新Wレンズ W-LED 400万画素 屋内PTネットワークカメラ
K4-R11-USは、上部固定カメラと下部PTZ回転カメラの2つの方向を撮影するダブルカメラレンズ、制外線LEDx4 + x4 白色LEDx4 の大光量LED、自動追跡、ヒューマン検知など豊富な機能を小さい筐体に内蔵した2023年最新式屋内ネットワークカメラです。
W-LEDカメラは検知があった時に赤外線LEDから白色LEDに切り替わり夜間でもカラー映像が撮影できる機能で、もしもの時の証拠能力が高くまた日々の生活でもセンサーライトの様に使える為に「人間の行動圏に近い屋内カメラにこそW-LEDが搭載されるべき!だ」と思っていたのですが、なかなかその様なモデルは発売されなかったのですが、K4-P10Q-USをアナウンスしたバイヤーの情報の中にK4-R11-USの情報があったので同時に共に入荷してみました。
入荷したK4-R11-USは、SA1-X20RJ-ATと同サイズの小さな筐体にWカメラレンズとW-LEDを詰め込んでいます、当然ですが下が固定で上がPTカメラとなり画像からは判りずらいですが下部のレンズ横にも4つの制外線LEDが設置されています、形状的に下部カメラを有効活用するには本体ごと監視対象に向ける必要があるのでカメラ取付ブラケットには ”何度でも貼ってはがせるフィルムフック” の様な取付台座が付属しています、なかなか気が利いています。
カメラ機能も徐々に洗練してきており、K2-BES-P6-WLの頃の自動追跡機能は若干信頼性に欠ける所がありましたが、処理プロセッサの高速化なのかアルゴリズムの進化なのかK4-R11-USの自動追跡機能は従来の動体検知による動く物全ての追跡ではなく人間を選別して追跡している様です、またヒューマン検知機能も改良されたのか以前はW-LEDの点灯切り替えとヒューマン検知が1つのサイクルだったのに最新ヒューマン検知機能ではW-LEDと検知を別々に処理している様でW-LEDの切り替わり中(白色LED点灯中)でも人間を検知すれば複数回検知される様に進化した様です。
また他アプリ対応カメラと違い有料サブスクリプション契約の必要なく、5秒の警告音声を自作する 事が可能です、iCSeeアプリから音声作成機能が消えたので若干パソコン知識が必要ですが一度環境を構築すれば極めて短時間で作成できイベントなどでの経路案内、駐車場・駐輪場の利用案内など今まで別の機材が必要だった事がK4-P10Q-USのみで行う事が出来る様になります。
新撮影機構以外は従来カメラと同様に、赤外線・白色LEDのダブルLED、動体・ヒューマン検知の排他利用、自動追尾機能、Wifi(2.4Ghz)、128GBまでのmicro-SDカード、ネットワークカメラ共通規格ONVIFに対応しています、半年前のハイクラスネットワークカメラ並みの豪華スペックです。
カメラモジュールは新型のXM630 V200 プロセッサーチップなのでiCSee/AnySeeアプリ対応のXM社のAndroid/iOS用スマホ・タブレットアプリが3種類、Windows用カメラ設定・閲覧ソフト「VMS」Windows32-64bit/Apple Mac用ブラウザさえあればカメラにアクセスできるリモートサイト(www.xmeye.net)などマルチプラットフォームに対応しており柔軟な運用が可能です。
◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②設置場所に2.4GHzのWifiが運用可能な通信量で接続できる事。
③自宅ルーターのパスワードを管理しSSIDとSSIDパスワードも管理している事。
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→VMS
◆設置予定場所のWifi感度を測定方法して下さい→クリック
◆ヒューマン検知・ダブルLED機能の設定方法→クリック
※ご購入の際のご注意※
本製品は屋外用と言う性質上、購入前に設置予定場所のWIFI感度を確認し、ご購入後も設置予定場所近くにカメラを移動し実商品でWIFI感度を確認してカメラとご使用中のWIFIルータ間で十分な通信が行える事を十分に確認してから設置作業を行って下さい、一度でも設置した商品は「WIFI感度が低く通信できない」の理由での返品・返金には応じかねます事をご了承の上ご購入下さい。
◆K4-R11-USネットワークカメラレビュー
K4-R11-USは、W-LEDライトの屋内カメラをラインナップする為に入荷しました。
iCSeeアプリ対応カメラの屋内タイプでW-LEDライトを採用しているのは、恐らくK4-R11-USの他に電球型PTカメラがあるのですが電球型は当然使用するのは電球ソケットが必要で汎用性に劣るので今回は入荷を見送りました、最近の日本家屋の照明は引掛シーリングが主流で電球ソケットがあるご家庭は少なくご要望があれば入荷します。
当店では出来るだけ有線LANポートがあるカメラを入荷しているのですが、最近の屋内カメラはコストダウンの為か有線LANポート有の屋内カメラはほぼ皆無になっており、バイヤーにも「有線LANポート有のK4-R11-USが無いか?」と尋ねてみたのですが「現在そのバリエーションは無い」との返答でした、ついでに千個単位なら考えるとの回答も頂いたのですがまあ無理です。
カメラ映像は、1920x2160ピクセルと1080Pの映像を2つ並べた特殊な解像度の変形400万画素で上に固定カメラが下にPT回転カメラの映像が表示されます、カメラレンズは両方F3.6レンズの視野角95°程度の広角で撮影されます、上下で視野角の違うK4-P10Q-USと違い両方同じレンズなので「死角をカバーする」事を想定した設計なのだと思います。
1920x2160ピクセルの変形400万画素は、スマホでは縦画面では縦並びになり横サイズが詰まり気味の画像になり、横画面では画像が横並びに縮小された映像になりパソコンでは何故か縦並び表示のみとなります、表示方法は妙ですが個々の映像は映像自体は極めて鮮明で悪くありません、映像の表示方法をユーザーに選択できれば良いのですが。
CMOS映像素子自体は2つ存在するのでバイヤーのリリースを見た時は、上下画面を別々に送信してスマホ・タブレット・パソコン側で合成する仕組みなのか?と思っていたのですがK4-P10Q-USではカメラ側で2つの画像を合成処理して送信している様です、以前のパノラマカメラでは極魚眼の映像をスマホ・タブレット・パソコン側で処理する為に負担が大きく高解像度化できず特殊なNVRレコーダー(結局1機種しか販売しなかった)でしか運用できないなど欠点が多かったので同じ轍を踏まない様にこの様な仕様にしたのでしょう。
NVRレコーダーK2-NBD80X09などで確認しましたが1920x2160ピクセルは「4KN」と認識・録画される事を確認しました録画再生も従来解像度と変わらず再生可能です、ただ特殊な解像度だけに他社ONVIF NVRレコーダーでは認識・録画に支障が出る場合があります。
搭載CMOS映像素子はSmartSens SC223Aを搭載、カタログスペックはカラー0.01Lux/ 白黒0.001LuxとK5-IVG-G5BUSのSC5239S CMOSと同じハズなのですが実際はかなり劣っている印象です、恐らくバイヤーが誤認しているのだと思います、感覚的には「人間の目」よりやや劣るレベルです、屋内カメラの場合ガラス越しに外を撮影する使い方をされる方も多く夜間無照明撮影性能を重視しているのですが、まだWカメラレンズカメラは選べるほどモデルが無くもしそれら用途をご希望の方は他モデルをご選択ください。
K4-P10Q-USではPT回転部上面のシリコンカバーの奥にmicro-SDカードスロットとリセットボタンと並んで配置されています、設置した状態では下から見えないので防犯的には良い配置なおですが雨が侵入し易い構造ですので耐候性防水テープで目隠しする事を強くお勧めします。
K4-P10Q-USで使用できるmicro-SDカードの最大容量は128GBです(動作確認は SanDisk Ultra 128GBにて行いました)ビットレートシミュレーションソフトでは2か月半程度録画できる容量になりますが、カメラ内部は高温多湿で電流の変化も大きくmicro-SDカードを動作させる環境としては劣悪で高確率で故障やエラーが発生しますから32GB程度を使用品+予備品として使用される事をお勧めします。
SanDisk Ultra 128GB 100MB/s UHS-I Class 10 microSDXC Card SDSQUNR-128G-GN6MN
SanDisk Ultra 32GB 100MB/s UHS-I Class 10 MicroSDHC Card SDSQUNR-032G-GN3MN
K4-R11-USの問題点ですが2023年発売のiCSeeアプリ対応カメラでは、iCSeeアプリはVer7.0.0以上 VMSソフトはVer2.2.1.16 以降のバージョンが必須です、古いバージョンでは「最新カメラが正常に動作しない」「アプリ・ソフトが正常動作しない・しなくなった」など問題が発生します、恐らく旧アプリ・ソフトに存在しない新機能の命令セットを使おうとしてエラーを返すのだと思うのですが、アンインストールしない限り復旧しないダイナミックなエラーが発生するので旧アプリ・ソフトを使用している方はできるだけ早くアップデートして下さい。
他に使う人によっては全く問題にならない場合もあると思うのですが、Wカメラの基本仕様でPT回転カメラ側でしかヒューマン検知が有効にならない点にご注意下さい、私的には「固定カメラで検知をしてPT回転カメラは回遊させる」のが最良だと思うのですが、製造元は「視野エリアが広い方に検知させた方が融通性が高い」と判断したのでしょう、どちらも一長一短がありますしヒューマン検知は人間をのみを検知しますから細かいエリア指定する必要もありませんから妥当な判断なのかも知れません。
iCSeeアプリでの検知エリア設定ではPT回転カメラの映像しか表示されないので間違える事は無いですが、VMSソフト側での全領域が表示されてしまい誤ってエリア指定がズレてしまう事になるので、ヒューマン検知のエリア指定を行う場合はiCSeeアプリを使用して下さい。
◆K4-R11-US設定画面キャプチャ
K4-R11-USの各種カメラソフト・アプリの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
VMSソフト
iCSee