ネットワークカメラに使われているレンズは2.8mm~12mm程度の固定倍率タイプが多く使われています、レンズ数値は数が小さい方が視野角が広く1台で広い範囲を撮影できますが広い分だけ領域の解像度が落ちる事と樽型の歪みが発生します、逆に大きくなると望遠撮影気味となり撮影範囲が小さくなります。
監視対象の近くにカメラを設置するなら小さく、離れているなら大きくすれば良いかと思います。
数値 (mm) | 1.7(魚眼) | 2.8 | 3.6 | 4 | 6 | 8 | 12 | 16 |
視野角 (度) | 180 | 90 | 75.7 | 70 | 50 | 39 | 26 | 20 |
距離 (m) | 4 | 4 | 8 | 6 | 12 | 20 | 35 | 50 |
平均的な日本家屋なら3.6mmでほぼ問題なく使えますが、狭い通路や空間では2.8㎜、3階以上の高所や広い庭で望遠的な撮影をしたい時は8~12程度で良いかと思います。
同じレンズを使っていてもCMOS光素子が大きい(解像度が高い)場合は若干視野が広くなりますが、レンズスペックを確認せず購入すると視野角が狭すぎて使えない事があります、購入する時はから必ず確認してご購入下さい、またこのスペックを明記していない販売者はあまりカメラの販売に慣れていないと思った方が良いでしょう。
固定倍率以外のレンズには、手動で倍率を変更するマニュアルフォーカスと電動で変更するオートフォーカスがあります、共にレンズが大きくなり当然筐体も大きく高額になりますから一般向けではありません。