K2-BES-P6-WL 赤外線白色LED屋外Wifi/LAN 200万画ネットワークカメラ

K2-BES-P6-WL

9800円
7

コストパフォーマンス

6.0/10

設定・操作・安定性

9.0/10

設置のし易さ

6.0/10

良い点

  • 屋外の割に軽い
  • 屋外の割に軽い
  • システム安定している

悪い点

  • 消費電力大
  • 防水やや貧弱

 K2-BES-P6-WLは、新世代 XM530 DSP(digital signal processor)を搭載した新規カメラモジュールによりヒューマン検知機能を始めて実装し実用性の高い赤外線・白色のダブルLEDを搭載したAnySee/iCSeeアプリ対応の最新屋外PT回転式ネットワークカメラです。
 赤外線・白色LED自動切換えが行えるダブルLEDカメラはK2-PT200Z5-C2など去年末頃から発売されていましたが従来の動作検知をトリガーとして使用する原理上避けられない致命的な処理ミス(白色LEDの点灯を検知して赤外線→白色→赤外線LEDが永遠にループする)が発生してしまい実用に難があり、私感では「動作検知で赤外線/白色の切り替えトリガー使う仕組みではこの不具合は解決できない」と結論していたのですが、K2-BES-P6-WLは新しいヒューマン検知機能を利用する事で見事この不具合を解消しました。

 K2-BES-P6-WLは「常時白色LEDでカラー撮影」「従来の赤外線暗視撮影」「Wライト」の3タイプの暗視撮影を選択でき、Wライト警戒モードではヒューマン検知機能で「人の顔」を検知すると赤外線から白色LEDに切り替わりカラー撮影を行い指定時間経過し警戒待機になると赤外線の白黒暗視に戻るサイクルを繰り返します。

 またWライト警戒モードでは白色LED点灯に連動して英語音声か警告ブザー更にスマホでレコーディングするカスタム音声を出力する事が可能です、スピーカー位置がレンズ裏側で最適位置ではありませんがかなりの大音量なので屋外使用も問題ないでしょう、日本語音声があれば最高なのですが限られたファームウェア容量で全言語対応は技術的に不可能なので仕方ないでしょう。

 先ほどから文面に登場している「ヒューマン検知機能」とは「インテリジェントネットワークカメラIN-IPC」の機能縮小版で検知対象を「人間の顔」に限定したシステムになっています、3K以上の高解像度必須のインテリジェントネットワークカメラと違い1080P解像度の比較的低価格のモデルにも搭載でき個々モデルで機能差が無い事からDSP XM530 チップに実装されたハードウェア機能だと思われます搭載レンズにより異なりますが2.8~3.6mmレンズで6m以内(映像上ほぼ顔と認識できる大きさ)のなら実用レベルで認識検知します、設置場所を変更できず映像内に風で動く枝やプランター、自動車のヘッドライト光、店舗のネオンなどの動作検知では毎日てんこ盛りに検知通知が届いて困っている方に最適の機能かと思います。
 非常に便利な機能でほとんどの方はヒューマン検知機能で対処できると思いますが「人間の顔」を持っていない犬・猫、害獣の観察、自動車、自転車、バイクなどの違法駐車の監視目的には残念ながら使用できません。
 似た筐体を使った他社カメラ(対応アプリが違う物)と違いiCSee/AnySeeアプリ対応のXM社ライセンス有カメラなので若干割高な分、Android/iOS用スマホ・タブレットアプリが3種類、Windows用カメラ設定・閲覧ソフト「CMS」Windows32-64bit/Apple Mac用カメラ設定・閲覧ソフト「VMS」(実はもう少しある)ブラウザさえあればカメラにアクセスできるリモートサイト(www.xmeye.net)などマルチプラットフォームに対応しており柔軟な運用が可能です。
 200万画素の高画質、左右355度上下95度の首振PT機能、4つの高輝度赤外線LED、4つの高輝度白色LED、動作検知、ヒューマン検知、Eメール送信通知、FTP転送、Wifi無線LAN、収音マイク、スピーカー、常時録画、micro‐SDカードスロット、ネットワークカメラ標準規格ONVIF対応など従来品カメラと同等の機能を搭載しています。
 標準的な日本家屋にお住いの方で「有線式アナログカメラをネットワークカメラに更新したい」「今のカメラでは視界が狭すぎる」「屋外防水カメラでも安く高性能なカメラが欲しい」「マンションやアパート、駐車場なのでそこそこ存在感のあるカメラが欲しい」「従来の動作検知では使い辛かった」とお考えの方にお勧めするネットワークカメラです。

◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②設置場所まで有線LANを配線可能か2.4GHzのWifiが運用可能な通信量で接続できる事。
③自宅ルーターのパスワードを管理しSSIDとSSIDパスワードも管理している事。
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
 ◆スマホでの設定方法→AnySee/iCSee google play と Appleストアで配布
 ◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
 ◆設置予定場所のWifi感度を測定方法して下さい→クリック
 ◆ヒューマン検知・ダブルLED機能の設定方法→クリック
※ご購入の際のご注意※

 本製品は屋外用と言う性質上、購入前に設置予定場所のWIFI感度を確認し、ご購入後も設置予定場所近くにカメラを移動し実商品でWIFI感度を確認してカメラとご使用中のWIFIルータ間で十分な通信が行える事を十分に確認してから設置作業を行って下さい、一度でも設置した商品は「WIFI感度が低く通信できない」の理由での返品・返金には応じかねます事をご了承の上ご購入下さい。

◆K2-BES-P6-WLネットワークカメラレビュー
 K2-BES-P6-WLはK2-PT200USA-A2の次モデルとして入荷しました、K2-PT200USA-A2を基本形として様々な筐体が増えているのですがレンズ上にLEDがあると雨の雫がLED光を伝える事があるらしくレンズ上に何もないK2-BES-P6-WLを選択しました。
 XM530 DSPチップは夏頃にアナウンスは聞いていたのですが実物を手にしたのはこのK2-BES-P6-WLが初めてです、前モデルのXM510 DSPチップは価格面は優れていましたが性能的にはイマイチだったのでほぼ同額で大幅に性能が向上しAI機能も追加されたXM530 DSPチップは今後発売のXM社カメラのロー・ミドルクラスのスタンダードになるのだと思われます、Hisilicon Hi3518 チップを搭載していたカメラは今後このXM530 DSPに順次置き換わっていくロードマップなのだそうです、主力商品のモデルチェンがこれほど早手回しなのはアクションの速い中国企業でも異例で先例は多くありません、もしかしたらアメリカのHuawei 製品の全面禁輸(HisiliconはHuaweiの実質的子会社)の巻き添えを何としても避けたかったのかも知れません、アメリカ控訴社会の洗練を身を持って体験したXM社なら考えてもおかしくありません。
 サイズは縦160x100mm、アーム100mm程度でK2-PT200USA-A1とほぼ同じのミニサイズの新造プラスティック筐体を採用していますK2-PT200USA-A1との相違点は多く
 マイク穴が底面から前面に
 スピーカーがアーム内の空間からレンズ後へ
 micro-SDカードスロットはカメラ部下へ
 リセットボタンは独立したケーブルからmicro-SDカードスロット脇へ
 など殆どの部品をヘッド部に集約させた配置となっています、トップヘビーでモーター負担が気になりますが低コスト化と実際の運用に即した良い筐体だと思います。
 ただ1つ不満な点は micro-SDカードとリセットボタンがある開口部の防水がシリコンカバー部品のみで見た目に不安です、カメラ真下で雨に打たれたり日光に晒される場所ではありませんしシリコンゴムは劣化に強くカメラ寿命内なら劣化する事も無いでしょうがゴムの弾力だけで固定しており引っ張れば簡単に外れる仕組みでご親切にmicro-SDの刻印をして自ら機能をバラしています、防犯的に好ましくありませんから耐候性の白色防水テープで目隠しする事を強くお勧めします。

 昼間のテスト動画はこんな感じ。

 200万画素ですから昼間は文句ない画質です、圧縮方式は、H.264とH.265Xの2つを選択できますNVRレコーダーが旧式でH.265Xに対応していない場合を除きH.265Xを使用をお勧めします、H.264より高圧縮高画質なのでSDカードの録画時間が延長されますし通信規制中のLTE回線でもそここその画質をキープします。
 H.265XではSmartEncodeが可能になり接続LAN回線に応じたフレームレートとビットレートをカメラが自動調整し複数台運用や家族のネット使用で負荷が上下する貧弱なLAN回線での運用が楽になります、特にNVRレコーダーやCMSソフトでカメラロストにお悩みの方にありがたい機能です。

 夜間の暗視撮影テスト動画はこんな感じ

 新チップのXM530 DSPチップの映像を始めて見ましたが、PT回転時の画像荒れ収束がXM510 DSPチップよりは向上していますがHisilicon Hi3518 DSPチップと比べるとやや遅い印象です、常時PT回転させる訳では無いので家庭や会社の監視・防犯用途で困る事は無いと思いますが、常に対象が動く工場の生産ライン監視には不向きかもしれません。
 LEDが2個増えたので照射距離が伸びておりK2-PT200USA-A1K2-PT200USA-A2に比べてクッキリ撮影している印象です、ただLEDのパワーが上がると反射光も強くなるのでカメラレンズ直前に木や壁があると画面が真っ白になる白飛びが発生しますから設置場所の決定は必ず夜間映像を確認してから決定する事をお勧めします。
 赤外線LEDの限界距離は10m前後、解像度的にハッキリ認識できる距離は6~7m程度、白色LEDの夜間カラーなら5m以内が実用距離でしょうか、一般的な日本家屋の地上階ならほぼ問題なく2階窓・ベランダの高さが実用ギリギリとなります。
 マイク自体の収音性は高く遠方の小さな音も良く拾っています、ただレンズヘッド部に全てのモジュールを詰め込んだ弊害でマイクがモーター作動音を拾い易くパンチルト回転共に耳障りな音が響きます、またK2-PT200USA-A2でもありましたがWIFI波が原因のパタパタ音も少し大きくなっています恐らくWIFIユニットにも隣接したのが原因だと思います、分解してマイクとラインにシールド処理すれば軽減させる事は可能だと思うのですが常に聞く訳でもないので実用では問題ないでしょう、ですが音声録音を重視する人はご注意下さい。

 消費電力は、通常時12V160mA とK2-PT200USA-A2とほぼ同じですが、PT回転モーター1つ420mA 2つ動作530mAとなり、ⅬED点灯させると消費電力が710mAまで消費します、カメラモジュールの消費電力はほぼ同じですがモーターやLEDの消費電力がほぼ2倍増加しています、1A程度のACアダプターで何とか運用できる消費量ですが変動幅が大きいとACアダプターの負荷が大きく劣化限界頃にはPT回転させると再起動が発生する様になるでしょう、長期安定運用をお考えの方は12V2A以上のACアダプター予備を常に用意しておいた方が良いでしょう。

◆カメラ設定について。(ご購入された方へ)
 ①現ファームウェアではエンコードの初期値がH.264に設定されています(NVRがH.265xに未対応などはH.264のままご使用下さい)
 設定→システム設定→エンコードで
 圧縮方式:H.265x
 SmatEncode:開く
以上に設定して下さい。(設定ドロップダウンメニューが左右に分かれているのは、左がHD画質 右がSD画質です)

   ②現時点2019/11/06でヒューマン検知機能の設定が出来るのは、VMSソフトVer.V1.20.0.15.TとiPad/iphone 版 iCSee/AnySeeのみです。

◆K2-BES-P6-WLベスト使用環境

 K2-BES-P6-WL使用中の各種カメラソフト・アプリの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
CMSソフト

VMSソフトc

iCSee

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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