K5-KX500D-13-PTZ 顔・車両検出対応 POE給電500万画素 小型屋外PTネットワークカメラ
K5-KX500D-13-PTZは、最新AI検出機能「顔検出」と「車両検出」に対応し(両機能は同機能対応のNVRレコーダーに接続しないと有効化できません)24時間安定した常時撮影が必須な業務運用に有用なPOE(Power over Ethernet)接続で安定的な通信速度と給電が1本のLANケーブルで可能となります。
2024年末の新型NVRレコーダーK8-40S10S-KL-16 / K8-NBD88X10S から搭載された「車両検出」に対応するネットワークカメラを探していたのですが、ベンダーの認識が不十分で「顔検出」は認知していても「車両検出」は質問しても「えっ?何?…..確認します」って返事が返ってきて選定と入荷に時間が掛かったのですが、ついに車両検知に対応したK5-KX500D-13-PTZネットカメラを入荷しました。
K5-KX500D-13-PTZについて特質すべき点は非常に多いのですが機能的な事柄は後で記述するとして、まず驚いたのはそのサイズ 直径75mm x 高さ124mmとPT回転カメラとしては非常に小型で小さいと思っていたK6-XM81-BL カメラにより小さくになってほぼ屋内カメラと同じサイズです。
顔や車両を正確に検出したい場合は画面内に最低でも500円玉サイズの大きさで映っていないと検出率も下がりますしなによりオペレーター自身が何が映っているのか認識し辛いですから、必然的にカメラ設定場所は被写体に近い方が良く設置場所の自由度が高い小型カメラの方が扱い易く使い勝手は良いと思います、重量はケーブル含んで275gと軽く強度が低い薄いコンパネにアンカー無しでネジ止めしても落下する事は無いと思います。
次に映像ですが500万画素とほどほどの解像度となりますが、CMOS映像素子とレンズのマッチングが秀逸でF3.5画角レンズにしては100度程度の画角があり極端な歪みもありません、解像度2280x1616ドットの500万画素 アスペクト比18:10となっており上下・左右共に余裕があり定点監視にもエリア監視双方で活用すると思います。
次に重要な暗視撮影能力ですが、設定で赤外線ON/OFF、IRカットフィルタON/OFFで夜間白黒と補助光ナシカラー暗視撮影が可能です、夜間カラー撮影モードは若干ノイズが入りますがそこそこ綺麗に撮影出来ています監視対象近くに常夜灯や水銀灯がある環境なら赤外線OFFで運用しても支障ないでしょう。
次に新しく採用された「車両検出」機能ですが、簡単言えば顔検出の車両版でNVRレコーダーのトップビュー画面右端の顔検出バーに撮影された車両をトリガーとなり撮影画像のタイムラインに記録され、再生モードでトリガー画像(車両の画像)一覧からサルネームを選ぶとタイムライン前後数秒がピックアップ再生されます。
試して見た限りではセダン、バン、トラックなど形状の異なる車両も検出されバイクも時々検出されていましたから、映像に占める移動体の移動距離により検出する仕組みなのだと思われます、恐らく車両正面からの撮影や高速移動する車両はやや検出率が落ちると思いますが、車両検出の必要性が高いのは駐車場監視や犯罪の下見で低速走行する車両だと思うので支障は無いでしょう。
最後にカメラの構造ですが、POE給電と通常の12V給電に対応していますPOEならLANケーブル1本で給電と通信が可能で将来的に4Kや8Kの超高解像カメラへのアップグレードが容易となります。
暗視能力が高いのでそれ程必要ありませんがLEDは白色LED9個、赤外線LED4個をPT回転前面にびっしり内蔵しています、当然ヒューマン検知で夜間白色LED自動点灯、画面内の移動体を追跡する自動追跡機能など従来品のK6-XM81-BLやK6-XM81-BLネットワークカメラと同等に行えます。
他に128GBまでのmicro-SDカードで本体のみで録画機能(できばNVRレコーダー録画をお勧めしますが)ネットワークカメラ共通規格ONVIFに対応しています、ONVIFはHIKVISIONやdahua(ダーファ)と互換性があり他社のNVRレコーダーでONVIFカメラとして運用可能です。(全てではありません)
正式iCSeeアプリ対応カメラなのでiCSeeアプリだけでなくXMeye /XMeye Proアプリ、Windows用カメラ設定・閲覧ソフト「CMS」「VMS」Windows32-64bit/Apple Mac用ブラウザさえあればカメラにアクセスできるリモートサイト(https://v2.xmeye.net)での運用、ローカルネットでもインターネット接続でもGoogle chromeやMicrosoft edgeなどのブラウザーで設定と映像の確認できるなど、他のアプリ対応カメラでは出来ないマルチプラットフォームで柔軟な運用が可能です。
またローコストネットワークカメラとしては珍しく頻繁なファームアップデートが行われており微妙な初期不具合あっても解消される場合があります。
◆ご使用必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②設置場所に有線LAN回線が運用可能な通信量で接続できる事。
③自宅ルーターのパスワードを管理しSSIDとSSIDパスワードも管理している事。
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→VMS
◆設置予定場所のWifi感度を測定方法して下さい→クリック
◆ヒューマン検知・ダブルLED機能の設定方法→クリック
※ご購入後の返品のご注意※
本製品は屋外用と言う性質上、設置前に正常動作を十分に確認してから設置作業を行って下さい一度でも設置した商品は「通信できない」等の理由での返品・返金には応じかねます事をご了承の上ご購入下さい。
◆K5-KX500D-13-PTZ ネットワークカメラレビュー
K5-KX500D-13-PTZは、駐車場やマンションロビー、飲食店など人や車両の監視業務用途向けカメラとし入荷しました、サイズが小さくK4-P10Q-USに比べ存在感?(威圧感)が低いので地上階の軒下やエントランスのドームカメラやバレットカメラのアップグレードに最適です。
micro-SDカードが装着できるので単体でも運用できますがカメラ単体で顔・車両検知機能は使用できませんK8-40S10S-KL-16 / K8-NBD88X10S など顔・車両検出機能対応NVRレコーダーとの同時使用を強くお勧めします。
カタログスペックではIP66と明記されていますがPT回転カメラの構造的に開口部が無いと駆動できず実際はIP43程度の防水になるので、直接雨(特に下からの吹上)が当たる場所は避けて軒など屋根がある場所への設置をお勧めします。
搭載処理チップはGOKE GK7205V500 CMOS映像素子は恐らくSMARTSENS のSC401AIか501だと思います、GK7205はカスタマイズ前提チップらしく末数字500がIPカメラで300/200 がエンコード、510がNVRレコーダーなど用途によりモデルが細分化しているそうです、SMARTSENS は(电子科技股份有限公司 SmartSens Technology )で日本にも法人があるグローバル映像素子製造会社です、最近は高価格帯カメラの映像素子にもこの会社の製品が採用され始めており恐らく近い内にほぼ独占すると思います。
映像も機能も申し分ないネットワークカメラと思うのですが、若干残念な点はカメラ本体と取付ブラケットの接合が爪2本で固定する構造に点、本体が小さいので接合したままだとネジ止めは難しく取付ブラケットの穴がPOE LANジャックより小さいので完全に分離する事が出来ず設置の時にカメラ本体をぶら下げて作業する事になります、K4-P10Q-USの様にスライド+ネジ止めの方が構造も製造も簡単なのに拘りがあるんでしょうか?
他にmicro-SDカードとリセットボタンがある底面の蓋はシリコン蓋は反発力で固定するタイプです、シリコンゴムは劣化く構造的に問題無いのは分かっていますがどうも不安です設置完了時に黒い高対候性テープでダメ押しの防水をお勧めします。
真夏でも屋外で使用する事になるカメラですからカメラ内部温度はmicro-SDカードの対応限界を超える事も多く当然寿命も短くなります高価な高容量より安価な32GB程度を定期的に交換される事をお勧めしますが、動作確認できたmicro-SDカードは最大128GBまで確認できました。(カタログでは256GBまでとなっていますが持っていないので確認ができません)
SanDisk Ultra 128GB 100MB/s UHS-I Class 10 microSDXC Card SDSQUNR-128G-GN6MN
SanDisk Ultra 32GB 100MB/s UHS-I Class 10 MicroSDHC Card SDSQUNR-032G-GN3MN
◆K5-KX500D-13-PTZ 設定画面キャプチャ
K6-A33Hの各種カメラソフト・アプリの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
VMSソフト
iCSee