ネットワークカメラとNVRレコーダーのみでカメラシステムを構成する。

 有線アナログカメラの様に、ネットワークカメラとNVRレコーダー、LANケーブルのみでカメラをシステムを構築したいとの問い合わせがありましたので記事にします。
 100万画素720pのアナログCCTV防犯カメラ2台とDVRレコーダーをご使用されていてBNCケーブルも数メートルのむき出し配線でしたから数時間で換装交換できたとの事ですが、インターネットルーター(2階)とNVRレコーダー(1階店舗)が離れすぎていて接続できない「スマホで見る事はないからインターネット無しで運用できないか?」とのお問い合わせでした。
 以前に端々で記事にしていますが、iCSeeアプリ対応のカメラはイントラネット(インターネットに接続されていないローカルネット)での使用も考慮されて設計されており、ルーターが設置されていない環境では、カメラ、NVRレコーダーへ手動でIPアドレスを入力し「固定IPアドレス」で運用します。

 カメラには、□自動IP取得有効 □自動IP有効 のチェックを外し
  IPアドレス:192.168.0.3 (192.168.0か1がベター.3~255まで重複しない数字を個別に割り振る)
  サブマスク:255.255.255.0(IPアドレスが192.168.0か1ならこの数値)
  ゲートウェイ:192.168.0.1(本来ここはルーターのIPアドレスが自動で入る所)
  DNS:0.0.0.0 (入力しないと設定できないから入力しているだけ)  NVRレコーダーには、□自動IP有効 のチェックを外し
  IPアドレス:192.168.0.2 (192.168.0.カメラと被らない番号にする)
  サブマスク:255.255.255.0(192.168.0か1ならこの数値)
  ゲートウェイ:192.168.0.1(本来ここはルーターのIPアドレスが自動で入る所)
  DNS:0.0.0.0 (入力しないと設定できないから入力しているだけ) 
 個別に手動でIPアドレスをアドレスを割り振ることで運用可能となります、カメラの交換・増設に個々のIPアドレスをメモしてNVRレコーダーに貼り付けるなど控えを取っておいてください。(iCSeeアプリカメラ・NVRのディフォルトIPアドレスは192.168.1.10なので192.168.1.XXXの方が後々楽かもしれません)
 固定IPを手動で割り振るのが面倒であれば、使っていないルーターを接続すれば自動でDHCPを割り振るので便利です、ただし最新ルーターはインターネット接続しないとAPモードやコンバートモードになってDHCP機能がスタートしない機種があります)
 iCSeeアプリカメラの他にローカルネットで運用できるカメラはCamHiアプリカメラなど設定画面に変更入力可能なIPアドレス欄と固定IP可能でONVIF対応なら可能だと思います。
 通常は必要ないが、旅行なので時々はスマホでアクセスしたい場合は(本来の使い方ですが)、Wifiコンバーターを使って離れたルーターに無線接続してください、その際は、ルーターのIPアドレスとカメラシステムのIPアドレスが「192.168.XXX.???」の XXX を同じ数字に ??? を重複しない様にしてください。

 多少手間はかかりますが、他社から絶対にアクセスできない閉鎖したネットワークなのでハッキングもリモートされる可能性は0%、反面インターネットにアクセスしていませんからスマホ・タブレットで見る事はできません、時間を取得できませんから徐々に時間がズレるので3か月に1回程度NVRレコーダーの時間を合わる必要があります。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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