LaView ‎LV-PWR3 ネットワークカメラ(SmartLife Alexa GoogleHome ONVIF対応)

 LaView ‎LV-PWR3 ネットワークカメラは、LaView Eagle-Eye Technology Inc.から「LaView」ブランドで発売している、Amazon Alexa や Google Home、ONVIF対応のPT回転式自動追尾対応小型ネットワークカメラです。
 LaView Eagle-Eye Technology Inc.は最安値のLV-PWF1が$29で屋外PTZのR15が$100と安価でアメリカAmazonでは売れ筋のブランドになっています、セール時は$9ドルで投売りしていたりNVRセットなどバリューが好まれている様です、LV-PWR3ネットワークカメラ推奨のアプリはLaViewアプリですが、LaViewアプリ自体がSmart Life / Tuya SmartアプリのOEMクローンアプリなので、Smart Life / Tuya Smartアプリでも問題なく新規追加やライブビュー画面、Alexaアプリへの追加が行えます。
 ‎LV-PWR3 の事はLV-PWF1記事作成時にリサーチしてはいましたが$35ドル前後の微妙なバリューだったのでスルーしていました、ただ今月に入って突然プライスダウンされたのと海外レビュー記事で「最新ファームでONVIFに対応」を目にしたので試しに購入してみました。

 2個セットの価格が何故かおかしい?Amazon販売のガジェットは時々値段がバグる事があるのが不思議。
 Alexa や Google Homeとネットワークカメラ共通規格のONVIFにも対応しているので一般的なNVRレコーダーにも対応(2.4GHzのWifi接続なので本格的な防犯カメラシステムに追加する事がお勧めしませんが)スマートホーム用カメラとしては良い選択だと思います。

LaView ‎LV-PWR3 ネットワークカメラの外観。

 この筐体自体は2年前には別のアプリ対応カメラとして見た事があるのでLaView専用筐体ではありませんが、形状的に転倒し易い難点があるもののすらりとした良いデザインです、全長10cmとPT回転式ネットワークカメラとしてはかなり小さくUSBコネクターを収める凹みがあり底面台座を軸にカメラ本体が回転します、本体背面にスピーカー、黒いカメラ部の前面に上からマイク、ボディ内部に赤外線LEDが1つ、インジケーターLED(通常時は青、異常時は赤で点滅)レンズ、micro-SDスロット、リセット穴と並んでいます。

 消費電力は、通常は5V 300mA、赤外線LED点灯時で400mA、赤外線+PT回転時で600mA なので5V 1A程度のUSB ACアダプターで動作するでしょう。
 日本販売のLaView ‎LV-PWR3にはUSB 電源アダプターが付属していませんから購入する方は必ず別途ご用意下さい。

LaView ‎LV-PWR3ネットワークカメラレビュー。

 初期設定は最近のスタンダードになったQRコードをカメラに読み込ませる方式です、詳しくはこのページを参照して下さい。

 ライブ映像画面の右下 「機能 アイコン」でアイコン群を表示させて、各種機能(録画再生、PT回転、移動追跡など)の操作を行います。(スマホ・タブレットによっては表示域が狭く凄く使い辛いです)
 一番下の「編集アイコン」で「機能 アイコン」内に表示されるアイコン群にSmart Life / Tuya Smartのスマート機器のON/OFFなど操作アイコンを追加できます。(現状はスマートコンセント・スマート家電自体の操作に限る様です、IRリモートに登録した赤外線デバイスは操作できないみたいです)
 リプレイ アイコンはSDカード又有料クラウドの録画データをプレビューする項目です。

 設定画面の各機能設定項目になります、ネットワークカメラとしてかなり少な目です。

 Smart Life / Tuya Smartアプリ対応カメラの休眠機能はインジケーターLEDが消灯してライブ映像が非表示になる機能です、Alexa や Google Homeと併用していたら突然映像が途切れる事になるので使い所が難しいと思います。(昔のパナソニックカメラの「かくレンズ」機能はカメラにボタンがついていたのでそこそこ便利だった)

 画面の上下フリップ(左右フリップは無)インジケーターLEDなどが操作できます。  赤外線LEDのON/OFFです、赤外線LEDは1灯しかありませんが8畳程度の部屋なら問題なく撮影可能です。 夜間ガラス越し赤外線OFF撮影のキャプチャ画像です、‎左がLV-PWR3、右がスターライトカメラのK5-IVG-G5BUSです。
旧式カメラと比べたらLV-PWR3もそこそこ暗視撮影出来ていますが、流石500万画素でスターライトCMOS搭載のK5-IVG-G5BUSと比べると細部のディテールはかなり劣ります。

 「人体の検知」の項目があるのですが有効にしようとしてもずっと処理中のグルグルインジケーターが出て何時まで経っても終わりません、PT回転式カメラは回転時に微妙に位置がずれて寸分狂わず元の位置に戻る事は不可能なので動体検知の監視エリア固定が使えず防犯用途で運用するには人体検知が必須なのですが有効化出来ないのはとても残念です(LV-PWR3の海外スペック表には Human Motion Detection は誤表記なんだろうか?)アラーム設定は動体検知と音声検出のみと思って下さい。
 自動追跡(追跡の設定)はON/OFFのみで細かい設定はできません(動体を追跡してレンズの向きが変わって2分程度何も検知しなかったら正面に戻ります、K2-T003-1080Wの様な初期位置・復帰時間の設定などはできません)

 ONVIFはON/OFFが可能で、ONVIFでのパスワードが設定できます。
 初期パスワードは ID:admin  パスワード:admin  となります、運用する場合はパスワードを変更して下さい。

 SDカードの項目は、カメラにmicro-SDカードを挿入して再起動すると表示されます。
 AJCloudアプリカメラと違いLaView ‎LV-PWR3はクライド契約しなくてもSDカードへ常時録画(継続録画)可能です、24時間常時録画以外に設定した時間に録画するスケジュール機能もあります。

Android/iOSのAlexaアプリで‎LV-PWR3ネットワークカメラのライブ映像を見る事が出来ます、Echo Show では表示できてもAlexaアプリでは表示できないカメラ(TP-Link Tapo TC70など)が多いのですが、‎LV-PWR3ネットワークカメラは正式な「Works with Alexa」も取得していないのに全規格対応しています。 ‎LV-PWR3ネットワークカメラのシーン機能は以下となります「シーン」とはSmart Life / Tuya Smartアプリ対応スマートフォーム機器との連携機能の事で、‎LV-PWR3ネットワークカメラの検知機能をトリガーとして他のデバイスを連携させる事が可能です。
 例えば「‎LV-PWR3ネットワークカメラの音声検知をトリガーとして別室のスマートサイレンをON/OFFさせる」とか「動体検知をトリガーとしてスマート電球をON/OFFさせる」「照明を電源をOFFした時にカメラの検知機能をON」など従来の防犯カメラ単体では難しかった機器の連携が可能となります。 Amazon Alexaデバイス・Alexaアプリでは音声・映像・呼びかけが可能です、Google Homeデバイス・Google Homeアプリで音声・映像が表示可能です。

 ‎LaView LV-PWR3 ネットワークカメラは旧式な動体検知しか選択できないので防犯用途として使うには環境変化が少ない屋内に限定されますからPT回転・自動追尾を活かしてペット観察用カメラに最適だと思います、またSmart Life / Tuya Smart対応のスマートホーム機器と連動すれば普通のペット観察用カメラでは出来ないシーン連動で自動処理・連携処理を行う事が出来ますからスマートホーム構築をお考えの方にもお勧めしたいカメラです。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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