K2-T003-1080W 自動追跡機能搭載 ローコスト PTネットワークカメラ

K2-T003-1080W

8.7

コストパフォーマンス

8.0/10

設定・操作・安定性

9.0/10

設置のし易さ

9.0/10

良い点

  • 自動追跡
  • 安定・汎用性高い
  • 自動追跡

悪い点

  • 有線LAN無
  • ベーシックな筐体

 K2-T003-1080Wは、K2-YTJ-NX3C2004の後継として入荷したネットワークカメラです、K2-YTJ-NX3C2004と同じく標準的な小型PTカメラ筐体にインテリジェント機能内蔵のXM530 DSPチップを搭載してヒューマン検知機能と自動追跡機能を実現してiCSee,XMEyeアプリ対応カメラの最新モデルです。
 XM社認証カメラモジュールを採用していますので、同社無料提供スマホアプリ(iCSee XMEye)Windowsソフト(CMS VMS)Appleパソコンソフト(VMS)ブラウザがあれば使用できるリモートアクセスサイト(https://www.xmeye.net)での運用も可能です、安価なスマホアプリでしか運用できないネットワークカメラと違い幅広いプラットフォームで使用できる高い汎用性を持っています。
 汎用性が高いだけでなく最近のネットワークカメラのトレンドである、エリア指定できる動作検知、人間のみを検知するヒューマン検知機能、E-mail/FTP転送、SDカードへの常時録画、などの本格防犯カメラとしても使えるリーズナブルで高性能なネットワークカメラです。
 ボディ筐体は K2-PT072YTJ と同じ下部の膨らみがない共通筐体を採用しています、XM530 DSPチップに変更はないので性能・機能的に変りはありませんが、恐らくCMOSかレンズに変更があるのか視野角がかなり広くなっています。
 サイズはK2-YTJ-NX3C2004と同じ筐体ですから変更は無く全高105 直径68㎜とハーフサイズのペットボトル程度の大きさになります、内部にウエイトなどは入っておらず非常に軽いカメラなのでUSBケーブルの反発に負けて動いてしまうのですが壁や天井取り付けの際は強固に固定する必要が無いので欠点とも言えないでしょう。
 デザイン的なアクセントはなくカメラ機能を妨げる事が無い様に極力シンプルにデザインされた筐体です、シンプルだけに洋室でも和室でも違和感はないでしょう。
 カメラ諸元は、赤外線LEDが6個で到達距離は10m程ですがレンズの集光性能から考えて6m程度の10畳程度のロケーションがが実用環境かと思います、シンプルなデザインなのでPT回転域が広く水平360、垂直110度まで回転します、Micro-SDカードを使えば常時録画(ループ上書き可)と動作検知録画の平行録画、スマホへの検知通知、検知画像のE-mail・FTP送信、マイク、スピーカーの双方向通話、ネットワークカメラ標準規格ONVIF対応など豊富な防犯機能を使用できます。
 A1-X20RJK2-LS-B8-ATと違い有線LANポートがありませんからネット接続が2.4GHzのWifi無線LANに限られるので融通性が劣りますがWifiルーターの設置場所と同一階で運用できる環境なら何とか実用できるでしょう。
 電源はスマホと同じ5V USBなのでスマホACアダプターの流用や兼用、ポータブルUSBバッテリー使えば完全なケーブルレス運用も可能です。
 「とにかく安い防犯カメラ欲しい」「昼間のペットの様子が知りたい」「ネットワークカメラがどんな物か知りたい」「他の安いカメラを買ったが全く使えないのでしっかり使えるカメラが欲しい」「旧式のカメラなのでそろそろ新機能のカメラが欲しい」と言う方にお勧めします。

◆サポート情報
 10010.344417.0000000のファームウェアには不具合がある様です、昼間の場合は殆ど気にならいないのですが夜間赤外線撮影時に画面左に妙なブロックノイズが残ります、IRカットフィルタが明暗逆で左右が逆になっています、VMSにてカメラ設定を以下に変更する必要があります。

 夜間赤外線映像があまり綺麗ではありません、現状完璧な映像を求める方は他の機種にお買い求め下さい。

 ◆セットアップ・アドバイス
 初期設定作業は、iCSeeで行います、AnySeeやiCSeeProでも作業は可能ですがしばらく更新のないアプリアプリなのでスマホ・タブレットで不具合がない場合はiCSeeのご使用をお勧めします。
 iCSeeアプリで初期設定を行う前に、ご使用の無線LANルーターの設定確認と再起動、K2-T003-1080Wの通電を確認してから各リセットボタンを押して工場出荷状態リセットするとトラブルなく完了します。
 K2-T003-1080Wのリセットボタン(上画像参照)を付属の細ピンか細い棒で8秒ほど押し続けて離すと、英語で「factory…」の音声が聞こえリセットシーケンスに入ります(決して電源を抜かない様にお願いします)1分程度でリセットが完了し実働状態となり「”System start-up” ”wait for configured”」の音声が聞こえた後に初期設定を開始して下さい。

◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅ルーターのIDとパスワード、Wifiを管理している事
③スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
 ◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
 ◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
 ◆設置予定場所のWifi感度を測定方法して下さい→クリック
 ◆ヒューマン検知・ダブルLED機能の設定方法→クリック

◆K2-T003-1080Wカメラレビュー
 K2-T003-1080WはK2-YTJ-NX3C2004の後継機種として選定したカメラです、始めてネットワークカメラを購入する方には「良く分からない物に高額な投資したくない」「初期設定が難しそう」と躊躇される方も多く、お求め安い価格のモデルをラインナップに加えておく必要があるのでラインナップする事にしています、機能を絞ればもっと安価なカメラあるのですがこれから使うなら自動追尾、ヒューマン検知など今時の機能全てを搭載している方が良いだろうとK2-T003-1080Wを入荷しました。(あまり利益が無いのですが)
 有線LANポートが無いので駅前の雑居ビルや飲食テナントビルや集合住宅での運用では隣家のWIFIによる混線が心配なので、ご購入前に必ず自宅・会社のWIFI強度をご確認してください。

 棚や机にそのまま置く他に、底面の1/4インチメスネジとアタッチメントで壁や天井にネジ止めして設置する事が可能です、引っ張るだけでは外す事が出来ませんから軽い気持ちで持ち去れたり方向を変えられたりする事が無く簡単な仕組みですがよく考えられたアタッチメントです。
 ただ付属アタッチメントは6方向の回転だけで俯角調整が出来ませんから設置に難がある場合は、一般的なカメラ三脚や防犯カメラ取付ブラケットをご使用ください。

 上の画像はK2-T003-1080Wの録画キャプチャです 昼間 夜間 夜間赤外線なし となります、ハードウェア的にはK2-YTJ-NX3C2004と同じですが視野角が少し広いと感じます、スペック表にはレンズはF3.5と書かれているのでCMOS映像素子のサイズが大きくなっているのかも知れません、解像度はフルサイズ1920x1080Pですから高画質タブレットやPCモニターでも十分な品質だと思います、内臓マイクは多少ノイズは混じりますが収音性は高く屋内カメラとして過不足なく運用できると思います。

 昼間の映像では殆ど気にならないのですが、夜間赤外線撮影時の画面左に妙なブロックノイズが残ります、エンコードの処理ミスがあるのだと思うのですが同じチップのカメラには発生しないので恐らくファームウェアにバグがあるのだと思います次アップデートで治ると思うのですが、頻繁にPT回転させる方や現状完璧な映像を求める方は他の機種をお買い求め下さい。

 自動追尾機能は旧来の動体検知を利用した仕組で動体検知したエリアへカメラを移動させる極めてシンプルでベーシックな方式なのですが、新機能のヒューマン検知を選択した状態では自動追尾機能はOFFになります。
 
動体検知とヒューマン検知は排他利用なのは両機能の仕様がかなり異なる為で並列で運用できるシステムを安価に構築するのは難しくアラーム機能が複数あるか映像素子が複数ある様な高度な処理能力を持つ最上位モデルしか搭載できていません。
 「人の顔を追跡して撮影したい!」と思っている方はご注意ください。

 iCSeeアプリ対応カメラの自動追跡機能はこんな感じです。

 動体検知を利用しているので検知感度と追跡持続時間のWatch Timeを調整できます、Watch Timeとは検知が無いとホームポジションに戻るまでの時間設定です、PT回転速度に限界のある単カメラの追跡機能では動体を見失う事も多くこの機能は必須なのですが30分まで設置値が必要なんでしょうか少しのんびりだと思います。(現在の最上位モデルの自動追尾はWカメラでパノラマレンズが検知してPTZレンズが追従撮影する仕組みです)
 人間サイズのターゲットなら結構スムースに追従できますが移動と停止をランダムに繰り返す対象や高速で移動する対象では確率性は高くありません、分かり易く表現すると「大型犬ならそこそこOK」「小型犬でギリギリ」「移動が3次元な猫は厳しい」となります。
 自動追尾に関連してカメラ位置を3つまで記憶できるカメラポジション機能とその3つのポジション位置を順に移動するクルージング機能も搭載されました、現状はiCSee/AnySeeアプリでしか設定・コントロールできないのですがカメラ位置を正確にコントロールしたい要望はネットワーク回線が貧弱なスマホの方が高くアプリを優先したのでしょう、一応パソコンソフトCMSやVMSでもiCSee/AnySeeアプリで設定したポジションへ移動するのですがiCSeeアプリでの動作と微妙にズレがあり何か制御系が違う動きをします。
 ポジション記憶機能を搭載した事により以前のiCSee/AnySeeアプリ対応カメラと異なりリミット位置まで首振りするスタートアップ動作を行い回転可動域の確認しスタートアップ動作完了後に設定ポジション「1」で静止する様になります、つまり「1」がホームポジションとなります。
 特定の監視位置を決めている方は停電などに備えて特定の監視位置をポジション「1」へ記憶させておいて下さい。

 新機能ヒューマノイド検知機能とは、監視エリア、監視領域に入る・出るを監視・検知するインテリジェントカメラの検知機能を人間専用に特定した機能縮小機能です。
 テストした限りでは、顔以外の物はどれだけカメラにかざしても検知しませんが、画面で100円硬貨程度のサイズに「人間の顔」映ったら問題なく認識して検知します、正面顔より劣りますが横顔でも検知する事から3次元的に頭部を解析している事が分かります、「ヒューマノイド検知」と聞いて人の所作を解析するのかと思っていたのですが「顔」のみを検知対象としている様です。
 従来の動体検知では風で動く枝や葉・光の変化など映像変化を片っ端から検知してしまいますから、監視対象が人間に限定されますが非常に魅力的な新検知方法だと思います。
 防犯カメラとして期待できるヒューマノイド検出機能なのですが、設定するアプリ・ソフトウェアの対応が遅れており現時点2019/11/6ではパソコンならVMSソフト V1.20.0.15.T.20190527最新バージョンiPhone/ipadのAnysee/iCSeeアプリでしか設定する事ができません、Android版のiCSeeアプリでは未だに(2021/4/8)設定項目すらなく、CMSソフトは機能ON/OFFしか行えません。
 Android版アプリは近々にバージョンアップされると思いますが、CMSソフトは基本設計が古すぎて機能追加は難しいかもしれません慣れたソフトを手放すのは辛いですがそろそろVMSソフトに更新する時期が来たのかもしれません。
 他アプリカメラでは自動追跡や顔認識機能はオンライン状態でしか機能しないカメラ(サーバーの命令で動いているのか?)があるのですが、K2-T003-1080Wではオフライン状態(ネット回線を接続していない)でも自動追尾機能・ヒューマン検知機能が動作します、インターネットと接続していない閉鎖されたイントラネット内での運用で来ますから屋外イベント会場での監視業務、レンタルガレージや倉庫などコンセントがあるがネット環境がない場所でカメラを運用し必要な時にアクセスポイント接続して録画したデータをスマホやパソコンにダウンロードするなどスタンドアロン運用でも新機能を使う事が可能です。

 

◆K2-T003-1080Wベスト使用環境

K2-YTJ-NX3C2004のカメラ設定画面をキャプチャしました。説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
iCSeeアプリ

VMSソフト

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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