K2-PT200USA-A2 屋外防水Wifi有線LAN・PT首振ネットワークカメラ(H.265対応)

K2-PT200USA-A2

6.7

コストパフォーマンス

6.0/10

設定・操作・安定性

9.0/10

設置のし易さ

5.0/10

良い点

  • 屋外の割に軽量
  • 屋外でも双方通話可
  • 消費電力-少

悪い点

  • プリセット不良

 K2-PT200USA-A2 は、K2-PT200USA-A1のマイナーアップバージョンで高画質高圧縮のH.265エンコードに対応しフレームレートが17fpsから21fpsへ若干向上しました。
 筐体はK2-PT200USA-A1と同じ去年末に筐体メーカーがリリースした屋外 PT(首振り)式カメラ用のプラスティック筐体を採用しています、サイズや重量は同じです。
 この屋外筐体を使った他社カメラ(対応アプリが違う物)と違いiCSeeアプリ対応のXM社ライセンス有カメラなので若干割高な分、Android/iOS用スマホ・タブレットアプリが3種類、Windows用カメラ設定・閲覧ソフト「CMS」Windows32-64bit/Apple Mac用カメラ設定・閲覧ソフト「VMS」(実はもう少しある)ブラウザさえあればカメラにアクセスできるリモートサイト(www.xmeye.net)などマルチプラットフォームに対応しており柔軟な運用が可能です。
 従来の金属筐体屋外PTZ式ネットワークカメラは全長250㎜~で重量800~1kg程度でも小型軽量だったんですが、K2-PT200USA-A1 は全長170㎜(アンテナ含まず)重量500gと小型軽量になっています、小さくても200万画素の高画質、左右355度上下95度の首振PT機能、4つの高輝度赤外線LED、動作検知、Eメール送信通知、FTP転送、Wifi無線LAN、収音マイク、スピーカー、常時録画、micro‐SDカードスロットなど従来品カメラと同等の機能を搭載しています。
 小さく軽いので壁や梁が薄く設置できる強度が無かった玄関先、ベランダ、バルコニーなど今まで設置できなかった場所、欲しかったが高額すぎて手が出なかった方にお勧めできる屋外防水Wifi対応 首振式ネットワークカメラです。

◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②設置場所まで有線LANを配線可能か2.4GHzのWifiが運用可能な通信量で接続できる事。
③自宅ルーターのパスワードを管理しSSIDとSSIDパスワードも管理している事。
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
 ◆スマホでの設定方法→AnySee/iCSee google play と Appleストアで配布
 ◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
 ◆設置予定場所のWifi感度を測定方法して下さい→クリック
※ご購入の際のご注意※

 本製品は屋外用と言う性質上、購入前に設置予定場所のWIFI感度を確認し、ご購入後も設置予定場所近くにカメラを移動し実商品でWIFI感度を確認してカメラとご使用中のWIFIルータ間で十分な通信が行える事を十分に確認してから設置作業を行って下さい、一度でも設置した商品は「WIFI感度が低く通信できない」の理由での返品・返金には応じかねます事をご了承の上ご購入下さい。

◆K2-PT200USA-A2ネットワークカメラレビュー
 K2-PT200USA-A2は、K2-PT200USA-A1追発注の際にいつも利用しているベンダーは在庫切れで仕方なく別のベンダーに発注したのですが、到着して動作確認した時に初めて、K2-PT200USA-A1のマイナーアップバージョンである事に気付きました。
 「付属品」か「為替レートの違い」程度の違いで数ドル高いのか?と深く考えていなかったのですが、搭載ファームウェアに違いがありじっくり見聞していたら気付いたのかも知れませんが見目が同じなので気付きませんでした、大々的に明記して欲しかった…。
 ズームはありませんが、200万画素の高画質なので2階から道路上の対象を監視する程度ならデジタル拡大で十分な画質ですし問題は無いでしょう、広いお庭をお持ちのセレブな方や特殊な用途をご希望の方は別途ご相談下さい。
 標準的な日本家屋にお住いの方で「有線式アナログカメラをネットワークカメラに更新したい」「今のカメラでは視界が狭すぎる」「屋外防水カメラでも安く高性能なカメラが欲しい」「マンションやアパート、駐車場なのでそこそこ存在感のあるカメラが欲しい」とお考えの方にお勧めするネットワークカメラです。

◆K2-PT200USA-A2インプレッション

 H.265エンコードは8K の高解像度動画配信の為に策定された高画質高圧縮フォーマットで、H.264と同等品品質を1/2程に小さく圧縮できる為同一のSDカードやNVRのHDDの記録媒体により長時間録画できる事になります。
 ただし高圧縮の分展開にハードパワーに必要になるのでH.265対応の最新バージョンAnySeeアプリやH5NVRSAE3000のNVRは問題なく再生しますが、非力なパソコンでCMSソフトを使った場合「シークバーは動くが映像が出ない」「再生までシークな長い」など不具合がある様です。
 H265で録画しても再生なら何とかなりますが、youtubeなど動画サイトに投稿する時に録画データをH.265へ変換できずアップロードできる汎用動画データに変換する事ができません(セキュリティ的には正しいのですが…)録画データーを防犯以外の用途に活用したい方はH.265環境が整うまで264でセーブする事を推奨します。

 レンズ周りの構成パーツはK2-PT200USA-A1から変更は無く、大径レンズと200万画素(1080P)のマッチングが良く映像は鮮明で処理チップのエンコード能力に余裕がありPT回転時の画像荒れが瞬時に収束します。
 夜間赤外線映像は監視対象を真正面に捉える角度ならもう少し伸びますが高所取付けで見下ろすカメラアングルなら10~15m程度が実用限界でしょうか、実用照射範囲はクッキリと撮影できますが範囲外は薄くシルエットが確認できる程度にぼやけてしまいます。
 下ギャラリーはCMOSの低照度撮影能力をお尋ね頂いたので、夜間強制カラー撮影モードで撮影したスナップショットになります。

 スターライトCMOSではないので、照明が全くない場所は暗く実用とは言えませんが隣家の窓灯りがある箇所はそこそこ撮影できています、このぐらい撮影できるなら街灯や常夜灯、非常灯がある中古車展示場やエントランスなら夜間でもカラー撮影できるでしょう。
 最大フレームレートが最大21fpsに向上しましたが4フレーム程度の向上では体感的は差はなく実用上の差はほぼありません。
 音声は驚く程よく収音さています、2階から1階の車の排気音はもちろんの事、話し声も少し聞こえます屋内カメラ並みかそれ以上の収音性能です、ただ小さいカメラだけにマイクとスピーカーの距離が近く静かな環境ではスピーカーの音まで拾ってしまう欠点があります、常に聞き続ける物では無いので気になる方は再生側でボリュームOFFにして下さい。
 マイクはボディ貫通ではなくコンデンサマイクが丸ごと外に配置されています、CUI Inc社の防水エレクトレットコンデンサマイクに似たパーツが付いています本物を見た事が無いので真贋は判りませんが1個200円位(普通のコンデンサマイクは10円位)するパーツなので本物なら贅沢なチョイスです、ただマイク性能に比べて音声レートが8KHz 128KB/sPCMなので割れ気味です、パソコンとスマホでは音声ファイルの取り扱いが違うらしくスマホではもう少し良い音で聞こえるかもしれません、またマイクを外に出した構造により「破損し易い」「風切り音を拾い易い」「劣化が早い」などの欠点はありますが、PTカメラにありがちな ”回転時の「ジー」という耳障りなモーター音が微かにしか聞えません” 距離的にパン(左右回転)回転はほぼ無音なので、PT機能をよく使う方にはボリュームを上げ下げする必要が少なく良いかも知れません。
 マイクも珍しいですがスピーカーも始めて見る妙な形のスピーカーが使われています、丸形か小判型スピーカーは見慣れていますがこの形は初見です、2本線なのでアンプを内蔵している訳ではなさそうですが凝った形状で部品単価は高そうでネットワークカメラのスピーカーには相応しくありません、恐らくスマホかタブレット用の部品を流用したのでしょう、取付は簡単なホットボンド付けなので個体によっては通常の小判型や丸形が使われているかも知れません。
 SDカードの取り外しはアーム側2本のネジを外し、アームをスクーターのシートの様に持ち上げ(設置後はカメラ部を回転させ)手前のmicro-SDカードスロットへ装着します、取外し易い位置で横にリセットボタンがあり配慮が行き届いた設計です、ただケーブルを通す穴らしき所を結束バンド留めに切り替えているのはケーブル径を間違ったのでしょう、よくある事です。
 PT200USA-A2の消費電力は、12V 起動時:130mA /運用時:100mA /赤外線点灯モータ回転:420mA(最大消費)屋内カメラとほぼ同じレベルで屋外カメラとしては低消費です、ソーラーパネル(かなり大きな物が必要ですが)と自動車バッテリーで数日程度ならケーブルレス運用も可能かも知れません。
 最大1A程度のACアダプターでも起動しますが、24時間365日の長期運用を考えた場合、ACアダプターの劣化を考慮して2~3倍容量のACアダプターでご使用される事をお勧めします。

 PT200USA-A2もWifiと有線LANを同時に使用できます「それがどうかしたの?」と思われるかもしれませんが、Wifiと有線LANが別のIPアドレス(例:Wifiが192.168.0.11/有線が192.168.9.5)を持って動作しどちらのIPグループからでも操作できる(FTPやe-mail送信は有線LAN側IPのみとなり同時送信は出来ません)する事が可能になるとファイヤーウォールを使ったセキュリティ構築の方法、2台のNVRに分散録画、WEB配信機能のない又したくないNASの利用などの運用的側面に利点が多く高度な運用が可能になります、本来はハイエンドカメラ向けの機能なのでPT200USA-A2の様なローエンド以上ミドルエンド未満のカメラに搭載されるの事やその上正常に動作する事は珍しく、通常はハードパワーが足りず不安定にギリギリ動作するかCamHiアプリ対応カメラに様にファームウェアでOFFにして価格=機能の差別化をしたりするんですが、何の支障もなく動くカメラは珍品かもしれません。
 またPT200USA-A2は、CMSソフトのWIFI設定でSSID新規追加と接続先変更が可能です、「スマホを使わずWIFI設定が出来ないのか?」とご質問頂く事も多く以前試した時は全く反応したかったので、問題なくWifi接続出来た時はビックリしました。
 運用中カメラのWIFI設定を変更する事は多くありませんが、初期設定や設定変更にスマホが必須となる状態は問題があったのでCMSソフトだけで全ての設定を完了できるのは非常に助かります。
 入荷カメラの動作チェックに含んでいない項目なので「何時から仕様が変更されていたのか」「K2-PT200USA-A1など去年末のロットも設定できるのか」分かりませんが「スマホを持っていない」で購入を断念される方もおられるので今後この仕様になるなら大歓迎です。

 以上価格から見てK2-PT200USA-A2は優秀なカメラなのですが ”プリセット機能を使用すると不具合が発生” します、プリセット機能とはカメラ位置を記録し割り当てられたセットボタン又メニューを選択すると記録位置へカメラ方向を変更するPTカメラとしては便利な機能なのですが、K2-PT200USA-A2の場合プリセット位置記録は実行でき記録位置へのPT回転はするのですが何かの拍子に機能が停止しネットワークアクセスが不能になる場合があります。
 配信だけは中断しなかったK2-PT200USA-A1と違い症状は致命的で回復するには手動で電源をON/OFFするしか無いのでプリセット機能は使用しないで下さい。
 プリセット機能のないAnySee/XMEyeアプリでは運用上の問題ありませんが、プリセットダイアログがあるCMSやVMSは「プリセット保存」を使用しない様にお願いします。
 通常のPT操作(iCSeeアプリなら映像タッチ・ドラッグ、XMeyeアプリとCMS、VMSソフトなら矢印ボタンクリック)では発生しない事からモーター制御や駆動部品の問題ではなさそうで、CMSやVMSのソフト側(最新でも2017年なのでカメラに対応していない)、PT200USA-A2の制御ソフト(元々対応していない又ファームウェアでの制限)の両方が考えられ片方又は両方がアップデートされたら治るかも知れませんが、現時点では確実に不具合が発生する事を購入をお考えの方はご留意下さい

◆K2-PT200USA-A2内部構造
 入荷台数が少なく初期不良の個体が無いのでPT200USA-A2の分解記事はありません。

◆カメラ設定について。(ご購入された方へ)
 ①初期設定ではエンコードの設定値がスマホ向け(恐らく3Gか?)に最適化されておりレートが低く設定されています、NVRやローカルネット内のみで運用するなど回線速度に余裕がある場合は、
 設定→システム設定→エンコードで
 フレーム/秒(FPS):15
 画質:最良
程度に設定して下さい。(設定ドロップダウンメニューが左右に分かれているのは、左がHD画質 右がSD画質です)
(ご使用の回線速度に合わせ設定値を調整してください、極端に上げすぎるとカメラが不安定になります)

◆K2-PT200USA-A2ベスト使用環境

 WindowsソフトCMSの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。

◆K2-PT200USA-A2詳細スペック

センサー

2.0mp (1980 x1080)

ビデオ圧縮

h.264/h.264+

レンズ

3.6㎜(98°程度)

 ネットワーク

有線LAN/IEEE802.11b/11g/11n

SDカード 

サポート

ONVIF 

サポート

電源 

12V2A

 本体サイズ

100 x170xアンテナ100mm

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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3件のフィードバック

  1. KT より:

    icseeでの動体検知録画の際の音声は、常時録画も併用していないと音声記録されないのでしょうか?

    • oosaka-bouhan より:

      検知録画も常時録画も同じエンコードを元に作成していますから片方だけが録音されていない事はないと思いますが、カメラにより検知録画をSD画質に指定できる機種がありSD画質側のエンコード設定が音声OFFだった場合は「検知録画だけ音声が無い」という事になります。

      • KT より:

        ありがとうございます。CMSでエンコード設定を見直したところ解決しました。

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