B2-R 電球型200万画素 Wifi 360度パノラマネットワーク照明カメラ

B2-R

7.7

価格が安い

7.0/10

画像がきれい

7.0/10

設定・操作しやすい

9.0/10

良い点

  • PCもスマホもOK
  • 軽い
  • システム安定している

悪い点

  • 赤外線LED非搭載
  • ONVIF非対応

 B2-Rは、B13-L-V2の高解像度バージョンで200万画素(1080P)カメラモジュールを搭載した電球型Wifi対応 屋内360度パノラマネットワークカメラです。
 他社カメラと違いiCSeeアプリ対応のXM社ライセンス有カメラなので若干割高ですが、Android/iOS用スマホ・タブレットアプリが2種類、Windows用カメラ設定・閲覧ソフト「CMS」Windows32-64bit/Apple Mac用カメラ設定・閲覧ソフト「VMS」(実はもう少しある)ブラウザさえあればカメラにアクセスできるリモートサイト(www.xmeye.net)などマルチプラットフォームに対応しており柔軟な運用が可能です。
 ハードウェア・ファームウェアも洗練されており、余裕あるサイズで排熱効率が向上しIT機器では必ず発生する軽度な機能不全を定期的にリセットする自動再起動機能など長期間安定動作を考慮した設計になっています、安いだけで使い物にならないネットワークカメラっぽいオモチャとは一線を画す本格的なネットワーク照明防犯カメラです。
 360度パノラマ映像機能、動作検知、Eメール送信通知、FTP転送、Wifi無線LAN、収音マイク、スピーカー、常時録画、micro‐SDカードスロット、通電を確認できるパワーインジケーターLEDなど本格的なとホームセキュリティカメラ機能を手のひらに乗る電球型のボディに収めています、電球と交換するだけで良く電源ケーブルを配線する必要が無い気軽に使用できるカメラです。
 電球型照明と排他で設置しますから照明器具として使えるように赤外線LEDではなく高輝度白色LEDを搭載しており「照明が無くなり辺りは真っ暗」となる事はありません、LEDは自動点灯、点灯(常時点灯)、消灯(常時消灯)、時間指定でコントロールできます。
 B2-Rのコンセプトは、防犯カメラを「電球型にした」ではなく「電球にカメラを付けた」とイメージして頂くと良いかと思います、夜間は白色LEDを消灯すると撮影できないので「常夜灯+カメラ」「非常灯+カメラ」「夜間照明+カメラ」の用途をお考えの方にお勧めできるWifi対応 屋内360度パノラマネットワークカメラです。

◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅に2.4GHz対応の無線LANルーターがありSSIDとパスワードを管理している事。
③自宅ルーターのIDとパスワードを管理している事(UPNPが働かない時ポート開放が必要)
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
 ◆スマホでの設定方法→AnySee/iCSee google play と Appleストアで配布
 ◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
 ◆設置予定場所のWifi感度を測定して下さい→クリック

◆B2-Rネットワークカメラレビュー
 B2-Rは、B13-L-V2が意外と好評だったのと画質向上モデルが近い価格で発注できたので入荷しました。
 B2-RはE27バルブと言う日本のE26より直径で1mm大きいバルブ用に設計されていますが、ホームセンターで電材として販売されているパナソニック WW3402 のレセプタクルに「ちょっと固い」程度で収まりました、 WW3402は電球シーリングライトの部品として広く採用されていますから、特殊用途のペンダントライトやスポットライト以外は問題なく取り変える事が出来ると思います。
 電球タイプと言っても直径が78mm 全長が145mmと一般的な電球より大きく最初期のLED電球並みの大きさです、電球用のダウンライトなら1/3程度が飛び出す程度で済みますが、蛍光灯電球やLED電球専用の小型シーリングやダウンライトでは収まらなかったり半分以上が飛び出す事になると思います。
 収まらなかった場合、レセプタクルのみで取り付ける事もできますが昭和感と違和感が半端ではありませんから人目に触れる場所に設置する場合はボディが隠せるスポットライトフード、ペンダントライトフードなどを利用した方が良いかと思います。
 電源アダプタを内蔵している仕組み上K1-360VR-F2より排熱に配慮している様で、下面に大きく横スリット少し上にパンチ穴が空けられています、カメラモジュールと電源モジュールの2つの熱源に対応するため強度的ぎりぎりまでスリットを配置したのでしょう24時間ほど連続動作させましたが機能不良や熱暴走は起こりませんでした、夏場の直射日光がガンガン当たる場所でLEDを点灯し続ける様なイレギュラーな運用では支障がでるかもしれませんが常識的な運用で問題が起こる事は少ないでしょう。
 アルミ放熱板付の半球型高輝度白色LEDはカメラモジュールの上に配置されていますレンズから十分な距離を取っており光がレンズに映り込む事もない良い配置です、LEDは生活照明に使える程の光量はありませんが夜間カラー撮影する撮影用ライトしては十分な光量があります、ただし視野が極端に広い360度カメラなので何もない広い空間では光量不足かもしれません。
 他に監視カメラを使用しており外部赤外線照明を既に設置している環境であれば、IRカットフィルタは残されており白黒赤外線撮影も可能です。
 自動点灯制御は、ハード的に設定されたCDSフォトレジスタセンサではなくCOMS素子がコントロールしAnySeeアプリで調整する事が可能です。

 Auto:基本設定→画像の色切り替え感度0~10で指定した数値で自動点灯
 オープン:ずっと点灯
 クローズド:ずっと消灯
 タイミング:指定時刻にONー消灯時刻にOFF

 Autoはエントランスや連絡通路などで周りの明るさに合わせ自動点灯します、タイミングは開店・閉店時間が決まっている工場や店舗などで便利です。オープンを使うロケーションは思い浮かびません、クローズドは他に補助照明がある時に使うのだと思います。
 LEDの明るさは体感で30ルーメン程度でしょうか自動車のポジションランプやキャンプのランタン程度に感じます、搭載LEDチップを見る限りはもっと光量を上げる事も出来そうなのですが発熱と電力消費を抑えるために撮影に必要な最低限の光量で発光させているのだと思います、照明代わりとして室内を煌々と照らす事は出来ませんのでご注意ください。

 一般的な防犯カメラと違い白色LEDを使っていますからガレージや門柱の監視には向いているカメラではありませんが「透明フードのポーチライトをカメラにしたい」「マンションやアパートの共用照明を防犯カメラにしたい」「遠方の様子を照明ON/OFFしつつ観察したい」「お店のショーウィンドウに防犯カメラを追加したい」とお考えの方にお勧めするネットワークカメラです。

 電球型なので上動画の様な垂直方向で使う事はありませんが、他のカメラとの兼ね合いで合わせています、パノラマカメラの場合バレットカメラやPTカメラと違い正方形の映像データを展開しますから960Pと1080Pの解像度向上は僅かで映像隅の画面の荒れ(四角いギザギザ)が「若干マシかな」程度ですが確かに解像度は向上しています。
 表示形式は一般的なパノラマカメラと同じで WindowsソフトCMS では12形式で表示できます、この点は再生するソフト・アプリ側に依存しますので仕方ないでしょう、いずれソフト・アプリのアップデートで増えるかもしれません。
  CMSでのタイムシフト再生はスマホにはない+-1,2,3,4倍再生や時と分を別々に操作できるるタイムスライダーがありトラブル検証に便利な機能が揃っています、仕組み的にはCMSでカメラを遠隔操作して再生させる方法とカメラから映像データをダウンロードする2つあります(再生・ダウンロート中も監視・録画は行っています)どちらも一長一短ありますから都度都合の良い方をお選びください。
 スマホアプリiCSeeでの表示形式は、水平設置7種垂直設置2種の合計9種になります、最大4台まで同時表示できますから、使わなくなったスマホやタブレットを使ってローコストに防犯カメラ網を構築したい方にお勧めです。
 常時上書き撮影機能はSDカードの容量により半日~2日程度可能になります、iCSeeでのタイムシフト再生は時間・分単位で表示されていますがLTE回線では再生タイムラグが発生しますから、じっくり確認したい時は自宅のWifiに接続するかパソコンソフトのCMSで再生する事をお勧めします。
 カメラにはマイクとスピーカーが付いていますのでコチラから話しかけるトーキング機能が使えます回線の状態によりタイムラグができてしまい迅速な意思疎通は難しいですが、こちらから話しかけてカメラ前でポーズで返信してもらうならうまく使えるでしょう。
 iCSeeカメラには、のユーザーアカウント追加機能やiCSeeカメラのシェア機能がありますから、月極駐車場や賃貸マンション・アパートの契約者様へのサービスや別途オプションとして防犯カメラのレンタル提供も有りでしょう。

◆BB2-R内部構造
 B13-L-V2とCMOSチップが違うだけで他は全く同じ構成です、目に見える相違点がない為に記事は省略します。

◆カメラ設定について。(ご購入された方へ)
 ①初期設定では常時録画機能はOFFになっています、常時録画を使う場合は、
  設定→ 録画機能→ 録画機能 
  ☑設定
  時間帯1  通常☑ をチェックして下さい。(録画時間を設定したい場合は適度設定して下さい)

②初期設定ではエンコードの設定値がスマホ向け(恐らく3Gか?)に最適化されておりレートが低く設定されています、LTEやWifi接続しか使わないなど回線速度に余裕がある場合は、
 設定→システム設定→エンコードで
 フレーム/秒(FPS):23
 画質:最良
程度に設定して下さい。(設定ドロップダウンメニューが左右に分かれているのは、左がHD画質 右がSD画質です)
(ご使用の回線速度に合わせ設定値を調整してください、極端に上げすぎるとカメラが不安定になります)

 iCSeeで設定する場合は、ビデオ設定画面の「品質:ドロップメニュー」から適切なレベルを選びます。

◆BB2-Rベスト使用環境

 WindowsソフトCMSの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。

◆B2-R詳細スペック

センサー

H65 low illumination CMOS 2.0mp (1080 x 1080)

ビデオ圧縮

h.264/h.264+

レンズ

1.44㎜(360°)

 ネットワーク

IEEE802.11b/11g/11n

SDカード 

サポート

ONVIF 

なし

電源 

100~220V

 本体サイズ

直径68 x 高145mm

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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