K8-40S10S-KL-16 顔/車両検出カメラ対応16ch 4K録画4K出力対応ネットワークレコーダー
K8-40S10S-KL-16ネットワークレコーダー は、最大16 台の720P(1280 x 720)~4K(800万画素 3840 x 2160)解像度のiCSeeやXMEyeアプリ対応カメラとONVIF対応のカメラを接続・録画・設定(ONVIF除く)が可能で4K出力(HDMI)にも対応、4K対応カメラの超高解像度をそのまま大画面4Kテレビ・モニターで表示する事が可能になりました。
最新AI機能「顔検出」と「車両検出」に対応(カメラが顔検出機能に対応している必要があります)し映像中の顔・車両を検出し時間軸にトリガーとして記録し簡単に顔をキーとして瞬時にピックアップ・検索可能です。
ただし顔検出機能・車両検出機能を使用するにはiCSeeアプリ対応の機能内蔵ネットワークカメラ が必要となりますの機能の無いカメラや他社カメラをK8-40S10S-KL-16ネットワークレコーダー に接続しても作動しません、ご注意下さい。
顔検出ネットワークカメラはリリースされて1年程でそこそこ値段が安くなってきましたが、車両検出機能はリリースされたばかりで現物を入手出来ていないのでどの程度実用できるのか分かりませんが、大きい駐車場のある商業施設や不特定多数の車両が利用するコイン駐車場などで車両をキーとした監視・追跡が可能になると思います。
ただ車両はそれなりの速度でカメラフレームレートは1~30fps(カメラにより異なります)なので、高速走行車両には対応していないと思われます。
搭載可能なSATA HDDは1台のみベンダーのインフォメーションでは最大14TBのHDDが搭載可能です、接続するカメラの解像度によりますが録画容量を軽減するH.256+エンコードなので1~2TB HDDで実用的に数週間~1ケ月程度の録画が可能だと思います。
K8-40S10S-KL-16ネットワークレコーダー もiCSeeアプリ対応ネットワークと同じXMライセンス認証がありますから、ネットワークカメラと同じようにスマホ・タブレットを使用して出先からレコーダーの映像を確認する事が出来ます。(XMEye Proアプリを推奨)
XMEye/AnySee/iCSeeアプリ、CMS/VMSソフトで設定・運用した場合、K8-40S10S-KL-16をアプリ・ソフトから見ると「10台のカメラを内蔵したカメラ」として認識され、他社ONVIF対応カメラもK8-40S10S-KL-16に追加すれば子カメラとしてiCSeeアプリ対応カメラと同様に運用する事が可能(カメラ設定は不可)になります。
「メーカーがバラバラで複数のカメラアプリを1つに纏めたい」「カメラが増えて管理が面倒」「とにかく安くカメラシステムを作りたい」「パソコンソフトのCMS/VMSやスマホでの運用に限界を感じている」「旧式化・陳腐化したネットワークカメラを生かしたい」「」など本格的な防犯カメラシステムを作りたいとお考えの方、現在複数台運用中の方で、運用中のトラブル対処、故障や破損による復旧・交換作業が大変で少しでも作業を軽減させたい方には是非ご検討下さい。
◆ご使用の最低条件
①LAN配線と電源がある事。
②HDMI又RGBのモニターがある事(4K出力はHDMIのみ)
③カメラがONVIF対応かiCSeeアプリ対応カメラである事(全て対応している訳ではない)
◆スマホでの使用→iCSee XMEye google play と Appleストアで配布
◆K8-40S10S-KL-16ネットワークレコーダー のスペック
NVRは複数のネットワークカメラを一括して管理・録画するレコーダーNetwork Video Recorderの略で、カメラへのログインと設定変更、PTZ操作、WEB配信機能、録画映像閲覧・管理などパソコンソフト(CMS)とほぼ同じ事ができるまで多機能化しています。
操作はマウスで行います、UIは簡素で独特ですがカメラに関する機能なのでCMSやVMSと共通している所もあり数分程度操作していれば何となく理解できるしょう。
K8-40S10S-KL-16のHDMI出力端子は3840x2160の4K解像度まで対応します、カメラの録画データも4K(800万画素 3840×2160)解像度を10台まで同時録画が可能です、動画フォーマットはH256+の高解像度圧縮でHDDは14TBまで対応しているので4Kを10台で運用したとしても1~2ヶ月の長期録画も可能です、ただネットワークが100Mbps なので旧規格のH.254フォーマットしか持たない4Kカメラ複数台とかパソコン、スマホ、NASなど沢山のネットワーク機器が接続されトラフィック低下しているネットワーク回線での運用ではネットワークのスルースプリットを改善する必要があるかも知れません。
新機能の「顔検出」「車両検出」に対応しています、各機能はカメラとNVRレコーダーが両方対応して初めて動作する機能で、片方だけでは機能しないのでご注意下さい。
映像から「顔」「車両」を検出・認識して録画データのタイムラインに顔と撮影時間を紐づけして記録し録画再生時に「顔」「車両」をキーとして検出されたキーを録画タイムラインから即時に摘出・再生する機能です、顔検出はかなり昔のスマホやデジカメでもやっていた機能なので「何故?今まで防犯カメラに無かったんだ」という方も多いかと思います。
商店など屋内での使用であれば要注意人物の「顔」「車両」を確認したり複数台のカメラを設置している環境であれば人物の行動ルートを追跡したりする事も容易になります、顔の確認が容易になれば性別や年齢などを推察も簡単になりマーケディングに生かせるかもしれません。
車両であれば、違法駐車や駐車状況など利用の可視化に有効だと思われます。
◆K8-40S10S-KL-16内部構造
K8-40S10S-KL-16は横200 x 奥200 x 高さ45mm のコンパクトサイズ筐体に小型ファンを内蔵し、小型筐体で問題になる排熱不全による熱暴走・処理低下を軽減・解消されます、ただ小型ファンだけに作動音がするのと追加するHDDでそこそこの消費電力となるので、付属のACアダプターでは容量不足により起動不良や動作不良になる可能性が高いので、別途12V5A(DCプラグ外径:5.5mm/DCプラグ内径:2.5mm/2.1mm共用 センター+)の高容量ACアダプターをご購入下さい。
筐体は上部がプラスチック、下部がスチールとなっており重量は467gと軽く(運用ではHDDの重量が加算されますが)棚置きだけでなく底面の凹み穴で壁面取り付けやモニタ裏に取り付ける事も可能です。
取り付けできるSATA HDDは基本3.5インチHDDになります、一般的なパソコン用HDDでも使用できますが、カメラを4台以上接続するなら耐性の高いWESTERN DIGITAL(ウエスタンデジタル)のWD Purpleレベルの高耐性HDDを使用して下さい。
NVRレコーダーの中では小型で設置し易い筐体ですが、インジケーターLEDが上面、USBが奥と横とバラバラに配置するより前面に揃って配置する事はできなかったんですようか?またパソコンの様な温度でファン回転数をコントロールする機能は無いので常に全力回転なので会議室や寝室など静音が必要な場所への設置は注意が必要です。
映像出力はVGA(アナログRGB)とHDMIの2つがありますが4Kを出力する場合はHDMIで4K対応テレビ・モニターを使用して下さいVGAは規格的に4K出力には対応していません、ネットワークカメラの対応は仕様では1280x720ドット(100万画素)解像度からの対応となっていますテストしてみると仕様外の640x480ドットでも表示・録画が可能でしたが、旧式過ぎるネットワークカメラは独自映像フォーマットの特殊なモデルが多く全て動作するとは限りませんから対応しない場合は残念ですが規格寿命としてお諦め下さい。
3.5mm音声入出力端子は4極端子で一般的な4極ヘッドセットでカメラのマイクが捉えた音とカメラのスピーカーへ呼び掛けが可能になりました、一般の方はカメラからの呼び掛けを使う事はほぼありませんがトラック集積所や資材搬入口など24時間有人警備を行うゲートキーパー業務では必須機能で古い設備だと防犯カメラシステムとは別に音声回線を併設が必要で設備設計が煩雑となっているのですがK8-40S10S-KL-16ならLAN回線だけで済みますから設備を簡略化・低コスト化する事が可能となります。
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◆K8-40S10S-KL-16初期設定方法
パソコンで使用していたHDDをK8-40S10S-KL-16へ流用する場合はHDDを未割り当ての状態にしてから装着して下さい。
一般的な3.5インチHDDの消費電力は25W程度あり、付属ACアダプター12V2Aでは、必要動作電力を下回り起動できない又はHDDが認識できないできません(K8-40S10S-KL-16は本体起動を優先してHDD動作を停止する仕様になっています、設定が済んだ状態なら「HDD異常」でアラームLEDが点滅します)
正常に起動すると、初期動作でHDDは自動で認識・フォーマットされ最適なパーティションへ設定されます、容量は常時録画域に全振りしますNVRの役割を考えた上の設定なのでしょう、パーティションを手動で変更する事も可能なので静止画保存領域が必要な方は別途追加作業を行って下さい。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Purple 内蔵 HDD ハードディスク 2TB CMR 3.5インチ SATA キャッ...
K8-40S10S-KL-16に通電します。 HDMI/RGB共にモニターの最適解像度へ自動変更されます。(一部モニターは後ほど手動変更必要) 起動後ビュー画面が表示されます。 マウスの右ボタンをクリックして メニューを表示させて Main Menu をクリック。 ディフォルトの仮IDとパスワードが設定されています、OKでログイン。 System をクリック、General をクリックします。 General ダイアログ Language ドロップダウンリストをクリック 日本語 を選択 OK をクリック再起動を求められるますので OK をクリック 再起動したら日本語になります。 左ボタンをクリックしてメニューを選択 ログインダイアログ の OK をクリック 各設定をクリックして確認し正常にK8-40S10S-KL-16が動作するか確認して下さい。
基本的な設定や操作方法はiCSeeアプリやVMSソフトでカメラ設定を変更する必要が無いレベルの完成度となり、若干問題があったカメラビューパターンが増えてカスタマイズパターンも作成可能となり監視業務に必須な重点管理エリアの優先表示が可能になっています。
②ネットワークの確認(K8-40S10S-KL-16にLANケーブルとHDDを接続して起動します)
右クリックでメニューを表示 ネットワーク診断をクリックします。 自動でネットワーク診断が始まります。 正常なら緑文字で「接続正常」と表示されています、赤文字の場合はネットワークに異常があります。 表示内容に従いネットワーク接続を改善します。 WEBツールではデータの通信速度のテストが出来ます。 反応速度が遅すぎる場合は、ネット接続に障害がありますので対処します。 オンラインユーザーはK8-40S10S-KL-16にリアルタイムでログインしているユーザー一覧が表示されます。 DHCPでIP自動取得か☑チェックを外して固定IPにする事ができます。 設定が終わったら、右クリックでトップ画面に戻ります。
③カメラの追加
管理ツール のチャンネル管理 アイコンをクリックします。 デジタルチャンネル アイコンをクリック チャンネル ドロップダウンリストから 1 を選択して(画面左上の割り当て番号です) 追加 をクリックします。 リモートアクセスの構成が表示されます、検索 をクリックします。 プロトコル ドロップダウンメニューから NETIP(iCSeeアプリ対応カメラ) ONVIF(ONVIF対応カメラ) オールアクセス(両方)のいずれかを選択します。 先ほど選んだプロトコルでネットワーク内の全てのカメラが検索されます。 任意のカメラをクリックします。 自動でIPアドレス とポートが入力されますので カメラパスワード を入力します。 OK をクリックします。 デジタルチャンネルダイアログに戻り、先ほど追加したカメラに☑し、OK ボタンをクリックします。 トップ画面に戻ります。 カメラが認識されると、カメラのネットワークストレージ形式の最適化処理で映像フォーマットを変更するか確認ダイアログが表示されます。 変更した場合は、カメラの設定を切り替える事になるのでカメラが再起動します。 追加したチャンネル1にカメラ映像が表示されます、追加したチャンネル番号1~10で映像表示が順序が決定します。 追加したカメラにより設定項目が異なりますが、iCSeeアプリ・VMSソフトと同様にカメラの設定変更が可能となります。
トップ画面の右クリックのチャンネル設定では一気に複数カメラの追加が行えます(ただしカメラパスワードは個々に入力する必要があります)
以上で完了です、カメラ操作は選択した緑枠のカメラとなります。
中規模ビルやマンション一棟などの防犯用途などで防犯カメラシステムを運用中の方で、既存のNVRレコーダーが「購入したカメラにNVRが対応していない」「最新のWレンズカメラに対応していない」「カメラを録画だけでなく最新の検知機能を使いたい」「NVRレコーダーが寿命」という方にお勧めします、コンパクトで旧式機材との互換性も高いので機材更新のコストを低く抑える事ができると思います。