5-15V電源ライン 24時間1回 自動リセットアダプター

24時間1回 自動リセットアダプター 5~15V対応

9

価格

9.0/10

使い易さ

9.0/10

良い点

  • 頑丈 設置簡単

悪い点

  • 詳細設定無

 ネットワークカメラを運用していると必ず発生するのが「原因不明の不具合」です、夏場の雷雨、冬場の積雪など急な温度変化で発生したり、違法無線や同周波数帯ノイズなど電磁波によるもの、通信量低下やネットワーク環境の変化、録画処理の不具合によるシステム処理エラー、供給電源の微妙な変化によるハードウェア不具合など様々な要因で発生します、もちろんネットワークカメラにはWatch Dog(ウォッチドッグ)という正常性を監視する仕組みと時間指定の再起動機能が組み込まれており、根幹システムが動作した状態なら自動で修復し動作を続けるのですが、年に数回はWatch Dogで対処できない致命的不具合が発生して動作不良状態となってしまいます、と言っても壊れた訳では無く電源ON/OFFで再起動すればリセットされ何事も無かったように正常動作します。
 ただ室内カメラであれば簡単な電源ON/OFFも、手が届きずらい高所に設置した屋外カメラはブレーカーを落としたり梯子を上って作業したり非常に面倒です。
 当店で設置作業をさせて頂いたお客様でも初期は対策が思い至らず、不具合発生したらご対処頂くかお邪魔して対処していたのですが、数年前から….、

 この様な、リモコンリレーを12Vラインに組み込んでカメラが復帰不可能になった時はお客様が手元のリモコンで簡単にON/OFF出来る様にしたのですが、年に数回しか使いませんから「リモコンの紛失」「電池消耗」など「いざ使う!」って時に使えなくなっている事も多く、「もっと簡素でスマートな物は無いか?」と思っていた時に、この「24時間1回 自動リセットアダプター」を見つけました。

 元々はWifiルーターを定期再起動させるデバイスで、タイマーICで24時間周期でON-OFF-ONを1回動作させるだけの簡単な仕組みです簡素すぎて物理的な要因以外で壊れる事が想像できないほど簡単な構造です、リレーが無いのでコンパクトサイズでテスターで検出できないレベル(恐らく0.001~9A)の消費電力なので発熱はほぼありません、反面大電流に耐える設計ではないので分岐して多数の機器を繋げたり消費電力の多いモーターや発熱ヒーターには使えません、恐らく壊れます。
 プラグは外径5.5内径2.1~2.5mmのオスメスで、一般的な屋外ネットワークカメラの電源プラグと同じです5V USBカメラの場合は変換プラグなどを使えば使えると思います、ただし強制的な電源ON/OFFなのでmicro-SDカードで常時録画を行っているばあいはMicro-SDカードに悪影響を与えるかも知れません、Micro-SDを使用する方は安価な低容量Micro-SDを複数用意して「いつ壊れてOK」の状態にして下さい。

 簡素な仕組みで壊れにくい反面、精密な動作は望めず「リセット時間は電源投入した時間」「時間の修正機能が無いので徐々に時間がズレる」など大雑把な動作なので厳密なタイムスケジュールで運用されている監視システムにはつかえませんが、自己完結で24時間で1回必ず電源を入れ直すので遠隔地や過疎地のライブカメラや中継カメラ、観光地やゴルフ場などの広い敷地の監視カメラなどに最適かと思います。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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