AMA E68 防水オートバイ ドライブレコーダー

　AMA E68 は、台湾で人気の横61x高26x奥23mmの極少サイズ防水オートバイ用ドライブレコーダーです、キーONラインに接続し自動録画、キーOFFで録画停止となる簡易タイプのレコーダーで１２V直流バイクなら簡単に取付できます。
　私は既に前方にSOFER GOTouchアクションカメラをつけていますから、AMA E68は後方カメラとして使う為に購入しました。
　バイク用のドライブレコーダーも進化してモニター付き前後カメラタイプも多数販売されていますが、安価な物はカメラのみが防水で「モニター」「ボタン」「SDカードスロット」の全て又は一部が非防水で防水グローブボックスに収めるか非防水部分をDIYで防水加工しなければならず後方カメラは視野角が狭く６４０x４８０と解像度が低いなど華やかなキャッチコピーからは程遠い運用に難がある商品ばかりで、結局は実績があり取付アタッチメントが豊富で安いGoPro系のアクションカメラを選ぶ事になってしまいました。
　AMA E68 は、全部品が防水対応（電源接続部のみ防水加工必要）になっており小さくて軽くスクーターからネイキッドまでほんどの車種に取り付け可能です、見つけ辛い「ライト下」「エアインテーク」「リアキャリア下」などに設置すれば通勤・通学で不特定多数の人の手が触れる場所の駐輪も安心です。
　付属品は豊富で、１２V→５Vコンバーター、取付ステー、SDカード蓋、パッキン、両面テープ、ドライバー、ネジが付いています、熱が伝わらない場所なら両面テープで固定しても数年は剥がれる事は無いでしょう。
　取付ステーが秀逸で、どの様な角度でも取付できるように２部品に分かれておりカメラ取付部も角度調整でき上下左右様々な角度で固定可能です、だたネジ接合なので振動が強い場所だと年月で緩んでくると思いますので設置時はネジロック剤を塗布を推奨します。

　設置に関しての問題は、USBポートやWifiが無いレコーダーですから動画データはSDカード経由で取り込む必要がありSDカードスロットはカメラ下方の蓋の中に装着されており、SDカード取り外す為には最低限手が入る程度の作業空間があった方が良いでしょう、カメラ毎取り外す事もできますがモニターが無いレコーダーですから再度同じ視野位置に戻す面倒な作業が必要となります。

AMA E68で撮影したは動画はこんな感じ。

　エンコードはMJPEG、解像度１００万画素（1280×720）、３０フレーム、視野角は１００度程度でしょうかソコソコ広角ですが画質的にはSQ13等のミニカメラ程度の品質です、物理的にレンズ径が小さく集光性が悪いので撮影時の様な曇り空では若干映像が暗くなります、GoPro系アクションカメラに比べ明らかに劣りますから前方カメラとしてはお勧めしませんが後方カメラとしては十分な品質です、特に問題化している「煽り運転」では相手がこちらに接近してくるのでこの位の画質でも大丈夫でしょう、安価小型防水高性能のスマホが流通している現在でも「バイクにドライブレコーダーなんてありえない」思い込んでいる人も未だに多く「後方カメラなんて絶対にない」と大胆な行動に出る人も多いですから、もし訴え出る場合でも映像証拠があれば心強いと思います。

　機能は基本的な物のみで、容量一杯になると古い順から上書きされる「自動上書き機能」通電（キーON）により録画開始と遮断（キーOFF）により録画を終了す「通電録画機能」の２つのみです、Ｇセンサーがありませんからファイルロック機能やサスペンド機能はありません事故が発生した時も通電しているとファイルが上書きされますから、直ちにキーOFFにする必要があります。
　裏面に動作インジケータ―がありスタンバイは青、録画中は赤になります、キーON後はスタンバイ→数秒後録画開始、キーOFF後→数秒後録画停止→スタンバイ→シャットダウンとなります、内部にバッテリーが内蔵されているらしくイキナリ通電がOFFになっても短時間動作してファイルを保護し動画が消える事はありません。
　映像に現在時間を埋め込む事は出来ません、ファイルにタイムスタンプがあるので内部時計を持っている様なのですが時間をセットするも出来ません（出来たとしても起動毎に時間を合わせる事になりますが）実用上の問題はありませんが、路上事故の場合は時間特定ができないと証拠能力が落ちるので必ず前方にGoPro系統のアクションカメラを併用して運用してください。

　１２Vがあれば動作しますので、今のドライブレコーダーが前方のみ又は後方カメラの解像度が640×480で不満な場合、アクションカメラが固定できないボディ裏面からの撮影、オープンカーやバギーのドライブレコーダー、フォークリフトやユンボなど重機の作業記録カメラとしても使えると思います。