K1-PTZ01 低価格720P Wifi PTZネットワークカメラ
K1-PTZ01は、長期間安定動作が必要な防犯カメラとしても手軽に使うホームセキュリティカメラとしても両方のニーズで使える商品をお手頃価格で提供する為に選びに選んだPTZ式ネットワークカメラです。
運用ロケーションを8畳程度として最高のパフォーマンスを発揮できるカメラをコンセプトに、映像が丸く歪まないギリギリの3.6㎜広角レンズをチョイス95~100度程度の広い視野を確保します、小口径レンズなので集光性は高くありませんが拡散率の良いチップタイプ赤外線LEDを6個搭載しており暗視能力は十分です、常時録画又は動作感知録画を排他利用できスマホ通知も可能です、カメラモジュールは防犯カメラとして採用数が多いXMEye対応のXM510モジュールを採用スマホ・タブレット、パソコンなど多くのプラットフォームで運用ができます、ネットワークはWifi無線LAN式を選択、電源はスマホと同じ5V USBなのでスマホACアダプターの流用や兼用、ポータブルUSBバッテリーがあれば完全なケーブルレスも可能です。
初期設定はiCSeeを使って数分で完了直ぐにインターネットからライブ映像が再生できます、「初めてネットワークカメラが欲しい」「難しい事はいいから外で家の様子を見たい」「もう一台追加したい」「少しでも安い方が良いが性能はそこそこの物でないと困る」と言う方にお勧めします。
K1-PTZ01は販売を終了しました後継機種は、K2-PT072YTJ となります。
◆サポート情報
V5.00.R02.A3723652.100100へファームウェアのアップデートが可能です、ひっそりとONVIFに対応したり常時録画アラームの不具合修正などの機能追加と安定性向上の様です、カメラ設定の設定を変更する項目はありませんが動作検知後のアラームBEEP音(サイレン)が正常に動作するようになり音量MAXでサイレン音が鳴るので不要にチェックしている方はチェックを外して下さい。
◆セットアップ・アドバイス
K1-PTZ01の初期設定は、iCSeeアプリで行う事をお勧めします。
iCSeeアプリで初期設定を行う前に、ご使用の無線LANルーターの設定確認と再起動、K1-PTZ01を工場出荷状態へリセットするとトラブルなく完了します。
K1-PTZ01のリセットボタン(本体裏USB電源ジャックの横)を付属ピンで8秒ほど押し続けて離すと、英語で「factory…」の音声が聞こえリセットシーケンスに入ります(決して電源を抜かない様にお願いします)1分程度でリセットが完了します、初期設定を開始して下さい。
◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅ルーターのIDとパスワード、Wifi機能を管理している事
③スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
◆K1-PTZ01カメラレビュー
K1-PTZ01は、手軽な値段で購入出来てそれなりの性能を持つ初めての方に最適なPTZタイプのネットワークカメラです。
以前から数種のPTZ式カメラを吟味していたのですが「デザインで選べば性能が悪い」「性能で選べば高すぎる」「価格で選ぶと機能が少ないか動作が不安定」と中々良い物が無かったのですが、やっと納得できる物を見つけました、5V USB電源、Wifi対応、マイクとスピーカー内臓、常時録画対応など一般的なホームセキュリティカメラとして過不足のない機能を搭載しておりスマホアプリiCSeeの全機能を使用できます。
カメラモジュールはXMEye対応のXM510+H42 CMOSの組み合わせ、ややエンコード性能が劣りますがチップが小さく消費電力も低いので内部スペースが限られるPTZ式では定番の小型モジュールです、もちろんXMライセンス認証有りなのでiCSeeだけでなくXMEye CMSでスマホ、パソコン、またXM対応のプロ用機材など幅広いプラットフォームでご使用いただけます。
また、セキュリティ的にメーカーアプリを使いたくない又使えない場合やVPNで使用するので余計な通信は不要の場合は、P2P機能、通知機能を含むUID通知をOFFにする事も可能です、その際は従来カメラと同じくDDNSとポートフォワーディングをルーター側で指定してください。
◆K1-PTZ01内部構造
相対的にmicro-SDカードスロットが大きく見えてしまうほど小さいXM510 カメラモジュール、右下に見えるのがXM510チップdual-core 32bit DSPなので通信からエンコードまで全処理を処理するオールインワンチップ、製造は XMSILICON という会社で XMeyeやiCSeeを運営している Xiongmai Technology Co.,Ltd のグループ会社になります、自社製チップに自社製ファームを組み込んだ謹製商品なのでサードベンダーのファームより安定性が向上しています。
モジュールはこのように装着されています、どうやらモジュール本来の取付方向は逆の様で(初期設定で上下左右反転がON)下からSDカードが挿入できないのでひっくり返したんだと思います(ダイナミックな解決法!)後ろのモーターが干渉するので前部の余裕はありませんが後部はスピーカーだけなので電子工作が得意な方であればアンプを入れて爆音仕様にする事も可能でしょう。
ファームのバージョンアップで動作検知後にカメラ本体からBEEP音(音色的にはサイレン)鳴らす機能が追加されました、BEEP音必須と言う方は少ないとは思いますが動作検知領域を決める時に割と便利です。
赤外線LEDはチップタイプを採用CDSで制御する一般的な物で発熱は少ないのか放熱用のアルミ板は省かれています、ココの配線はいつも3本なのでもしかして黄色は制御線なのでしょうか、LED点灯をソフト制御できれば色々便利なんですがどうもソフトには弱くてイマイチ分かりません。
表面部品はCMOSとドライバーとマイクがっかりする程スッキリしています。
放熱への考慮が無い筐体なので消費電力を測定してみた所、通常0.3A程度でLED点灯で0.4A、LED点灯モーター動作で0.6A程度の消費電力です、変動はありますが意外と省電力ですPTZ式はもっと食う物だと思っていましたが進化している様です。
次に土台部ですが、Wifiチップを載せた小さな基盤が1枚とモーターとアンテナだけ、箱から出す時に異様に軽いと感じたんですが、これだけ部品が少ないのですから当然ですね、数年前のモデルは土台スペースと同サイズの電子基板があったのですがここまで部品が少ないんだから軽くなって当たり前です。
必要サイズギリギリに筐体をデザインしたら、今のサイズの半分くらいになるだろうと思います。
動作チェック時に気付いたのですが、K1-PTZ01はスタートアップ動作で首を振りません、「意味は分からないけど可動域とか静止位置とかを設定するのに首振りが必要なんだろう」と思っていたので首を振らないなら設定はどうしてるんだろう?と確認した所MAINTEXのステッピングモーターが使われていました。
ただし回転限界でも数秒動いて止まる様子から正確な位置制御をしている訳ではなくCDやBlu-rayディスクの取り出しトレーの様な突き当たら止まる光学機器としては乱暴な構造です、と言う事はスタートアップの首振りはデモンストレーション以外の意味はなく省略できる物だったんですね、停電などで再起動した時も同じ位置で再起動するので私はこちらの方が好みです。
PTZの回転域は、水平350垂直90°まで回転します後ろのアンテナが邪魔ですがほぼ死角は無く、視野の上下左右反転機能がありますので天井取付に問題はありません。
ペット監視を考えておられる方はPTZの回転速度を重視する方も多く質問を受けるのですが表現が難しいので動画にしてみました。
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回転速度は K1-PTZ01 > ZS-GX1 > AR-N10W-YT11 の順になります、K1-PTZ01 と ZS-GX1 の差は僅かでアプリの操作性も悪くありません、論外はAR-N10W-YT11で遅いうえにアプリの操作性が悪くストレスが溜まります。
ローコストPTZカメラの場合、ハイクラスの様な位置記憶機能やパトロール機能は省かれていますから、PTZを重視される方は早い物を選んだ方が良いでしょう。
K1-PTZ01の映像ですが、K1-PTZ01 ZS-GX1 AR-N10W-YT11 の順でキャプチャしました。
ZS-GX1 AR-N10W-YT11 が盛大にブロックノイズが発生しているのに比べるとノイズは少なく鮮明に見えます、ただし動体撮影時ではビットレートが低くブロックノイズが発生します(HDDレコーダーでバスケットボールの試合を最低録画モードで録画した時の感じです)動体が止まると数秒でノイズが消えて鮮明な映像に戻ります。
CMSのエンコード設定で画質を向上させる事は可能なのですが、全体のデータ量が増えてしまうのでスマホで再生ではカクカク再生になる時があります、この点はXM510モジュールの能力限界で価格也な所でしょうか、少ないデータ量でも画質を低下させない様に設計されドライブレコーダーにも使われているHi3518モジュールより劣るのは仕方ありません。
従ってK1-PTZ01は動体が常に映り込む水槽や生産行程監視などの常に動く物の監視よりも、防犯カメラ的な静体をメインにご検討下さい。
動体監視には3036PW-IS2S1 の様なエンコードに優れたタイプをお勧めします。
取付用に小さな専用取付台と木ネジが付属しています、これはカメラ裏にある筋切りにカチッと嵌る様になっており構造を知らないと以外に外すのに苦労します、不特定の人が集まる場所で手が届く範囲に設置する場合の持ち去り防止に有効です。 ただネジ止め前提なので母材に穴を開けたくない方は両面テープなどを使ってください、1/4インチネジのカメラのブラケット使いたい方は裏ブタ(ゴム足を外すとネジがあります)を外してメスナットで挟むか専用取付台にネジ切するなど加工して下さい。
一切の穴を開けたくない時や、設置場所を固定しない時は鴨居フックや部屋干しの用便利グッズを工夫して設置してください、本体が軽いので100均で売っている物で十分です。
◆K1-PTZ01ベスト使用環境
K1-PTZ01のCMS設定画面をキャプチャしました。説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
◆詳細スペック
センサー |
F22 CMOS (1280 x 720) |
ビデオ圧縮 |
h.264 |
レンズ |
3.6㎜ |
ネットワーク |
wifi |
SDカード |
有り |
ONVIF |
対応 |
電源 |
入力DC5v/1.5A |
本体サイズ |
170mm X 70mm X 75mm |
はじめまして。この機種の色違い?を購入してICSEEより設定完了しました。現在ほかのカメラもありAndroidアプリのipcamviewerにて一括管理したいと思い設定しようとしましたが、うまく設定できず困惑してます。この機種はそのアプリでは設定できないのでしょうか?
この機種はAndroidアプリのipcamviewerにて設定できないのでしょうか?ほかのカメラもあり一括管理できたらいいなと思い連絡させてもらいました。よろしくお願いします。
私は、IP Cam Viewerを使用しておらず詳細が分かりませんので、私が使っている同系統のアプリ「TinyCam PRO」での方法となります。
まず、K1-PTZ01のファームウェアをアップデートしてください、ONVIFが使用できる様になります。
ルータのDDNS機能を使用するか、カメラのDDNS機能を有効化してください。
CMSのネットワーク画面でONVIFのポート番号8899(ディフォルト)とサービス設定→RTSPのポート554(ディフォルト) 各ポートの番号を確認します。
お使いのルーターのポートフォワーディング設定で、各ポートを解放します、プロトコルはTCP。(ルーターが内部ポートと外部ポートで指定できない場合はCMSでカメラの各ポート番号を変更してください。)
TinyCam PROを起動して、Manage cameras でカメラを追加します。
Camera brand:(ONVIF)
Camera model:Profile S
Hostname/IP address:ご使用中のDDNSを入力
ONVIF port number:ルーターで設定したONVIFのポート番号
Protocl:RTSP over TCP(MPEG/H264/H265)
RTSP port number:ルーターで設定したRTSPのポート番号
Username:カメラのID
Password:カメラのパスワード
以上でTinyCam PROでカメラにアクセスできる様になります、PTZも動きます。
検索した限りだとIP Cam ViewerもONVIFに対応しているので大丈夫では無いでしょうか。
こんにちは今使っていますワイヤレスIPカメラは良く写っているのですが使い方が良くわかりません時間も1時間遅くずれています時間の設定はどこでしたらよいのでしょうか?
又もう一台同じものを欲しいとおもっています。他の同じような360eyesアプリを使う機種でも2代目追加できますか?
K1-PTZ01等のXM社ファームカメラなら、この記事を参照してカメラのタイムゾーンを変更してください。
初期設定時にタイムゾーンが変更されなかったという事は、iPhone ユーザーでしょうか?Windowsパソコンを調達できない場合は、APPLパソコン用のVMSでもタイムゾーンを変更できます。
iCSeeアプリはXM社のファームを搭載しているカメラのみ追加できます、360eyesや他のアプリを使用するカメラは追加できません。
1台目、2台目は電源コードだけでも動体反応して録画できるのですか?
SDスロット付き録画可能カメラなら可能です。
外出先で見るならWifi内臓ネットワークカメラとインターネット接続契約とWifi内臓ルーターが必要です。
ただしSoftBank Air 等の外部アクセス不可能なインターネット接続回線もありますので、ご使用のインターネット接続回線をご確認下さい。
Pan-Tiltが調整できるカメラでPresetしておいた数方向を自動的に順次移動してくれるような機能を探しています。実現できるカメラやソフトをご存じないでしょうか。伺う場所違いだったらすみません。
プリセット位置ポイントを設定時間毎に順次移動する ”巡回機能” の事と推察しますが、この機能はハードウェア負荷が大きく常時運用するなら構造的に堅牢なハイクラスカメラでないと実用になりません。
Hikivision DS-2DE2A204IW-DE3 や Canon AXIS M5054/M5065などありますが、常時PTZ回転させる場合は動体検知機能がほぼ使えず侵入監視には使えなくなってしまうので、ワイヤレスI/O用センサーオプションを「視点移動スイッチ」「侵入検知スイッチ」キーとして使用する事が出来る「Canon AXIS M5054/M5065」が最も適していると思います。
丁寧に説明していただきありがとうございます。
部屋の中に注目点が3点ほどあって、スマホアプリでSwipeするのが面倒なのでプリセットしておいて自動で巡回できれば便利と思いました。侵入監視は不要ですが、丈夫なものでないとすぐ壊れてしまうということですね。検討します。