KC1M H3D 室内 格安軽量ネットワークカメラ
KC1M H3Dは、オープンドーム筐体にXMeye系モジュールを初めての方でも気軽にお買い上げ頂けるよう価格を抑えたローコスト屋内ネットワークカメラです。ONVIF対応、動作検知、メール送信通知、FTP転送の基本機能と夜間赤外線LED、広角3.7ミリレンズ(視野角76°)解像度720P(1280×720)で、手でくるくるレンズ部を回転させて好きな方向に視野を移動でき狭い場所の運用に向いたオープンドームタイプのネットワークカメラです。
「とりあえずカメラが欲しい」「古いCCTVカメラからネットワークカメラにしたいがまず1台買って試したい」「時々カメラの方向を変えられるカメラが欲しい」「可愛いカメラが欲しい」などにお答えする、お財布にやさしいネットワークカメラ「KC1M H3D」をご紹介します。
◆ご使用の必須条件(ACアダプタを別途ご用意ください。適応はこの記事参照)
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅ルーターのIDとパスワードを知っている事(UPNPが働かない時ポート開放が必要になるので)
③カメラを設置する場所まで電源かLANケーブルが伸びている事(電源のみの場合は無線LANコンバータを使って無線LAN化する)
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
◆KC1M H3Dネットワークカメラレビュー
動画はCMSのローカル録画機能で撮影した物を最小限の加工でyoutubeにアップロードした物です。
オープンドーム型防犯カメラはエレベーターやエントランスなど人に近い場所で活躍するカメラで少ない設置スペースに取り付けるタイプのカメラです、レンズは3.7㎜なので75~80程度の視野角になります。
防犯カメラとしてほぼ問題ないクリアな映像です、720Pなので拡大すると粗が目立ってしまいますが屋内の天井取付用途はほぼ定点観測となりますから拡大する事は少ないので必要十分な解像度です。
同じXM510チップのハズですがK1-PTZ01に比べるとブロックノイズの発生が少なく高画質になっています、有線LANなのでビットレートの初期設定値が高めに設定されているのは確かなのですがHi3518レベルにブロックノイズが少なくフレームレートも25fpsまで設定できますXM510でも何種類かあるんでしょう。
KC1M H3Dは直径10x9㎝のスペースがあれば設置でき250g の軽いABSボディは、天井の梁だけでなく貧弱な天板材へ設置しても変形したり破損する事がありません。
オープンドームなので手で上下左右にレンズの向きを回転させる事ができます「通常はドア、クリスマスはツリー、正月は門松」と必要な方向にカチカチと回転できるのでPTZ回転までは必要ないが時々方向を変える必要があるロビーやエントランス、催し会場などに最適です。
ボデイは、球形のカメラ部、カメラ部のカバー、土台部のの3部品、全体的に丸くかわいい感じです、土台部とカメラ部はコツを掴めば設置後でも簡単に取り外し出来てメンテンナス性が高く良い出来です、ABSのしなりを使って組み上げてあり簡単に動くのに振動で勝手に回る事はありません(鋳造性ボデイは止めネジなので振動で緩んでカメラが勝手に回ったり、設置後に方向を変えたくてもネジが固くて回せなくなったり大変でした)
本体の固定方法は土台部をネジ3本で固定します取付は簡単ですが各ネジに段差が付くとボディがゆがみ各部の可動が激堅になったりしますから気を付けて下さい、賃貸なのでネジ穴を空けたくない場合は自動車用の強力両面テープでも固定できますその際は落下防止用ワイヤーケーブルを取り付けて下さい。
底部にはケーブル通しの凹みがあり天井や壁に這わせる事もできます、手が届きそうな所に裸でケーブルが出ていると反射的に引っ張る人がいるので予防的側面から壁に馴染むケーブルカバーなどでケーブルが目立たない工夫が必要です。
見た目は隙間が少ないですがカメラ部裏にスリットがあり防水機能はありません、なので以下の環境にお勧めします。
◆KC1M H3D内部構造
カメラモジュールは38mm x 38mm統一サイズ XM510 H62 CMOS のXM認証モジュールです、XM社のアプリ・ソフト全てに対応しています。
基本的な構成はBES-6006の720PバージョンになりONVIF対応にも対応しています、XM純正ソフト・アプリだけでなく、汎用ONVIFソフト・アプリ、NVR機材に対応していますから防犯カメラシステムへの追加機材としても問題なく導入する事が可能です、ドーム式は人間との距離が近い為に破損や盗難に合う事が多い為か、このKC1M H3Dは複数台をお求めになるお客様が多いカメラです。
分解前は赤外線LEDが3個でドーム型としては少ないなと思っていましたが、分解してみると基盤に チョーク コイル がありますので、PowerLEDを使ったドライバーが一体になった始めて見るモジュールでした。
通常PowerLEDを使うカメラは、LEDドライバーとPowerLEDはが別パーツで互いに熱を貰わない様にしているのですが、一体型だと裏のアルミ板で放熱出来る程度にセーブしてドライブさせる必要があり価格の割に効率が悪くあまり採用しているカメラはありません、唯一のメリットは省電力な所でしょうか。
カメラ部と土台のは▽マーキングをカメラ部の凹みを合わせて引き抜くとポカリと取れます、それ以外で引っこ抜くとポッキリ折れるなかなか上手な作りです。
カメラ部は3本のネジを分解すればポカリと分解できます、さらに3本の極少ネジを分解すればモジュールを分離できます。
レンズ部の小さい透明部分はガラスで黒い部分はアクリルです、省コスト化しています。
取付ネジと天井や壁とカメラ底部の間に挟むパッキンスポンジは付属していません、パッキンは絶対に必要な物ではありませんがチリやホコリの侵入を防ぐ事ができるのでホームセンターで購入して下さい。
次はカメラのソフトウェアーについて、ベーシックな内容ですが基本的な機能は揃っており防犯カメラをして安心して使用できる内容になっています。
設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
◆KC1M H3D詳細スペック
センサー | H42 CMOS 1.0mp (720P 1240 x 720) |
ビデオ圧縮 |
h.264 |
レンズ |
3.6㎜(76°) |
ネットワーク | RJ45ジャック 10/100イーサネットポート |
SDカード | なし |
ONVIF | サポート |
電源 | 入力DC12v/2a、消費電力: 3-6W |
本体サイズ | 直径10x高9cm |