IPC-WF01-360 360度極魚眼ネットワークカメラ

IPC-WF01-360は、屋外用防水バレット（筒型）筐体とXMEyeモジュールに360度魚眼レンズを組み込んだ、簡易型屋外３６０度ネットワークカメラです、K１‐360VRの様なVR表示（魚眼画像を平面化して表示、正確にはデワーピング）を省略し防水バレット筐体に収め４１個の赤外線LEDを搭載して屋外夜間特化させています、どこからでも侵入できるオープンな敷地、ガソリンスタンドやコイン駐車場・駐輪場、精米スタンド、神社仏閣、など広い敷地を見逃す事無く定点観測したい業務に最適な960P 360度ネットワークカメラです。

◆ご使用の必須条件（ACアダプタを別途ご用意ください。適応はこの記事参照）
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅ルーターのIDとパスワードを管理している事(UPNPが働かない時ポート開放が必要)
③スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee　google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法→CMS　同梱CD又pan.sohu.netよりダウンロード

◆IPC-WF01-360ネットワークカメラレビュー

　IPC-WF01-360は前回紹介した K1-360VR とほぼ同じ構成で、Hi3518 V200 チップに SmartSens のSC1035 CMOS (カラー 0.01Lux／赤外線白黒 0.001Lux) と低照度性能重視のCMOSに４１個の赤外線LEDを搭載しており、夜間撮影能力を向上させています。
　 K1-360VR などのパノラマ再生を必要としない、従来のONVIF防犯カメラシステムへの追加導入を想定したカメラになります、カメラの真横真下まで撮影でき（歪みますが）圧倒的に視野が広いので侵入経路が想定できない広い敷地の防犯や、PTZ式カメラの死角を補足する補助カメラとしての運用が最適ですが、意外と赤外線LEDの拡散が良いので埃の多い倉庫や油まみれの厨房などでも活躍できると思います。

　960PなのでK1‐360VRと同じ「円周魚眼」画質はBES-6006と同じくらい、視野が広い分解像度が落ちるので２倍以上にズームして観察したい（車のナンバープレートとか従業員の勤務態度など）場合はお勧めしませんが、広い視野を生かして広い敷地でポツンと存在する監視対象をずっと監視する定点監視にお勧めします。
　私的には、IPC-WF01-360を下向き設置して旧式PTZ式カメラの代替え品や造営材の強度が低くて重く大きい屋外PTZ式カメラを設置できない時などに、PTZ式の代用品として使えるカメラだと思っています。

◆IPC-WF01-360内部構造

　基本構成や使用用途は、BES-6006と同じ、重量も240gと軽量で強度が期待できないトタンや薄板の天井や壁にも設置できます（風の揺れで動作検知画像が山盛りできますが）ABSボディはボディ本体にネジ切りしてゴムパッキンを挟み防水する構造です、 BES-6006の様な本体の組み上げにネジ使う方式に比べると部品数が少なく組み上げ難度も低い良く考えられた筐体です、なるほどこの筐体が使い回されている訳です。
　ただしボディに刻んだネジピッチが小さい割に山が低くナメ易いのと所々スリットがあり防水的には「？」な感じがします、軒下程度なら十分でしょうが直接雨に晒される厳しい環境なら結合部に薄いパッキンを挟むか防水テープを巻くか最低でもシリコングリスを薄く塗布した方が良さそうです。
　コネクタは防水タイプ、なぜか屋外用なのに四角い一体型コネクタを使うベンダーが多い中、ちゃんと防水タイプを使っているのは評価できます、LEDはアクセスランプだけになりますが実用上問題はありません。
　絶対に必要な物ではありませんが、設置の際に天井又は壁のスキマを埋めるスポンジパッキンが付属していません、安い物なので必要な厚さの物をホームセンターなどでご用意下さい。

◆ご購入検討やご購入済みの方はお読み下さい。

①１２V２A程度のACアダプターを別途ご用意ください。（詳しくは別記事参照）
②直輸入品の為、外箱に潰れなどがあります。（商品は全チェックしておりカメラ本体および付属品の破損が無い事を確認しております）
　以上をご了承いただけない場合は、ご購入なさらない様お願い致します。

◆IPC-WF01-360ベスト使用環境

　次はカメラのソフトウェアーについて。設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。

◆IPC-WF01-360詳細スペック