Imou Ranger 2c ネットワークカメラ(Alexa/Google Home対応)

 Imou Ranger 2c は、世界2位の防犯カメラ製造・販売会社浙江大華技術股份有限公司(Dahua Technology Co., Ltd.)の家庭向けネットワーク機器ブランド「Imou(アイモウ)」のネットワークカメラです。
 現在のネットワークカメラの製造・販売ビジネスは、スマホ・タブレットアプリの制作とアップデートとアプリがデータ通信する専用対応サーバーの構築・メンテナンス・アップデートが必須でアフターサービスコストが増大しておりカメラ単体の販売利益のみでは「売れば売る程損になる」状態となっており多くのネットワークカメラメーカーはその解消策にサブスクリプションの導入を行っています、サブスクリプション契約者が全販売カメラの数%としても本来無償のアフターサービスだった物から永続的な利益が発生しますらメーカーとしては旨味が大きいでしょう。
 ただ、録画データ保存のクラウド保存までなら利便・運用性が高くなり納得できるのですが、本来購入したユーザーの物であるハズの「カメラの機能」までサブスクリプションに含まれてしまうと「未契約では使い物にならないカメラ」になる訳で「Imou(アイモウ)」のネットワークカメラも残念ながらサブスクリプションでないとヒューマン検知などのAI検知機能が使えません、典型的なジレットモデルです正直お勧めしません
 防犯カメラとして機能・安定性・運用性を重視するならiCSeeアプリ対応カメラを、AlexaやGoogle Homeなどスマートホームの構築をお考えなら各種センサー機器が多くサブスクリプションなしで運用できるSmart Life / Tuya Smartアプリ対応ネットワークカメラを購入される事をお勧めします。

 Amazon Alexa や Google Homeのスマートホーム機器に対応しています。

Imou Ranger 2Cネットワークカメラの外観。
 プラスティック筐体で、裏面にUSBとスピーカー、前面はインジケーターLED、マイクが配置されています。

Imou Ranger 2Cネットワークカメラレビュー。
 ライブ映像画面は画面中のアイコンで 全画面になります。

 設定画面の各機能設定項目になります、ネットワークカメラとして一般的な項目です。

 検知設定などは他社カメラと同じレベルで設定可能です。

 Imou Ranger 2Cのスペック表ではONVIFの記述があるのですが、アプリ上には存在しませんサブスクリプション契約を行えば操作できるのかもしれません。

 サブスクリプション未契約の場合は以下の様なダイアログがしつこく表示されます。

 Dahua社のネットワークカメラで期待したのですがサブスクリプション未契約の状態では動体検知のみしか使用できない数年前のカメラと変わりません、サブスクリプション契約を行っても他社カメラと機能が同等になるだけでシーン連動できるセンサーやスマートホーム機器も日本では販売されていませんからホームセキュリティ・スマートホームを構築する事もできず賭けたコストに見合うカメラでもないでしょう。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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