NVR1008F ネットワークカメラ 一括管理・レコーダー ONVIF/iCSeeアプリ対応

以前に小型NVR(Network Video Recorder)Super Mini NVRの記事をご紹介しましたが、その時点ではまだ機種選定の最中で数種のNVRをランニングテスト行っていました。
 ネットワークカメラシステムの根幹となるNVRが不安定であったり壊れやすい物ではいけませんから慎重に吟味していた為に長い時間必要でしたが、やっと販売しても良いと思える NVR1008Fネットワークビデオレコーダーを入荷いたしました。
 NVR1008F NVRは、3.5インチHDDが内臓できiCSee対応のXM謹製やXMライセンス認証カメラやネットワークカメラ標準規格ONVIF2.0対応カメラを最大8台まで(解像度により増加)のネットワークカメラを一括録画・管理できる汎用ネットワークビデオレコーダーです。
 AnySeeやXMEye対応XMカメラならNVR1008Fからログインしカメラの詳細設定の変更も可能ですし、汎用ONVIFカメラも追加(詳細設定はできませんが)する事ができます、NVR1008F 内臓の常時録画・動作検知エリア指定(ONVIFカメラは全領域感度のみ)・E-mail送信を使用する事でカメラ自体の機能を最低限しか使用しない使い方も可能です、屋外/屋内、PTZ、バレット、SDカード搭載/非搭載、ONVIF対応/非対応などカメラによる微妙な機能の違いを意識する必要が無いので導入機材の選定に悩む必要がなく高額な高機能モデルを購入する必要がない為に設備のトータルコストを低く抑える事ができます、また運用中に生じたトラブルへの対処、故障や破損による復旧・交換作業が軽減化されますから、ネットワークカメラを3台以上お持ちに方にぜひ検討頂きたい機材です。
 NVR1008F NVR自体もXMライセンス認証がありXMEyeアプリで閲覧ができ、本来ならインターネット回線で遠方閲覧できないONVIFカメラもNVR1008Fの子カメラとなりXMEyeアプリ、CMS/VMSソフトなどXM社提供無料アプリ・ソフトで遠方閲覧する事が可能になります。
 「カメラが増えて管理が面倒くさい」「とにかく安くカメラシステムを作りたい」「パソコンソフトのCMS/VMSやスマホでの運用に限界を感じている」「旧式化・陳腐化したネットワークカメラを生かしたい」など本格的な防犯カメラシステムを作りたいとお考えの方にお勧めのNVR(Network Video Recorder)です。

◆ご使用の最低条件
①LAN配線と電源がある事。
②HDMI又RGBのモニターがある事
③カメラがONVIF対応か、 XM(XMEye)の製品である事(全て対応している訳ではない)
◆スマホでの使用→iCSee XMEye google play と Appleストアで配布

◆初期設定アドバイス HDD装着
 NVR1008Fへ3.5インチHDDを装着する際に、未フォーマットの新品を使用する場合は良いのですが、パソコンで使用していた物を流用する場合はHDDを未割り当ての状態にしてから装着して下さい。
 起動時に認識・フォーマットされ最適なパーティションへ自動設定され手間が省けます、容量は常時録画域に全振りしますがNVRの役割を考えた上の設定なのでしょう、パーティションを手動で変更する事も可能なので静止画保存領域が必要な方は別途追加作業を行って下さい。

◆NVR1008F NVRレビュー
 
NVRは複数のネットワークカメラを一括して管理・録画するレコーダーNetwork Video Recorderの略で、初期の機種はカメラのストリームデータを記録するだけのアナログカメラがちょっと進化した程度の単機能機だったのですが、今ではカメラへのログインと設定変更、PTZ操作、WEB配信機能、録画映像閲覧・管理などパソコンソフト(CMS)とほぼ同じ事ができるまで多機能化しています。
 NVR1008Fの基本操作は付属USBマウスで行う事になります(USキーボードも使えます)、UIインターフェイスに独特感がありますが、カメラに関する機能なのでそれ程多い設定項目はなくCMSVMSなどのパソコンソフトを使っている方なら数分操作している間に理解できるしょう。
 HDMI端子は1920x1080の液晶モニターまでは確認しました、RGB端子の対応が不明ですが800x600は最低でも対応しているでしょう、中古HDMI付21インチ液晶モニタが4千円程度で変えるご時世ですし無理に旧機材を使う必要もないでしょう。
 USB端子は2口あり1つはマウスで一つは空きになります、お勧めしませんがどうしても無線化したい方は無線LANコンバーターの電源用にして無線化する事も可能です。(通信リソースをバカ食いするNVRを無線化した場合は転送速度と処理速度がガタ落ちになり、通常のWEB閲覧やダウンロード速度が犠牲になります)
  NVRはCCTVアナログカメラと違い追加できるカメラ数は物理数で決まっておらず、カメラの解像度より決まります、カメラが全て1080 P・720Pなら8台まで、960Pなら12台まで追加できます、何故720Pでも8台になるのか理解できませんが領域か何かなのでしょう。

◆NVR1008F NVR内部構造
 昔のアナログ防犯カメラ用DVR(Disk Video Recorder)はカメラ台数分のRFジャックが付いていましたので裏面がゴテゴテしていて大きくBRレコーダー程度の大きさでしたが、NVR1008Fは、210 x 200x 40mmと地デジチューナー程度のサイズで裏面はUSBx2 HDMI RJ45 RGB端子のみで非常にスッキリしています、このサイズなら無線LANルーターの近くやTVラックに収めるのも難しくはないでしょう。
 メインモジュールは140x80mmと小さく内部空間がスカスカなのですが365日24時間3.5インチHDDが動作している事を考えると十分とは言えず、サイドと底面にスリットが配置され排熱に気を配った設計がされています、上面にもスリットを配置した方が良さそうな気がしますが、最近のHDDは低消費で発熱も低いそうですし地デジレコーダーも似たデザインなので心配し過ぎでしょうか。
 ただし、発熱が大きい旧式HDDを使う方はHDDクーラーやUSBノートクーラーを使って強制排熱させる必要があるかもしれません。
 内臓できる3.5インチHDDはSATAでパソコン用のHDDと同じ規格です、 最大数までカメラを増設する予定があるならある程度転送速度が早い物を選択した方が良いでしょう。
 メインモジュールはシンプルで、ヒートシンクの下にHisilicon  Hi3520D が鎮座しています、このプロセッサは映像処理に特化しておりネットワークカメラに積まれているHi3518の4倍ほどの大きさがあります、SATA端子は2つあり両方機能します、電源と場所を解決しすれば2台搭載する事も出来るそうです。
 独立した音声入力出力端子がありませんがHDMIで接続すると音声は出力されます、ただし入力ジャックがなくマイクを接続出来ないのでカメラに話しかける事ができません、ゲートキーパー業務ではこの点が問題になるかもしれません。
 USBは2口ありUSBやキーボード、USBメモリーなどが使用できます。

 「90年代に設置したCCTV有線防犯カメラ機材が怪しくなってきたので一新したいが予算がない」とか「個別に買い足したカメラの管理が面倒で仕方がない」と言う方にそろそろ検討して頂きたい商品です。
 

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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4件のフィードバック

  1. Katsu より:

    はじめまして、ONVIF対応のカメラ1台に対して、複数台のNVRで録画する事は可能でしょうか。
    それと色々なメーカーのスマホアプリが有りますが、どのメーカーがお勧めでしょうか?
    非常に多くてよくわからないところです。
    お手数ですが宜しくお願いいたします。

    • oosaka-bouhan より:

       複数ユーザー登録が可能でONVIFポートの同時アクセスができるカメラなら原理的には可能ですが、カメラが不安定になる上に映像品質が低下しますから通常は行いません、遠方からのアクセスはVPNで専用回線を構築した方が現実的かと思います。
       スマホアプリは色々ありますが、専用スマホアプリでのアクセスはカメラと製造メーカーのP2Pサーバーと通信しておりP2Pサーバーの処理能力に天地の差がありますカメラの販売数が増えればP2Pサーバーの構築に投資が必要でその投資額は価格に上乗せされています、後悔の無い物をお選びください。

  2. Katsu より:

    早々のご回答ありがとうございます。
    現在はCVBSで分配器で複数のTVと複数のレコーダーに接続しています。
    それで高画質化を検討してまして、
    TVでの複数個所でのモニターとHDD障害時のバックアップとして
    複数台で記録したかったのですが、
    IPとなると簡単にはできないのですね。

    • oosaka-bouhan より:

       録画データの保存を第一にお考えなら、スタンドアロンで動くNVRではなくQNAP TS-251A の様な高性能NASをお勧めします、Surveillance Station VMSを導入して4K解像度までのONVIFカメラを2台(追加ライセンスで32台まで)接続できます、HDMI付きなので他にPCモニターを用意すればミニマムなカメラシステムが構築できます。
       ベースがNASなので、ミラーリングRAIDが可能で障害が発生しても片方のHDDを交換する事でリカバリーできますから複数のレコーダーで多重録画する必要はありません。
       更に保存確立を上げたいなら、別のNASへ自動バックアップしても良いですし、BOXなどのクラウドストレージを利用すれば従業員や侵入者の物理的破損を受けても映像データが欠損する事がありません。
       映像確認はパソコンのブラウザかスマホアプリでNASにアクセスします、ソフト的なアクセス数制限はなくNASの処理速度に依存しますから沢山アクセスしたい場合は上位機種のNASを選びます。

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