iCSee対応NVRレコーダーで追加したカメラがパスワードエラーになる場合

 iCSeeアプリ対応カメラは2023年頃から、初期設定時にカメラパスワードが必須となり、以前の様に ID:admin パスワード:なし での運用は不可能になり、カメラが自動作成したパスワードが設定される様になりました。
 パスワードなしで運用し勝手に全世界に公開している状態になってしまうセキュリティリスクが問題となっておりそれらに対応した対策ではあるのですが、カメラのロットやファームウェアのバージョンで自動作成パスワードの仕組みに違いがありかつiCSeeアプリ対応カメラとiCSeeアプリでの初期設定では自動作成IDとパスワードが自動で入力される為に「ユーザーがこの処理に気付かない」事が問題で特にNVRレコーダーにカメラを追加しようとした時にカメラ固有IDとパワードが分からない事になり、(面倒な事にID:admin  パスワード:なしでもNVRで一時的に通ってしまうが数時間後にエラーになる)非常に意味不明で面倒な事になっています。
 自動作成パスワードの処理プログラムはロット・ファームウェアなどで若干の違いがあります。
  強制的にパスワードを作成しないと初期設定が終わらないバージョン
  パスワード作成+3つの質問バージョンを作成しないと初期設定が終わらないバージョン
  パスワードを自動で作成するバージョン
  パスワードが自動で作成されるが定期的にID パワードが更新されるバージョン
  ID:admin パスワード無しでもOKなバージョン
 と種類が複数あり個々のカメラがどれを採用しているのか把握できず実際に操作してみるまで分かりません、恐らくプログラム担当者のライブラリ、フォームウェアのライトプラグラムのバージョン違いだと思うのですが担当者同士で統一出来なかったんでしょうか。

iCSアプリ対応アプリ・ソフト一覧ダウンロードページ:クリック
※インストール、カメラ初期設定・追加を完了させて下さい

①VMSソフトでカメラのユーザーを追加します。
 デバイス管理 で IPV4検索 カメラを追加します。 デバイスの追加ダイアログに 追加した カメラのユーザー名と パワードが表示されます。
 ログインをクリックして カメラ一覧に追加します。
 追加したカメラをデバイス設定で開きます。 ユーザー管理をクリックします。 ユーザー追加をクリックします。 ユーザー名に 任意の英数字 を入力
 ユーザーパスワードに 任意のパスワード を入力
 備考に は任意です。
 グループタブ admin と userで表示される制限項目に違いがあります。
 下部に表示された ☑ 制限項目 をチェックします。(管理用なので □全て をチェックします) 選択したら 確定 ボタンをクリックします。
 ホームからデバイス管理 アイコンをクリックします。 カメラのIDとパワードが変更または追加されたので、デバイス管理で変更したカメラのIDとパワードを変更します。
 同じようにiCSeeアプリなどスマホ・タブレットアプリでも変更して下さい。
 以上で完了です。
 NVRレコーダーでも最新型では iCSeeアプリやVMSソフトと同様に、カメラ新規追加時にIDとパワードが表示されるモデルもあるのですが全てではありません、XM純正品NVRレコーダーには多いのですが、ベンダー販売品はマチマチです。


 ONVIFで使用されている方へ

 iCSeeアプリ対応カメラは特殊用途カメラ以外は標準でネットワークカメラ共通規格 ONVIFに対応しており運用されている方も多いと思いますが。
 □ Onvifパスワード検証 を必ずチェックして下さい、もしチェックを外してONVIFを解放してしまうと全世界に公開する事になります。 ただ、他社のONVIF対応NVRレコーダーやNAS HDDの一部にIDがパワードが固定だったり、文字数が限定されている物がありますので、その際は上記のユーザー追加で適合するID パワードのユーザーを追加して下さい。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)