LaView LV-PWF1を屋外カメラへDIY(Smart Life /Alexa /Google Home /ONVIF対応)

 LaView LV-PWF1ネットワークカメラは、LaView Eagle-Eye Technology Inc.から「LaView」ブランドで発売している、Amazon Alexa や Google Home、ONVIF対応のネットワークカメラです。
 最近は、Amazon Alexa や Google Homeなどスマートスピーカーデバイスに関するご質問・ご要望をお聞きする事が徐々に増えてきており、ご要望を要約すると「Alexa /Google Homeの特徴を享受しつつスマホ・タブレットアプリ・パソコンソフトで使えて現行の防犯カメラと性能が劣らないカメラ」となります、 Google HomeはiCSeeアプリ対応カメラが対応しているので新しくスマートスピーカーデバイスを購入する方にはGoogle Nest Hubをお勧めしているのですが、現行スマートスピーカーデバイスでシェアが高いAlexa Echo ShowはiCSeeアプリ対応カメラが日本で対応していないので困り果てています。
 Amazon Alexa対応のネットワークカメラも増えてきましたが「映像表示までの待機時間が長い」「接続が不安定」「映像の時間ズレが10秒以上」「そもそも接続しない」などスペック上は対応していても実用に問題がある物も多く防犯機能も劣るかサブスクリプション前提でカットオフされていて防犯カメラとして使うにも役不足なカメラが殆どです、現状ではSmart Life / Tuya Smartアプリ対応のLaView LV-PWF1が「価格・性能でベストかな」と思っています。
 ただLaView LV-PWF1は屋内カメラで屋外で使う事が出来ないので、防水筐体に組み込んで屋外・防水ネットワークカメラにDIYしてみました。

 LaView LV-PWF1ネットワークカメラは、Amazon Alexa や Google assistantのスマートホーム機器への対応の他に、ネットワークカメラ共通規格のONVIFにも対応しているので一般的なNVRレコーダーにも対応します。
 2.4GHzのWifi接続のみで本格的な防犯カメラシステムとしては信用度が低いので、Amazon Alexa /  Google Homeなどのスマートデバイス専用カメラにする事をお勧めします。

LaView LV-PWF1ネットワークカメラの分解。
 LaView LV-PWF1は、はめ込みのプラスティック筐体に基盤・LED基盤が計4本のネジで止まっているだけなので簡単に分解できます。
分離できるのは基盤・スピーカー・赤外線基盤の3つ。

LaView LV-PWF1ネットワークカメラを防水筐体に組み込み。
 基盤にアンテナが設置されおり外に引き出す事が出来ないのでABSプラスチック筐体を選択する事になります。
 用意した防水カメラ筐体は一般的な38mmサイズのカメラ基盤を設置できる様に設計されておりLaView LV-PWF1の基盤に38mmに近い場所に既存穴があったので、前面カバーにレンズぎりぎり接触しない高さにM2スペーサーで調整して配置しました。

 ケーブルは付属のUSBケーブルを切断してコードを通し再度はんだ付けします。(既存設備が12Vのみで新たに5V USBを用意する事が出来ない時はDC-DCコンバータを筐体内部に組み込んで5V出力させて下さい) LaView LV-PWF1のレンズはF3.5程度なのであまり心配する必要がありませんが、前面カバーと基盤のレンズが遠すぎるとカメラ映像の上下左右端にレンズフードのケラレが映り込んでしまうのでミリ単位で調整します。

 LaView LV-PWF1の赤外線LEDは1灯しかなく、設置予定の場所には既に高輝度赤外線LED内蔵の防犯カメラが設置されており赤外線LEDは不要なのですがとりあえず組み込みました。
 動作時は青色のインジケータLEDが点灯します。(消灯する事も可能です)

 前面ガラスから基盤が丸見えなのでスモークシールでも貼れば見た目が良くなりますが実用ではこのままで問題ありません、LaView LV-PWF1は動作が安定しており基盤がシンプルで組み込みも簡単なので壊れた防犯カメラがあってなるべく安く代替品を調達したい方に如何でしょうか。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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