懐かしネットワークカメラ:Panasonic KX-HCM180

Panasonic KX-HCM180は2004年にパナソニックから発売され、光学21倍ズーム、デジタル2倍ズーム、最大42倍ズームを奢った当時最強のPTZ式ネットワークカメラ。
 画像のカメラは左が設置8年くらい右は5年程度動作していた物です、さすが日本製だけに付属品交換や部品交換歴はなく取り外すまで正確に動いていたそうです、私が引き取った時は1台だけ位置検出センサーに不具合がありましたが分解清掃で治りました、もちろん今でも通電すれば問題なく動作します。

 メカ部分は今でも通用するほど高品質で、フォトトランジスタで位置検出を行うPT回転は激早正確で回転域は左右350上下248度と十分な可動域があり、最大42倍ズームも素晴らしいですがPZ6112より段数が多いオートフォーカスで遠近ピッタリにフォーカスも素晴らしい、解像度は最大640X480(VGAモーションJPEG)でライブ表示の他、携帯電話(ガラケーです)の閲覧・操作も可能。
 問題は 暗視機能がシャッタースピードを落とす方式の「カラーナイトビューモード」で静止物は真夜中でも綺麗に撮影出来ましたが、動体はブレブレになり実質使えないレベルでした、SONYのナイトショットを使える訳なく使っても42倍ズームで使える小型高出力赤外線LEDは無く仕方ないでしょう。
 珍しい機能はカメラのライブ表示ページに同一LAN内にある同社カメラを紐づけでき1台にアクセスすれば全カメラにアクセス・コントロールできるNVR的な機能を搭載していました。
 お値段はハンディカム並みの15万円、ハンディカム部品にネット機能を追加したなら安いとも言えますがネットワークカメラとして使うには有料月額制の「みえますねっとDDNSサービス」に加入する必要があり、動作検知機能がないので別途センサーを追加する必要があるなど商品の性格は法人ユースだったのですが、なぜか当時のパナソニックは個人ユースとしてナショナルのお店以外に家電量販店でも売り出しました。
 商品は悪くなかったのですが戦略も戦術も的外れだった為に、当然結果は芳しくなく粘りに粘って2008年頃にパナホーム扱いとなり、家電店からはひっそりと姿を消しました。
 興味だけで買うには高価すぎて手が出せず、お金がある人は興味がない、もっとお金がある人はセコム、とニッチもリッチも購入しない中途半端な商品となり、この流れを見た他メーカーも追従し日本メーカーはネットワークカメラを業務・法人製品にカテゴライズしました。
 業務用・法人製品は常としてモデルチェンジが遅く低性能・低拡張・低汎用・高耐久・高価格で商売になりましたが、ネットの高速化とスマホの爆発的普及に対応した高性能・高汎用・低価格の激戦を勝ち抜いた海外ネットワークカメラに、ぬるま湯に浸かって日本メーカーは対抗できず瞬く間にシアれ現在に至ります。

 パーソナルユースでは失敗しましたが、パナホーム扱いなのでビジネスユースは強くカメラが必要なら当然「コレ」が出てくると言うくらい目にしました、専用の取付プレートやケーブルを隠すスカートの様なカバーや純正、非純正いろいろオプション品がありました。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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