2016年秋 情報セキュリティマネジメント試験の記録
ずっとパソコン関連の仕事をしていて自分自身も「パソコンが得意！」と周りに吹聴しているのに端的に証明できるような物を持っていないと思い、たまたま訪ねた図書館の「情報セキュリテイマネジメント試験要綱」のポスターを見て、「情報セキュリテイマネジメント」のキャッチーな語感が気に入り、帰宅後速攻で申し込みました。
調べてみた所、2016年春の第一回試験は驚異の合格率88％とかなり簡単だった様で無勉強でもOKかもと思いましたが、前回は新資格のご祝儀的な合格率、いわゆる「呼び水」で次も簡単とは思えないので インプレス 徹底攻略 情報セキュリティマネジメント過去問題集 平成28年度秋期 徹底攻略シリーズ Kindle版 ￥799円を購入し2週間くらい前から手隙の時間に勉強しました、この本はインプレスのHPから全文のPDFがダウンロード出来るので、ipad Andrid/windowsタブレット、スマホ用の漫画ビュアーで手軽に使いまわせて便利です。（Kindleビューアーはもうなんと言えば良いのか…）
10月16日試験当日、日曜日なのに朝早く起きて、受験票、筆記用具、昼飯代わりのバナナとお茶（ガッツリ行くと眠くなるし試験はPM2時までなので）あとウェアブル末端はダメなのでAndroid Wearはカバンに入れて腕には作業中着ける用のチープカシオ、攻略本入りのWindowsタブレットを持って出かけました。
電車から降りてぞろぞろ歩くチェックシャツの集団にくっついて歩き見事に会場に到着！会場の案内図は、SGXXX は X階 XXX教室と書かれているA1判の紙のみ 情報セキュリティマネジメントの略称がSGと気付くまで数分掛かりました、IT系はカッコイイ！でも情報informationはドコに？
会場は年齢層が高くほとんどが日曜のお父さんで少しだけ経理系のお姉さんと若いバイト君の様な感じです、今まで持っていないと扱えない、動かせない背水っぽい試験しか経験がないのでピリピリした空気がない「のほほん」とした試験会場は新鮮でした。
試験なんて久しぶり
試験前には、簡単な説明中に受験票の証明写真の本人確認が行われた後に問題の冊子とマークシートの解答用紙が配られスタート
- 試験終了30分前に「途中退出可能ですよ」の号令
- 試験終了10分前に「もう途中退出出来ませんよ」の号令
という感じです。解答用紙は係員が回収します。
午前の試験内容は比較的簡単でした、端的に言えば「マーケットのニーズにインプットしてハイコンバージョンバリューのイノベーションをクリエイトする」的な意識高い系言語をネットワーク、パソコン用語に置き換えて日本語で答える感じです、意味を知っていれば答えられる内容です。
バナナを食した後の午後試験は、
- 試験終了50分前に「途中退出可能ですよ」の号令
- 試験終了10分前に「もう途中退出出来ませんよ」の号令
でした。
内容は国語の試験、午前試験にパスできる人を読解力で選別すると言えば良いのか、人が自然に話す順序ではなく、問題要因を意図的に惑わせる様に順序を入れ替え、的を射ない表にまとめ、無駄に長文にして責任の所在をうやむやにしたお役所の草案書や企画書の様な今まさに最もセキュリティが必要とされる職場に則したものかもしれませんが、これに関しては過去問で文面構成に慣れる訓練が必要です、まともに熟読して理解しようとすると時間が足りないでしょう。
殆ど見直す時間が無く終了。
帰りにGoogle先生で目星を付けておいたラーメン店に寄り、お土産を買って帰宅。
帰宅後は、解答がIPAのHPに出ていたので自己採点、恐らく多分十中八九、合格…。
で、合格発表の11月14日
ハイ合格しました。
ストラデジひどぃ、準委任契約で請け負った事ねぇよ
今回秋試験の合格率は70.3％と比較的高いですが、IT系の勤め人以外は無勉強で合格できないレベルまで引き下げられました、すでに取得者数が３万人となり上位IT資格者の追加受験は減って次回からの見かけ上の合格率は減るでしょうが、回を重ねる毎に問題傾向が洗練され勉強すれば合格できるまともな試験になると思います。
まあ、取った所で何か特殊技能が手に入るおもしろ資格ではないので、一見の自己紹介ぐらいにしか役に立ちませんが、トータル経費８千円程度で取れた訳だから人生で一度ぐらいは役に立てば良いかな。
情報処理教科書 出るとこだけ！情報セキュリティマネジメント テキスト＆問題集 2021年版
