K8-4K28E-SF スターライト4K解像度 WLED 顔検出POEネットワークカメラ
K8-4K28E-SFは、4K(800万画素 3840×2160)の高解像度と微かな光量でもカラー撮影を可能にするスターライトCMOSを採用、赤外線と白色LEDのダブルライト機能、顔検出機能・ヒューマン検知検知機能、LANケーブル1本で電源と通信が可能になるPOE接続を採用、業務用途特化の屋外バレットタイプネットワークカメラです。
半導体不足と円安のダブルパンチでネットワークカメラの価格が以前の1.5~2倍に跳ね上がり最低限の仕入れしか出来なかったのですが、業務用途の案件が徐々に増えてきておりハイランク機種のラインナップも増やすべく現時点の最新機能を網羅した K8-4K28E-SF を入荷しました。
4K(800万画素)と夜間でも無照明でカラー撮影を可能にする SmartSens社 SmartClarity SC8239 CMOS映像素子を搭載、スペックは最低照度0.001Lux(人間の目では真っ暗より暗い)と中々のスペックです、一般的な夜の屋外照度0.01Lux位(月明り下)なら問題なくカラー撮影可能です。
iCSeeアプリ対応のカメラモジュールとしては恐らく初の搭載となる、台湾NOVATEK MICROELECTRONICS CORP.の NT98566 DSP(デジタルシグナルプロセッサ)を採用、アクションカメラやドライブレコーダーでNovatek社は知っていはいましたが、いつの間にかネットワークカメラ用のチップも作っていたのですねアクションカメラやドライブレコーダーも高性能化してWIFI搭載が当たり前になっていますから転用も難しくなかったのでしょう。
K8-4K28E-SFのスペックでは不要と思いましたが、「常時白色LEDでカラー撮影」「従来の赤外線暗視撮影」ヒューマン検知機能で白色LEDが点灯する「検知ライト」の3タイプの暗視撮影を選択できます、。
また最新機能の「顔検出」にも対応しています、顔検出機能カメラと顔検出機能NVRレコーダーのセットで初めて動作する機能で、映像から「顔」を検出して録画データにフラグを立てて 録画再生時に「顔」をタイムキーとして再生する機能です。
全てが新しいK8-4K28E-SFですが、iCSee/XMeye/XMEye Pro のAndroid/iOS用スマホ・タブレットアプリ、Windows用カメラ設定・閲覧ソフト「CMS」Windows32-64bit/Apple Mac用カメラ設定・閲覧ソフト「VMS」ブラウザさえあればカメラにアクセスできるリモートサイト(www.xmeye.net)iCSeeアプリ対応NVRレコーダー、ネットワークカメラ汎用規格ONVIFなど幅広いマルチプラットフォームに対応しています。
電源は通常の12VとPOEに対応、またNVRレコーダーの業務使用を前提としており無線LANやmicro‐SDカードスロットは搭載していません「有線式アナログカメラをネットワークカメラシステムに更新したい」「本格的な防犯システムを構築したい」と業務使用前提の方にお勧めするネットワークカメラです。
◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②設置場所まで有線LANかPOE回線を配線されている事。
③自宅ルーターのパスワードを管理している事。
④iCSeeアプリ対応NVRレコーダー、スマートフォン、Windowsパソコンを持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
※ご購入の際のご注意※
4K解像度で録画される場合は、LAN回線はトラフィックに有利な専用LAN回線でNVRレコーダーに接続する事をお勧めします。
◆K8-4K28E-SFネットワークカメラレビュー
K8-4K28E-SFは最新の業務用途防犯カメラシステムの最大解像度、最新システムに対応するネットワークカメラです。
出来るだけ広い面積を撮影できるようにベースモデルのF3.5のレンズではなく、広角のF2.8レンズをチョイスしました SmartClarity SC8239 CMOS映像素子が1/2.7インチ(スマホやコンデジとほぼ同じ)と大きいダイサイズなので視野角120°程度になっています、広角になると面積分の解像度が下がるのですが4K高解像度だけに「細部がぼやける」事もありません。
防犯カメラとして重要な夜間撮影能力も SmartSens社 SmartClarity SC8239 CMOSの最低照度0.001Lux(ルクス 人間の目では真っ暗)で一般的な夜間の明るさ0.01Lux位(月明り下)なら問題なくカラー撮影が可能です、洞窟など特殊な環境でない限り昼も夜も文句のない画質だと思います。(右端の画像は参考の旧式カメラを赤外線無で夜間撮影した画像です)
続いて動画です、いつも使っている動画編集ソフトでは4K動画を扱いきれず未編集4KフォーマットのままYoutubeへアップしました、不要部分をカットしておらず見辛いです。
新機能の「顔検出」にも対応しています、顔検出機能有カメラと顔検出機能有NVRレコーダーのセットで初めて動作する機能で、両方に顔検出機能が必要で片方だけでは機能しないのでご注意下さい。
映像から「顔」を検出・認識して録画データのタイムラインに顔と撮影時間を紐づけして記録し録画再生時に「顔」をキーとしてその顔が録画されているタイムラインを即時に再生する機能です、顔検出はかなり昔のスマホやデジカメでもやっていた機能なので「何故?今まで防犯カメラに無かったんだ」という方も多いかと思います。
商店など屋内での使用であれば要注意人物の行動を確認したり複数台のカメラを設置している環境であれば人物の行動ルートを追跡したりする事も容易になります、顔の確認が容易になれば性別や年齢などを推察も簡単になりマーケディングに生かせるかもしれません。
初めに読んだ資料で「顔認識」と翻訳されていたので「顔認証=特定の顔を覚える」機能なのか?と思っていたのですが「映像から人間の顔を検出する」機能だった様です、防犯カメラは人を限定するシステムではありませんから特定の顔を認識しても意味は無いので当然なのですが実際にテストするまで「顔認識」と思い込んでいました、原文の「face detection」なら誤解しなかったのですが。
iCSeeアプリ対応のカメラモジュールとしては恐らく初の搭載となる、台湾NOVATEK MICROELECTRONICS CORP.の NT98566 DSP(デジタルシグナルプロセッサ)を搭載しています、アクションカメラやドライブレコーダーでNovatek社は知っていましたが、ネットワークカメラにも流用できたのは驚きです、iCSeeアプリ対応カメラのファームウェアベンダーのXM社は自社製造XM5xxチップに拘っていたイメージがありましたが半導体不足でそうも言ってられなくなったのでしょう。
K8-4K28E-SFには強力な暗視性能がありますから実用上不要なのですが夜間「白色LEDでカラー撮影」「従来の赤外線暗視撮影」「Wライト」の3タイプの暗視方法を選択でき、Wライト警戒モードではヒューマン検知機能で「顔」や「肢体」など人間の持つ特徴的なシルエットを検知すると赤外線から白色LEDに切り替わりカラー撮影を行い指定時間経過し警戒待機になると赤外線の白黒暗視に戻るサイクルを繰り返します、夜間でも全く光源が無い商品倉庫やガレージでご使用ください。
LED基盤は1つのリフレクターに赤外線と白色LEDを共用させた新型です、従来品は白色・赤外線LEDが別々のリフレクターなので光量を維持するには筐体を大きくするしかなかったのですが新型のLED基盤なら光量を落とす事なく小型筐体を使う事ができます、今後のダブルLEDタイプの防犯カメラはこの共用タイプが主流になるでしょう。
従来モデルは赤外線と白色LEDやWLEDライトの切替えはiCSeeアプリしか切り替えできなかったのですが、K8-4K28E-SFではVMS/CMSソフト、XMEye/XMeye Proアプリ、iCSeeアプリ対応カメラ用NVRレコーダーのカメラ設定(各ソフトアプリで文言が違います)の昼夜モード(各ソフトアプリで文言が違います)で変更します。
人型:でWライト
カラー:で赤外線OFF
赤外線モード:で夜間赤外線
となります。従来モデルにあった白色LED点灯時間の点灯継続時間(5~60秒)の設定が見当たらず、現状はディフォルトの5秒点灯→赤外線LEDのサイクルの設定で固定されています、威嚇程度なら十分ですが駐車場などでセンサーライト代わりに使っている場合は問題かもしれません。
一部不具合がありますが、VMS/CMSソフト、NVRでLEDの設定できるので運用の自由度と赤外線OFFが可能になったので「店内から外を撮影する」とか「ショーケース内の商品を撮影する」など設置の自由度が上がりましたから防犯カメラとしては使い易くなりました。
解像度とフレームレートは4K QFHD3840x2160@15fps/ 5MP 2880×1616@25fps/ 4MP 2560×1440@25fps/ 2MP 1920×1080@25fps と選択できるようになっています(ネットワークカメラの場合fpsはカメラが自動調整しますから殆ど目安で設定レートで必ず録画される訳ではありません、実際は3~12fps程度で録画される事が殆ど)専用LAN回線が用意できずパソコンやスマホで使用しているLAN環境で使う必要がある場合はトラフィック量を参考にカメラの解像度を変更して下さい。
業務で使う頻度は多くありませんがマイクとスピーカーが下部のねじ止め蓋の裏に設置されています、接続されている基盤にLTKCHIP社の3Wパワーアンプが載っていますからカメラの真下付近ならそこそこ聞こえる音量になるでしょう、個人的には屋外カメラで話かける事はぼぼありませんからスピーカーより集音アンプでマイクの収音性能を上げた方が役に立つと思うんですが。
K8-4K28E-SFではボディ下部にマイクがありますが、前部ボディの内側にマイク設置スペースと目印穴がありますからモデルによってはこの場所にマイクを設置しているカメラがあるかもしれません。
カメラの性能・機能には不足ないK8-4K28E-SFですがただ1つ気になるのは、黒いPPプラスチック製フェイスカバーが本体の金属筐体にハメ込んで固定しているだけなので劣化や振動で脱落する可能性が高い様に思います、構造上フェイスカバーが無くなっても運用に支障はありませんが上から物が落ちてくる事はあまり気分の良い事ではありませんから設置の際は屋外用両面テープでフェイスカバーと本体金属筐体を接着か固定する事をお勧めします。
◆K8-4K28E-SF設定画面キャプチャ
K8-4K28E-SFの各種カメラソフト・アプリの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
VMSソフト
iCSee
昨日から突然、「人間の検出」でThere is no alarm picture となりました。
対処方法をおしえてください。
スマホへのアプリプッシュ自体が有償化でもされたのかと思って調べてみましたが、ソレでは無い様です。
アプリアップデートでの不具合かもしれませんし、SDカードの不具合の場合もあります。