K1-360VR-F2 マグネット取付台座製作
K1-360VR-F2を販売してみると、予想外に磁石を使った設置をお望みの方が多く「ああ…またマーケティングを読み間違ったな」と痛感致しました。
確かに事務所や倉庫は鉄の建材、スチール棚やラックが多く使われていますし、プレハブなら建屋全体が鉄ですから磁石の方が都合が良いのですね、そこで利便性を取り戻すべく本体に改造を試みたのですが。
上部ボディ裏面の窪みにネオジム磁石を直接張り付ける簡単な方法だと、鉄板に接触した途端に磁力が強まりIRカットフィルタのソレノイド(磁石で動作する)の磁力が負けてしまい映像の白黒暗視とカラーを切り替えるIRレンズの動きが阻害され(暗視ができず夜間は真っ黒になる又は逆)ソレノイドに影響を与えない磁力では鉄材への吸着力が弱すぎて少しの衝撃で落下するなどバランスが難しく最適な磁力のネオジム磁石なんてそう簡単に入手できませんから、ソレノイドから磁石を遠ざける方が賢明そうでしたので3Dプリンタでネオジム磁石を内蔵できるカメラ取付台座を製作しました。
出来たのが左の画像です。黒色の付属台座より厚みを増やしネオジウム磁石を取り付ける窪みを深くして吸着力を弱めずにソレノイドに影響を与えない距離を確保しました。
天井取付は当然ですが、メタルラックの丸鉄棒へ壁面取付してもずり落ちない程度に吸着します、スチール製ロッカー程度の厚みがあれば問題なく設置できると思います。
3Dプリンタなので積層の跡や糸引きなどありますが設置後は見えない部品なので仕上げなどはしておりません、気になる方は研磨してスプレーでペイントしてください。
K1-360VR-F2は残り数台ですが Yahooショップ販売分 に限り、このマグネット台座をプレゼント致します。
検討用に買ったネオジウム磁石が余ったので、K1-PTZ01用のマグネット台座も制作中です。