カメラ・NVRレコーダーが不安定な時は、ACアダプターの劣化を確認してください。

今年も夏が近づき最低と最高気温の差が10度以上、雨が降れば急にさむくなったり体調を崩してしまう方も少なくないと思います、科学的な検証がある訳ではなく経験則ですが何故か春~夏、秋~冬の気温が急変する季節に防犯カメラの不調のご相談や修理依頼を頂く事が急増します。
防犯カメラの故障などトラブル解決については以前にも記事にしており
映像がカスミの様に白くなった防犯カメラを修理
屋外カメラの故障例はどの様なものですか?へお答えします。
ネットワークカメラ・防犯カメラの故障事例お教えします。
など度々記事にしており重複する事が多いのですが、大体要因は3つに絞られます
1.カメラ単体の故障
2.カメラ周辺機器の故障
3.両方の故障
以上を事例をもって解説させて頂きます。
◆カメラ単体の故障?
一部メーカー謹製の高級モデルを除き、普及価格の防犯・ネットワークカメラカメラは汎用の筐体を使用しており、対応アプリが違うのに見た目は全く同じカメラなのは共通の筐体を使用している為で、内部のロジックボードが違っているだけとなります、まあ筐体の数も多く全てでは無いのですが、殆どは前後2ピースに分かれており間にシリコンパッキンを挟む事で防水構造にしています。
シリコンパッキンは経年劣化に強い素材ですが、永遠に持つ事はなく何時か劣化して弾力性が損なわれた時は浸水します、またプラスチック筐体では内部のネジ受けが劣化してネジが緩みパッキンとの隙間が出来て浸水する時もあります。
筐体内部に水が浸入すれば中のロジックボードがショートして故障する事になります、また何故か筐体後ろネジ穴が合ったり構造的な欠陥がある筐体も少なくありません。
これらは劣化によって発生しますから、取り付け時にシーラーや高対候性テープなどで目地を埋める事で対処できますが、浸水でショートしてしまった場合は修理する事も可能ですがコスト的にカメラを買い替えるた方が良い事になります。



次にカメラ単体で多いのがCMOS映像素子の不良です、多くはレンズとCMOS素子にコーティングされているクリアプラスチックが紫外線劣化を起こして映像が白濁してカスミが掛かった様に不鮮明となり実用上使えなくなります、またCMOS素子自体が故障して映像に縦のノイズが走る様になりさらに進むと映像が真っ黒又は緑となったりします。
これらは症状によっては修理可能ですが、ほとんどの場合はコスト的に買い替えた方が安く済むでしょうグレードの高低に関わらず発生する傾向があり、どちらかと言うとロットによって発生しやすいモデルとしないモデル(進行が遅い)がある様です。
これらも症状によっては修理は可能ですが、コスト的に買い替えた方が安く済むでしょう。



他に侵入者や風・雨による物理的破損などがありますが、コレは見た目で判断できるものですから、ご説明する事はありません。
◆カメラ周辺機器の故障。
今周辺機器・補助機器の故障で最も多いのは12VやUSBアダプターの容量低下による給電不良です12VだけでなくPOE電源でも発生します、特にカメラ付属のACアダプターは低価格化の為に容量ギリギリで品質も低くほとんどはカメラ速く不良になります、見た目には劣化が感じられなくてもテスターなどで測定すると、無負荷では12Vが出力されていてもカメラに接続すると6Vやそれ以下に低下してしま使い物になりません。
非常に厄介なのが品質が低いACアダプターは一気に劣化して判り易いのですが高ランクのACアダプターは劣化の進行が遅く「時々カメラが動作してない時があるが再起動させれば正常に動作する」の状態が長く続く事です、カメラの必要電源容量ギリギリを行ったり来たりする状態になるとカメラが頻繁に再起動してしまい何かの拍子に設定がクリアされたりSDカードが読み書き不良になったり、最悪ファームウェアが欠損する重大な故障になってしまう事があります。
ACアダプターだけだった物がカメラを巻き添えにして不良になる事もあります、またカメラだけでなくNVRレコーダーでもACアダプターの容量低下ははっせいしますので「防犯機材のACアダプターは消耗品」と考え年単位で新しい物に交換する事をお勧めします。
◆両方の故障。
両方が故障する場合、同時期に別々の原因で故障する事はあまり経験した事がなく、ほとんどはACアダプター劣化に巻き込まれて故障してしまう事がほとんどです
稀に雷などのリーク電流で発生する事がありますがそれらは原因がハッキリしており状態を見て復旧・修理するしかありません。
本来、防犯カメラは一般的な家電製品と違い24時間365日稼働する為に、高品質なカメラを高品質な機材で運用する事が前提となっており、それを低価格帯で行うには運用する側にそれなりのスキルと定期的機材更新が必要となります、支障なく防犯カメラシステムの運用したい方は最低2か月に1回程度「カメラ・NVRレコーダーの動作を目視確認」「ログファイルを参照して動作状況の確認」を行ってください。