XMEye iCSee CMS 設定 FTP が送信できない時の対処編
iCSee XMEye CMS 対応カメラで FTPが上手く行かないとのコメントを頂きましたので対処法を記事にします。
CMS対応カメラ:クリック
CMS関連記事:先に以下の記事をお読み下さい。
CMS設定方法
CMS動作検知&通知設定方法
CMS FTPアプロード設定方法
動作検知機能はこの記事を参照に有効にして下さい。
設定したいカメラの映像が画面に映っている事を確認して、右下のボタン群からシステム設定ボタンをクリックします。(マウスの右ボタンをクリックして「システム設定」をクリックでもOK)
設定 ー>システム設定ー>サービス設定 画面を開きます。
FTP をクリックします。 通常はサーバードメイン名に ftp.xxxxxx.jp などの文字列を入力しますが、FTPアップロードの際にDNS変換が上手く行かず転送に失敗します。(テストボタンはsuccessなんですけどね…)
その際はサーバードメイン名にftp.xxxxxx.jpの文字列ではなく、FTPサーバーのIPアドレスを入力します。
例:Yahoo!ジオシティーズ
FTPサーバードメイン名:ftp.geocities.jp
FTPサーバーIPアドレス:202.93.75.222
サーバー自体がIPアドレスを公開しておらずアドレスが分からない場合は、FFFTPなどのFTPソフトで接続したいFTPサーバーへアクセスします。
FTPサーバーへ接続出来たらアクセスログの中から、「ダウンロードのためにホスト xxx.xxx.xxx.xxx (????) に接続しています. (TCP/IPv4)」のxxx.xxx.xxx.xxxの部分をメモするかコピーして 先ほどのFTP設定のサーバードメイン名に入力して OKボタン をクリック
サービス設定画面に戻ったら、さらに OKボタン をクリックして設定を保存します。
カメラの前に手をかざすなどして、CMSの下方のインフォメーション欄に「動作検知しました」と表示された事を確認して、FTPソフトでフォルダができているか確認します。
全てのiCSee/XMEye対応のカメラで発生する訳ではなく、FTP設定画面の左下に テストボタン が増えた比較的新しいモデルで発生しているらしく、テストボタンではちゃんと TESTフォルダ が作られるのに、肝心な動作検知画像は転送されないと言う中々に意地の悪いバグと思います。
固定IPで運営しているレンタルサーバーなら上記の方法で問題ありませんが、個人で立ち上げているNASなどのFTPサーバーではDDNSを使いますからルーターの再起動などでIPアドレスが変わる度に確認・訂正する必要があり面倒です。
最近の低価格ネットワークカメラはスマホ向け機能を充実させて、FTP、DDNS、PPPoEなど昔からある機能を削除している物が増えてきており交換品として使えるカメラは限られるので早くファームアップデートで対処してくれたら良いんですが。