ネットワークカメラのIPアドレスをルーターで設定する

 ネットワークカメラを初期設定しようとした時、左の様なIPアドレス競合の警告が出て次に進めない場合があります。
 カメラの工場出荷IPアドレス(iCSee対応カメラなら192.168.1.10)がパソコンのIPアドレスと重なってしまった事が原因で、運よくパソコンと重なったから表示がでましたが他のカメラやLAN機器と重なった場合は原因が分かりまで悩む事になるでしょう。
 DHCPの自動割り当てを再度やり直せば(パソコンのIPアドレスを変更するか、ルーターなどカメラとパソコンなどLAN接続しているIT機器全ての電源をOFFにし再度通電する)一時的に問題は解決しますがカメラ増設の時にまた同じ問題が発生します。
 カメラに限らずIT機器側でIP固定を行ってしまうと管理や確認が面倒で適当に割り振ってしまい機材導入の時にトラブルになり易くなります、今後ネットワークを使うIT機器は増え続けるでしょうから今後の為にルーター側でIPアドレスを管理する事をお勧めします。

IPアドレスの検索方法は→このページをご参照下さい。

①ネットワークのMACアドレスと現在のIPアドレスを確認します。
 コマンドプロンプトの場合
 WindowsソフトCMS の場合。
カメラ検索 スマホアプリ Fing の場合。
 iCSee対応のWifiカメラの場合はWifiのIPアドレスと有線LANのIPアドレスを2つ持っています(有線LANカメラをWifiコンバーターした時も2つあります)大変な作業ではないので両方のIPアドレスを固定してしまいましょう。

②ルーターの設定画面にアクセスします。
 NEC Aterm ルーターの場合、DHCP固定割当設定 でエントリーを追加します。  当該ネットワークカメラ又IT機器のMacアドレスと 固定したい任意のIPアドレス(ルーターのIPが192.168.0.1の場合は192.168.0.2~255に限定されます)を入力して反映させます。 設定変更後、カメラ又IT機器のIPアドレス設定をDHCPに変更して再起動すれば、ルーターが上記で指定したIPアドレスを当該機器に優先的に割り振ります。

 BUFFALO ルーターの場合、DHCPリースで現在カメラ又IT機器に割り当てられているIPアドレスを固定します。
 当該のIPアドレスを欄右の手動割当に変更ボタンをクリックします。 IPアドレスを整列させたい場合や機器のディフォルトIPなどで好ましくない場合は、修正ボタンをクリックします。 好ましいIPアドレスに変更して修正保存ボタンをクリックします。
 設定変更後、カメラ又IT機器のIPアドレス設定をDHCPに変更して再起動すれば、ルーターが上記で指定したIPアドレスを当該機器に優先的に割り振ります。

 TP-Link ルーターの場合、詳細設定→ネットワーク→DHCPサーバーを選択します。 +追加をクリックして、入力欄を開きます。 当該のIPアドレスとMacアドレスを : から – に変更して入力します、TP-Linkでは、機材の説明欄がありますので名称を入力しておくと後で判別し易くなります。 保存ボタンをクリックして完了です。
 設定変更後、カメラ又IT機器のIPアドレス設定をDHCPに変更して再起動すれば、ルーターが上記で指定したIPアドレスを当該機器に優先的に割り振ります。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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