バイク フロントタイヤの交換

 冷え込みが厳しくなり、乗るだけでこまめなメンテンナンスをサボっているマジェスティ125ですが、スパークプラグ、オイルなど消耗品は交換時期に来たら必ず交換する必要があります、暑いから寒いからと言って不具合を抱えたままで使っていると「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ…」と鰐淵先輩にキメ顔でドヤられても仕方ありません。
 夏終わり頃から路面が濡れているとフロントタイヤが微妙に流れる様になり、秋雨の日にゆっくり左折侵入しようとフロントブレーキを効かせた時に運悪く横断歩道の白線と踊る(ダンス)ってしまい転倒しました。

 改めてフロントタイヤを観察するとセンターの溝は奥行が無く軽い段減りも起こしていますから、もう限界なので交換します。
 
 このタイヤは120/70-12サイズのミシュラン City Grip で購入時期は12年11月、当時はタイヤが安く4,000円少しで購入しました。
 交換当時は不具合もなくガッツリ地面を捕まえて不具合は全くありませんでした、去年辺りに「倒し込みが怖いな」と感じる事はありましたがスリップする事はなく「腕力が落ちたせいだろう」と思っていました、ゴム製品ですから距離に関係なく5年も使用すれば劣化が進み硬化していたのでしょう性能的に去年がリミットで今年夏には限界を越えたという事でしょう。
 適切な時期に交換すべき物なのでミシュラン City Gripの性能が劣っている訳ではありません、次もCity Gripと考えましたが比較的安いモノタロウでも5,690円と価格が高騰しておりバイクの残り寿命的にそこまでお金をかけても勿体ないかと考え断念しました。

 そこで、最安の台湾KINGS TIRE社の120/70-12サイズ2,690円を購入しました日本ではモノタロウでしか取り扱っていないタイヤでKINGS TIRE社はトラクターやATV用タイヤの取り扱い多くモーターサイクルタイヤは新規参入の様です。
 丁度良いタイミングで、モノタロウの1,000円割引クーポンもあり資材と同時に購入してとても安く購入する事が出来ました。
 予算的にはもう一つ上のタイヤを買う事もできましたが「見てみたい」の好奇心が勝ちました。

 KINGS TIRE社のタイヤが到着し週末土曜日に交換作業を行いました。
 若い頃にバイクパーツ販売店〇海部品の交換作業の稚拙さと手荒さを見せつけられ、それ以降基本整備はすべて自分で行っており、エアコンプレッサー、インパクト、ビートブレイカーなどタイヤ交換や軽度な整備作業に必要な工具はすべて所持しておりサクサクと作業を進めます。
 前輪なので自動車用のジャッキで車体を支え、フロントアクスルをインパクトで緩めフロントホイールを取外します。
 ビートブレイカーで旧タイヤのビートを落とし隙間にシリコーンスプレーを塗布します、ビートクリームは高いので取り外すタイヤには使いません。
 タイヤの取り外しは、タイヤもヤレていますし千切れたり穴が開いても平気なので比較的簡単です、最悪ならグラインダーで切り刻んで(ホイールには気を付けて)も良いんですから。
 外したホイールですパンク修理・防止剤を使用した為にホイール内部はドロドロです。
 前回ミシュラン City Gripに交換した時、ツールカンパニー 〇トレートで購入したスナップインバルブも同時に交換したのですが、このスナップインバルブの品質が低く微少な空気漏れを起こしていました、3日で空気が抜ける程の微少な空気漏れでは石鹸水での場所確定は難しかしく毎日使うバイクなので仕方なくパンク修理・防止剤を使用した為です。
 パンク修理・防止剤は、水で流せるんですが車軸にベアリングもありボロ布とブレーキクリーナーで拭き取り、ワイヤーブラシでこびり付き硬化したパンク修理・防止剤を円周に沿ってそぎ落として取り除きます。
 今回はシッカリした品質の太平洋工業のスナップインバルブを使います、ゴム部分にビートクリームを塗りインサーターを使って装着します。
 このインサーターは、ツールカンパニー 〇トレートで購入しました(ビートブレーカーもココです)金属工具に関してはそれなりに使えるんですがゴムやプラを使った商品はちょっと難ありかな。
 仕上げにビートが載る部分の凹凸が大きいとビートが密着できず空気漏れを起こすので、指の触感で凹凸を確認し紙やすりでホイールを回しながら均しました。
 出来るだけ清掃したもののパンク修理・防止剤に酸化物質が入っているのかアルミホイールにはあまり良くないのがハッキリしました、もし今回も微妙に空気が抜けるなら手を抜かず処理する事にします。
 ホイールの準備が整ったので、次は新しいタイヤを準備します。
 タイヤの中に挟んでいるのは、昔懐かしい8㎜ビデオテープのケースです、以前タイヤのビートに段ボールを挟んでいない状態で配送されそのまま組み込んでビートが上がらず苦労した経験あり以降ずっとこの様にして8㎜ビデオテープのケースを挟んで広げる事にしています。
 タイヤには回転方向と軽点が印刷されており、方向は当然として軽点をホイールで一番重いスナップインバルブに合わせてタイヤを装着します。
 ちなみにミシュランなどのヨーロッパのタイヤには軽点がありません「自社商品の重量バランスは完璧で軽点の必要がない」のが理由なんだそうで高品質を演出したいのでしょう、ただ現場では明確に軽点はあるそうです。
 12インチ程度では軽点に気を配る必要は無いのですがまあ気分的にも合わせた方が良いでしょう。

 では次にタイヤの装着になります。
 ビートクリームをタイヤに塗り回転方向をしっかり確認してホイールにはめ込みます、コツはありませんグイグイと押し込むのみです。
 タイヤの片方を押し込んだら、次は反対側をタイヤレバーを使って押し込みます。
 通常は手で押し込むだけで半分は押し込めるんですが、このKINGS TIRE社のタイヤ「とんでもなく固い」ミシュランも固い方ですが比較にならない程固いです、腕力だけでは変形せず背筋を使って両手で押してやっと変形しますが両手はタイヤレバーでふさがりますから、膝で押さえつけるんですが少しでも気を抜くとタイヤの形が戻りビートがホイールの溝から外に出てしまいビートの直径を稼ぐ事が出来ず最後まで装着できません冬場という事もありますが今まで経験した事のない激堅タイヤです、。
 悪戦苦闘したものの日が暮れてしまいこのまま作業すると近所迷惑になるのでこの日は工具をその場に残して終了。

 翌日。
 土曜日の夜に自室で装着しました。
 タイヤが変形しないので通常のやり方ではホイールの溝にビートが落ち無かったので、タイヤレーバーでタイヤを溝に押し込みつつ、ホイールとタイヤの間に雑誌を挟みビートがホイールの溝から上がってこない様にして、雑誌を膝で抑え込みつつホイールにビートを押し込みました。
 タイヤが小さい12インチなので扱いずらく少しでも力を抜くとゴムの反発で台無しになるので常に全力を出しつつビートの傷を最小限に抑える繊細な作業が必要で普段使わない筋肉を酷使した為に日曜の朝は筋肉痛で目が覚めました。
 力任せの作業でブレーキローターを変形させてしまったかもしれないので、ストック部品のブレーキローターがあったのを思い出し、交換時期では無かったのですがついでに装着しました。
 エアコンプレッサーに空気を充填しビートを上げます、「スパン!・スパーン!」の様な心地よい音はせず、「プス・プス」とした頼りない音でビートが上がりました。
 あまりに頼りない音だったので石鹸水で空気漏れを入念に確認します、漏れはない様で一安心。

 作業がひと段落して、改めて新しいタイヤを見てみると2/3程度に位置に段差があり成形品質はあまり高くありません「走って削れ」って事でしょう、品質が劣る事は価格的に当然でしょうがミシュランに比べて明らかに直径が大きくなっています、幅はほとんど変わりませんが、直径がかなり違いますここまでサイズアップするとハンドリングに影響するでしょう慣れるまで時間が掛かるかもしれません。

 今更戻す事もできないので車両に装着します。
 フェンダー(泥除け)に接触したりはしませんが見た目はギリギリですマッスル感が好きな方には良いかも知れません。

 前輪装着にはブレーキローターの厚みが増えましたのでブレーキパットに挿入するにはブリードニップルを緩める必要があり緩めた瞬間に、朝〇新聞勧誘員が勝手に敷地に侵入して来てしつこい勧誘を始めたので作業に集中できずラインに空気が混入しエア抜き作業を行わねばならず大迷惑でした。
 なかなかエアが抜けず、仕方ないのでブレーキを引いて一晩放置しますブレーキラインも劣化しているでしょうからあまりやりたくないのですが、翌日も使用する車両なのでこの方法しかありません。 恨む〇日新聞!

追記:1月17日
 交換直後はブレーキの利きが悪い上に挙動が微妙に変わり怖かったのですがほぼ1ヶ月経過しブレーキローターの当りもシッカリしタイヤ表面も削れ成形品質の悪さも解消し不安なく操作できる様になりました、というか慣れました。
 KINGS TIREタイヤのインプレです、タイヤが固く路面のゴツゴツが手に響きますがそこそこ車重があるバイクですから跳ね回る事は無くハンドルが取られる印象はありません、ドライは当然としてウェット時でもしっかりグリップします、白線を踏んでもスリップする事はありません。
 ただ、過重が掛かってもタイヤの変形が少ないからなのかハンドルの遊びが少なく以前よりシビアなハンドル操作が必要になった気がします「一般道のみ」「そこそこ重量がある」の条件なら十分実用できると思います。
 もし購入を考えている方へのご参考として、サイズや特性的に BW’Sなどには向くかも知れませんが軽量スクーターへのフロント装着はお勧めしません、一応フロント・リア両用ですが操作に直結するフロントよりリアタイヤで使った方が面倒も少なく面白いタイヤだと思います。

 

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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