スマホでしか使えないネットワークカメラアプリをパソコンで使用する方法
良く調べず適当にネットワークカメラを買ったら「スマホ・タブレットアプリのみでパソコンでは使えない」「ONVIFもRTSPも非対応」が判り涙で枕を濡らした方も少なく無いと思います。
スマホ画面をスマートテレビやノートパソコンにキャスト・ミラーリングすれば一応は大画面で見る事ができますが、カメラの通信とキャストの通信を同時に行う為に映像の解像度が極端に落下したりコマ落ちが発生したり。あまり出来の良くないカメラアプリではキャストするとエラーで終了したり、映像自体が転送されなかったりします、そんな時は「scrcpy」でスマホとパソコンをケーブル接続する事をお勧めします。
◆scrcpyのダウンロードとインストール
scrcpy のページにアクセスして。
パソコンに応じたバージョンの実行ファイルをダウンロードしてGenymobile氏に感謝しながらインストールして下さい。
◆スマホの準備
スマホのシステム設定で詳細設定(スマホにより名称が違います)をタップ ビルド番号(スマホにより名称が違います)を8回以上連続タップします。 隠れていた「開発者向けオプション」メニューが出現します。 USBデバックをONにします。 許可をOKします。 スマホ・タブレットとパソコンを接続して認識されたことを確認します。(USBケーブルは安物のUSB2.0規格の物でOKです)
インストールした scrcpyソフトをパソコンで起動します。
スマホ・タブレットの画面に「USBデバックを許可….」が表示されたら OK をタップします。
コマンドプロンプトが立ち上がり続いてスマホ・タブレットの画面がケーブル経由でミラーリングされます。
以上で完了です、ご使用のカメラアプリを起動して下さい。
ケーブル接続なので映像の延滞はほぼ発生せず横画面表示も自動で切り替わります(アプリによる)パソコンのマウス・キーボードでスマホ・タブレットの操作も可能です、試した限りではキャストでは不安定やエラーになったアプリでも「scrcpyソフト+USBケーブル接続」では不思議と安定して動作しました。
Macパソコンの場合iPhoneのアプリを直接インストできるので省きました、Androidスマホ・タブレットのアプリとパソコンの場合に限る方法となりますが scrcpyソフト+USBケーブルの組み合わせは予想外に使えます、マウス・キーボードの操作は当然でコピーペーストも可能です!悪夢の様なメールアドレスの入力も大画面のパソコンなら楽ですしとても重宝しています。