NCV-XI420D 高輝度白色LED1080P高解像度ネットワークカメラ
NCV-XI420Dは、白色高輝度パワーLEDとF22 CMOS+Hi3518EV200モジュールを採用し照度0の暗闇でもカラー撮影を可能とした自己照明タイプネットワークカメラです。
自己照明タイプとしては先にGAD-161127を紹介しておりますが「外観が従来品の防犯カメラに近く簡単に取り換えられる物が欲しい」「明るすぎて設置場所を選ぶ」「もう少し安くならないか」のご意見をいただき、ご要望に沿う商品を選定しました。
前面面積が小さい細長い防水金属筐体に、パワーLEDは4個と既存カメラと同じ上下に取付穴を配置、太陽の映り込みを軽減する庇(ひさし)を採用、頑丈かつスタイリッシュなパッケージになっています。
カメラモジュールはライセンス認証ありXMEye系 Hi3518EV200 スマホ、パソコン、ONVIF機材・ソフトに対応しています、単体でも防犯カメラシステムの追加カメラとしてもどちらでもご使用いただけます。
◆ご使用の必須条件(ACアダプタを別途ご用意ください。適応はこの記事参照)
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅ルーターのIDとパスワードを管理している事(UPNPが働かない時ポート開放が必要)
③スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
◆ネットワークカメラレビュー
NCV-XI420Dは、白色パワーLEDを使った自己照明タイプのネットワークカメラです。
当店販売品は設定済みですが、トラブルにより工場出荷状態へリセットした場合は、設定→システム設定→カメラパラメータ画面で、デイ/ナイトモード:カラー に設定して下さい。
youtube動画は、近くに街灯などがない過疎地での撮影です、撮影時間はタイムスタンプ通りになります。
1080P高解像度なので昼間は文句なしの高画質です、大勢の人がわらわら動くショッピングモールやスクランブル交差点では無いのですからこれ以上の高解像度は不要でしょう、夜間は手前に枝が映り込みゲイン(カメラの明暗調整機能「ゲイン」が上がると明るい所が基準となり暗部はさらに暗くなる)が上った状態になっていますが、手前5m程度まで鮮明に映っています、ベンダー説明では「最大35mまでOK」と豪気なスペックを言っていましたが、最良のロケーションで10m程度が認識可能範囲、+10mが認知範囲だと思います固定焦点カメラではこの程度が限界でしょう、もっと遠方を監視したいならズーム式スターライトカメラをお勧めします。
◆NCV-XI420D内部構造
見飽きた程のベーシックな作りでHi3518EV200モジュールを真ん中にして上にLED用ドライバー、下にPowerLED放熱用のアルミ板が配置されています、相互に熱を貰う事もあるとは思いますが内部空間も広く組み上げた状態では筐体と接触しますから高温多湿のトンネル風呂にでも設置しない限り問題は無いでしょう。
PowerLEDはカバー付拡散リフレクターを採用しており発光ロスを軽減しています、良い感じです。
レンズは標準的な3.6mm広角CMOSの兼ね合いで同じレンズでも視野角に差があるのですがNCV-XI420Dの場合は95~100°程度でしょうか、悪くありません、ただレンズ周りにF値などが刻印されており知識があれば視野角を知る事ができるので防犯的にはマイナスです。
レンズの下に突き出しているのがCDS光センサーです、この配置には自身の光でセンサーが反応するという欠点があり(GAD-161127は背面に設置)実験では正面10㎝位に手をかざすとLEDが消灯しました、通常の使い方なら問題ない距離ですが看板や銅像の照明を兼ねて使うならGAD-161127の方が良いでしょう。
前面のカバーの黒い部分はプラの化粧板ではなく吹付塗装です面倒なのに、透明部品はガラスでエポキシ系?の接着剤でしっかり接着されています。
本体との接合部は厚めのシリコンパッキンを筐体とネジでサンドイッチして防水するBES-6006 と同じ方式です、ただし金属筐体なのでシリコンパッキンが痩せてきたら内部に雨水が入る可能性がありますので時々確認が必要です、面倒なら防水テープで結合部をカバーしても良いですし建材のシーリング材を使っても良いかと思います。(カメラの寿命や陳腐化の方が先かもしれませんが)
◆NCV-XI420Dベスト使用環境
- 自動販売機:はた迷惑なイタズラ、落書きなどの被害が多い。
- 工事現場:資材の盗難、不法侵入して自傷など完璧な防犯が難しい。
- 神社仏閣:仏像の盗難、放火、器物破損、罰当りに増加中
- 露天駐輪場:コストカットで改装できず防犯上問題がある第二駐輪場に
- 暗い山道:引ったくり、不法投棄など地域の防犯に。
- 河川監視:水位観察、氾濫監視など遠隔地監視に。
- 公園:家庭ゴミの不法投棄、不良集団のたむろ、違法駐車など広い公園は被害に会いやすい場所です。
- 露天駐車場:現在は、車自体の盗難よりカーナビやパーツ泥の被害が増えています。
- 駐輪場:最近の傾向では、借りる程度の軽い感覚で自転車を窃盗する人が多くなっています。
- モニュメントの防犯:銅像は盗難の被害が多く、石像は落書きや破損が多い
- 遊歩道:照明が少なく、夜中に若者がたむろする遊歩道
CMS設定画面をキャプチャしました。説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
◆NCV-XI420D詳細スペック
センサー |
F22 CMOS (1920 x 1080) |
ビデオ圧縮 |
h.264 |
レンズ |
3.6㎜ |
ネットワーク |
RJ45 |
SDカード |
なし |
ONVIF |
サポート |
電源 |
入力DC12v/2A |
本体サイズ |
170mm X 70mm X 75mm |