EC3-G6 180度パノラマビュー 円柱ネットワークカメラ
直径3㎝x高さ10cmのトイレットペーパーの芯サイズに先進機能を詰め込んだ最新ネットワークカメラ、Google PlayかAppleストアから専用アプリ「360EYES」をインストール、メアドとパスワードでユーザー登録、次にカメラをアプリの指示に従って紐づけ登録、たったの2ステップでどこからでもアクセスできる自分だけのネットワークカメラが完成!!
スマホアプリだけで設定・閲覧・通知ができ、クラウドドライブの感覚でカメラをシュアもできるスマホ・タブレットに特化したネットワークカメラです。
動画は常時撮影タイプでHDDレコーダーの様にリアルタイムからタイムスタイラスで過去の動画をストレスなく再生できたりと価格の割に上位機種に負けない機能を備えています、カメラ⇔スマホ間で呼びかける事もカメラ周りの音を聞く事も可能でアイデア次第で面白い活用ができると思います。
◆設定方法→360EyeS
◆使うための必須条件
①スマホかタブレットを今使って持っている(android4.1以上かios8.0以上)
②自宅にインターネットネット回線があって無線LANが使える。(但し2.4GHzに対応している(無線Lanルーターの裏面や側面に書いてある型式番号を検索すれば簡単)
③今使っている無線LanのSSIDとパスワードを知っている(設定した人に聞いてください)
(4~5年程前からスマホを家の無線Lanを同じ環境で使っているならほぼ合格)
◆インプレッション
導入は極めて簡単、360eyesをスマホにインストールして表示に従って入力するだけで直ぐに自宅の様子が確認できる防犯カメラが出来上がり。
画像はスマホに魚眼レンズを付け時と丸くなった風景をリアルタイム画像処理で平面表示します、ただし画面端は歪みますので出来るだけ監視対象の正面に設置する様にして下さい。
画像解像度が720Pと不足気味な点はEC6-I6と同じでズームすると粗が目立つのは変わりません。レンズは微妙にサイズアップしていますが暗部が潰れる傾向は相変わらず(CMOSが同じでしょうから)「暗い処は赤外線LEDでお願い!」と割り切っています。でも赤外線LEDはカメラの視野角ほどの広がりはなくスポット的にしか照らしませんので、観察なら常夜灯や避難灯、防犯ならセンサーライトなどの補助光源をご用意ください。
本カメラも他の360eyes採用カメラと同じく、タイムシフト再生機能があり常時録画タイプですから、マイクロSDカードがないと機能の半分も活かせません、1日丸ごと録画するなら32GBクラス10ぐらいのマイクロSDカードを別途ご購入下さい、ただしSDカードはこのカメラ独自の独自フォーマットとなりますので、取り外してパソコンで見る事はできません、リアルタイムも録画映像も動作感知画像も必ずカメラにアクセスする必要があります。
監視カメラとして一番お世話になる動作感知撮影機能はEC-06とほぼ同じ、スマホアプリ通知機能についてですが、動作感知機能はON/OFFのみ、画面に動く物が映ると感知→アプリ通知となります、連続感知は1分間隔分をまとめて1回通知となります。
Wi-Fiは、同室で何とかドア一枚で致命的、階下は絶望的と極めて微弱です、ネットワークカメラはオシャレになればなるほどWifiが弱くなる決まり事があるのか本カメラも微弱です、どうしても無線LANルーターから離れた場所で使いたい方は中継器が必須です。
カメラは軽くて簡単に向きが変わるので、下部ネジ穴を付属のカメラ台座をねじ止めして設置する事が前提の様ですが、台座を使わず立てて使用する場合は下方視界を遮らない様に縁ギリギリに設置する事になりますので必ず落下対策を施してください。 特にネコを飼っている家庭
◆メカニカルインプレッション
運用テスト時では最大800mAほどで常時録画式カメラとしては省電力ですが、常に動作しているためにアクセス時以外は動作が止まっているカメラに比べるとトータル消費電力は少ないとは言えません、また排熱スリットが少なく熱が籠りやすい傾向がありヒートシンクも一切使われていません、真冬は良いでしょうかそれ以外は常に誤作動に悩まされることになるでしょう、一番高熱になるのが RTL8818ETV のUSBWifiモジュールです、電源投入数分で60~70°程度まで表面温度が上昇します、モジュールのマニュアルには動作温度:-20~60°と書かれていますから「直ぐに接続が切れる」「録画はされているがカメラがコネクトしない」と言うこのカメラのレビューもこれらに原因があると思います、ただ他のチップも40~50°なので少しでも熱を貰うと機能不全を起こしてもおかしくありません。
画像で青く見えるのがRTL8818ETV USB Wifiモジュールです、RTL8818ETVにヒートシンクを付ければ多少改善すると思いますが、筐体の前面部はスリットがなく排熱が最悪ですから、日常的に使うには分解して裸で使うか、筐体のあらゆる所に穴をあけて小型の冷却ファンを付けるなど大胆な改造をしないと難しいですね。オシャレで売れそうなのに日本でOEM販売されないのはこの辺りが原因でしょうか。
コンパクトでおしゃれな製品ですが、全機能がカメラにアクセスする事が前提なのでwifiが不安定なのは致命的です、熱暴走もそうですが一度で繋がらず数回再起動しないと繋がらない点など安定動作しない点は残念です。
現在EC3-G6には、同じ内部構成でガワの違うもの、レンズが大きくなったもの、正面デザインだけが違う物、底部に本体を持ち上げる形のスタンドが付いた物など 数種存在します(またガワが同じでアプリは360eyesと似ても似つかない中国語アプリ(ストア未登録)もあり)が、筒型はEC3-G6と同じWifiの不具合が顕著で、構成部品はほぼ同じ丸形のEC06は多少マシなので、恐らくメインボードの設計に問題があるようです。