iCSeeアプリ対応 XM530 DSP搭載カメラの暗視撮影能力を向上させる設定
XM530搭載カメラの暗視撮影能力を向上させる方法
XM530 DSPを搭載した新型カメラはヒューマン検知、自動追跡、赤外線/白色LED切替など見栄えの派手な新機能だけでなく、防犯カメラの基礎機能「暗視撮影能力」を地味に強化しています。
バージョンxxx以降のVMSソフトには、設備管理→IPCアイコンをクリックすると表示される撮影設定に
この明暗補正はHDR(High Dynamic Range)の一種だと思うのですが、昼間の黒潰れはあまり補正せず夜間の照度補正の方が効果が高い様に感じます、カメラが搭載しているCMOS映像素子は低価格帯の物でしたらDSPチップ側で補正しているだと思うのですが、元が低価格CMOSだけに元のCMOS映像素子の最低撮影可能照度以下では効果が薄く、おおよそ薄ぼんやり辺りが見えている程度1ルクス程度の明るさが必要になります。
右画像の様に天井に常夜灯や非常灯がある環境が理想的です。
赤外線白黒撮影ではこの様な映像になります。
赤外線撮影の特徴として、赤外線LEDが照射できる範囲は明るく写り距離が遠くなると明暗がはっきりしない薄ぼんやりとした映像になります。
この環境で明暗補正をオンにして、撮影を常時カラーモードにしたのがこの映像です。
若干ノイジーになっていますがそこそこの画質で夜間カラー撮影が可能になっています、フレームレートを低下させてカラー撮影する(夜空の星を撮影する時にシャッターを開放して撮影する方法と同じ原理)している様子が無いので人程度の動きならブレも無く最低てきており、定点監視ならほぼ問題のないレベルかと思います。
「従来の赤外線撮影では部屋が広すぎて隅まで赤外線が届かずうっすら壁が写っているが夜間灯で薄く部屋全景は見えている」とかなりニッチな条件で生かせる機能ですが、その様な稀な条件のユーザーの方はご活用下さい。