バイク エンジンオイル交換(側面ポート)
コレと言って不具合が発生している訳ではありませんがようやく屋外で整備できる気温になりましたので、1年近く交換していなかったエンジンオイルを交換します。
新車の頃はエンジン下にあるドレンボルトからオイルを排出していましたが、マジェスティ125には茶こしの様な簡易オイルフィルターしかついておらず2万キロを越えた辺りからゴミや汚れが付着する事も無くなり以降はエンジン横の小さいドレンボルトから排出する事にしています、若干排出に時間が掛りますが作業がやり易くなります。
エンジンを数分始動させオイルを温めてからドレンボルトを抜き廃オイルを油吸い取りパッドを敷き詰めたトレイで受け止めますでオイル容量は1.2リッターですから10分程度で全て排出されます、廃オイルが白濁していたら冷却液か雨水が混入しています、金属粉が付着していたらベアリング劣化やギア摩耗です、いずれも継続使用に問題がありますから修理が必要になります。
廃オイルが排出されたらドレンボルトを戻します、締め付けトルクはサービスマニュアルに記載がないのですがM12ボルトで母材鋳造なので1.5kg程度だと思います、低値のトルクレンチやデジタルトルクレンチがあれば良いですがあいにく持っていないのでラチェットレンチの頭のみ握り腕力いっぱいに締め付けます、成人男性ならほぼ1.2~1.5Kgのトルクで締め付けている事になっているでしょう、エンジンプラグもこのあたりのトルク値なので私はこの方法で組付けしています。
オイルキャップはマフラー内側にありオイル缶から直接エンジンオイルを注ぐことができないのでオイルジョウゴをゴムバンドで釣り上げた状態にしてオイルを補充します。
補充するオイルは鉱物油のシェブロンオイル、マジェスティ125はガスケットの隙間をオイル経路として使用する欠陥設計で浸透力のある合成油を使用してしまうとガスケットを侵食しオイル漏れが発生します、私もオイル漏れを経験しており対策品のガスケットに交換しているのですがこのバイクでは鉱物油のみを使用する事にしています。
シェブロンオイルは940mlでオイル容量は1.2リッターなのでオイル交換ではもう1缶購入して継ぎ足す必要があり面倒です、最近のバイクはエンジンが小さくオイル容量も800ml程度らしく羨ましい限り。
マジェスティ125オーナでよく議論になるオイルレベルゲージの確認方法ですが、私の年式ではレベルケージをねじ込まずにオイルがゲージの横線以上に付着すれば指定容量が入っている事になります、交換直後はオイルが行き渡っておらず多く測定され走行直後はオイルが拡散して少なく測定されますから、正確に測定する時はエンジンが冷えている時に行って下さい。
自治体により家庭で出るゴミに見えない物は回収拒否される場合がありますから、廃オイルは完全に油吸い取りパッドに吸着させポリ袋を3重に重ね燃えるゴミとして廃棄します。