2017年 安納芋の栽培記録その4 収穫

11月3日 定植から5か月が経ち秋も終わり栽培も限界になりました。
 種芋から伸びた蔓を順次定植したので遅い蔓は8月頃ですから、育成開始から120日以上経過していない蔓もありもう少し待ちたい所なんですが、10月末の連続台風で高い所の葉はほとんど吹き飛ばされ、昼夜の寒暖差も激しく葉色も悪く新芽も少なく見た目も悲惨になり、もう成長は望めないだろうと思い一気に収穫します。

 初めは上の映像には映っていない小さめのフェルトプランターから始めます、素材がフェルトなので水が溜まらず芋の栽培には向いていると思って使ってみましたが、思惑通りに収穫できるでしょうか?
 湿り気が少ない土をサクサクと掘り返すと芋が見えてきました、頭を見ただけでも去年よりは太いと感じます、安納芋に適切な土の情報は調べましたが良く分からなかったので去年の土に新しい腐葉土を混ぜ込んだモノですが連作障害はない様で安心しました、更に掘り進めて芋を取り出します。
 太さはありませんがソコソコ長い安納芋が取れました、見た感じは安納芋より鳴門金時みたいです、横より縦に成長したのはやはり直径30CMのフェルトプランターに蔓2本は多かったんでしょうね、1本だけ定植した方が良かったのかもしれません。
 去年も感じましたがサツマイモに比べると皮が薄く手荒に扱うと簡単に傷が付いてしまいます、プロが育てた収穫時の安納芋を見た事がないので良く分かりませんがこんなに薄い物なんでしょうか、ここまで薄いと機械では無理だし手で収穫となると繊細な重労働となりその苦労は半端ないでしょう。

 次は大きいフェルトプランターに移ります。
だだちゃ豆と一緒に栽培していたプランターなのですが効果あるでしょうか?これも去年の土に増し土しただけになります。
 サクサク掘り返してみると、安納芋らしいコロコロした物が収穫できました、ただしあまり大きくなくだだちゃ豆の効果はそれ程でもありません、やはり栄養より夏が短かかったのが原因かもしれません、今年の近畿地方は9月で肌寒い日がありましたから、鹿児島がふるさとの安納芋なら育成不足にもなるでしょう、もし今年の夏が暑く残暑も続いたら丸々と太い安納芋になったと思います。
 このフェルトプランターは直径45㎝位ある一番大きなサイズで、芋が窮屈に成長している感じはありません、ただし根が縁の方まで伸びておらず無駄に大き過ぎた様です。

 次はベジタブルプランターに移ります。
この土は新しい腐葉土で、種芋から次々伸びた蔓を所狭しと7月末頃定植したので成長は不十分で1苗分のスペースも少なく大収穫は望めないと思いますが掘り返します。
 やはりプラのプランターはダメですね、底に水が溜まる構造で水耕栽培の様に根が底に根付いてしまい根ばかりが成長する蔓ボケになり芋が大きく成長しません。
 土の湿気が多く、根も張り放題なので土がなかなか落とせず苦労しましたが、最長12㎝程度の細い安納芋が収穫できました、蔓の数に対して芋は少なく肩透かしですが何も無いよりはマシでしょう、湿気が逃げづらくマルチをするとカビやキノコが生えるこのベジタブルプランターは安納芋の栽培には向いているとは思えません、見た目を気にしないならプランターより土嚢袋の方が適しているでしょう。

 次は最後のベジタブルプランターになります。
 種芋ごと定植した最後のプランターなので期待はしていませんが、このままでは邪魔なので掘り返します。
 更に小さく細い芋の収穫になりました。
 完全に育成不足であと1月ぐらいあればもっとマシな収穫となったでしょうか、種芋から予想以上に蔓が伸びたので捨てる訳にいかず慌てて準備したプランターなのでまあこんな物でしょう。
 
 今年は地球温暖化はどこに行ったんだろうと思えるほど涼しくて短い夏でした、定植数に比べると収穫は少なかったんですが、何となく我が家の安納芋の成長傾向が見えてきました「土は水はけのよい物が良い」「底部に水溜ができるプランターは論外、フェルトプランターは芋と相性が良い」「栄養は別途必要ない」「1蔓は直径30㎝で高さ45㎝くらいスペースがベスト」「マルチは必須」「近畿なら定植は極力早く160日くらい必要」でしょうか、来年はこのラインで行きます。

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 今年の全収穫は、2kg少しになりました、取れたプランター毎により若干色見が違うのが面白い、味は1ヶ月ぐらい待ってからの方が甘みが増すそうなので、その後に確認します。
 沢山収穫したくても上手くはいきませんが、病気にも強く定植したらほとんど手入れもいらないので初心者にお勧めの品種です。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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