K1-A6-T20 薄ドーム200万画素 ネットワークカメラ
K1-A6-T20は、200万画素(1080P)の高画質を突起物やネジ穴が見えない丸く薄い筐体に収めた、定点観測用オープンドームネットワークカメラです。
エレベーターや通路など人に近い位置に設置する事が多いドーム型カメラはイタズラや破損などを受け易く丈夫なクリアカバーで覆ったクローズドームが好まれるのですがレンズの方向を変えるにはいったん取り外す必要があり人が多い場所だけに作業できずズルズルとそのまま運用してしまうなど運用の面で融通が効かない欠点がありました。
K1-A6-T20は、ABSボディ筐体でとても軽く外から見える場所にネジ穴やスリットはなく突起のない丸いデザインになっており手動で好きな方向に向きをかえる事ができ上下60度ほどの可動域があります、一人で設置する時はカメラ方向を決め打ちしてもすぐあと少し右左となりがちですし、時には肝心の場所を見る事が出来ず別の場所に移す事が多くこの軽さと可動域は便利だと思います。
◆ご使用の必須条件(USB 5V2Aアダプタ)
①自宅にインターネット回線とWifiがある事。
②自宅ルーターのIDとパスワードを管理している事
③スマートフォンを持っている。
◆スマホでの設定方法→NVSIP google play と Appleストアで配布
◆K1-A6-T20ネットワークカメラレビュー
K1-A6-T20は、最新のABSオープンドーム筐体と最新のingenic T20 チップを採用したNVSIPアプリ対応ネットワークカメラです。
電源は12Vでネットワーク標準規格ONVIFにも対応したプロ用途でも使用できる正道防犯カメラになります。
レンズは3.6㎜で視野角は90~95度程度でしょうか、そこそこ広く若干歪みを感じる程度で良い感じのライブ映像です、NVSIP系のカメラは初期設定をフレームレートを低く抑えているのか若干ブロックノイズが発生していますが、設定でフレームレートを可変できるのでイントラネット回線ならレートを上げた方が良いでしょう。
ingenic T20 はリリースしたばかりで運用データが少なく機能を絞っているのでしょう。
◆内部構造
CPUはK1-RD002と同じ、ingenic T20 32Bit single core CPUです、エンコードは最大2048*2048、1080Pは60fpsまで、音声はAACにも対応しており動作検知、顔検出、人数カウント機能、QRコード読込機能を内蔵している様です、性能的にはXMのローストチップXM510並みの価格で、HiSiliconのHi3518より性能が高い新しいCPUなのですが、まだまだ発展途上で保持機能を生かしているとは言えない状態です、確かカタログにはVRパノラマの可能なはずなんですがまだそのタイプの製品はまだの様です、どのような製品でも1種独占は可能性を閉ざしますから新しいチップは楽しみです。
カメラの横に印がありこのラインを合わせて引き抜くと2つに分解できます知っていると簡単ですが知らないと気付かない優れた構造です。
カメラ部の固定もネジを使わずABSパーツのしなりで固定されており簡単にズレる事はありません、小さい筐体ですがカメラ部の大きさがカメラモジュールがギリギリ収まるサイズまで小さくなっており、筐体の内部スペースに余裕があり放熱も悪くありません。
赤外線LEDはチップタイプが6個をリフレクターで拡散しており屋内使用なら十分な光量を発生させます、それ程発熱しそうには思えませんが裏面はアルミ板になっています。
運用した印象では、安定性が高く不思議なエラーや設定の癖がなく扱いやすい印象です、ただFTP転送機能が削除されているのが残念です、昔と違ってSMTPサーバーの最大容量も増えましたし動作検知メール専用のメールアドレスを作る物簡単ですが、FTP機能は残してほしかったですね。
◆ベスト使用環境
◆詳細スペック
センサー |
CMOS (1980 x 1080) |
ビデオ圧縮 |
h.264 |
レンズ |
3.6㎜ |
ネットワーク |
なし |
SDカード |
サポート |
ONVIF |
サポート |
電源 |
入力DC12v/2A |
本体サイズ |
114mm X 66mm |