GCC030 ダブルレンズ自動追跡インテリジェンス機能200万画素PTZネットワークカメラ

 GCC030は、CareCam Pro 深圳市汇云通讯科技有限公司のファームウェアをインストールしたネットワークカメラです。
 去年の秋頃から2つのCMOS映像素子を一台のカメラに搭載したダブルレンズカメラが販売され始めて気になってはいましたが対応アプリに良い物が無く割高なのでスルーしていました、ようやく価格とアプリに良さそうなモデルが出たので購入してみました。
 シルエットは平凡なんですが、丸い部品にレンズが2つと下部のくぼみで「シミュラクラ現象」が起こるのか、アメコミヒーローっぽい中々可愛い外見をしています、正面から見て左がF2.8の広角レンズで右がF6.0くらいの望遠レンズだそうで「レンズの違いで10倍のズームを行う」と仕組みなのだそうです。

 ダブルレンズだけでなく自動追跡など最近のトレンドは搭載されており赤外線LEDは8個と性能的にもまずまずのモデル。
 消費電力は通常で5V290mAで赤外線使用時は440mA程度と一般的なカメラと同等の消費電力なのですが、なぜか電源投入時に1000mA程度の出力があるACアダプターでないと起動しません安物のUSBアダプターやモバイルバッテリーでは起動しなかったので「始めは壊れているのか?」と思った程です。
 一旦起動すると動作は安定しており素性は良さそうです、対応アプリのCareCam Pro某アプリカメラの様な惨憺なアクセス状態になる事も無く普通にアクセスできて実用できるレベルです。
 新規参入したメーカーのカメラですが機能に制約が有るもののWindowsソフトも用意されており、安い価格で売られていたら購入しても良いカメラだと思います、ただ日本にほとんど入っておらずレビューを見る人もほとんど居ないかもしれません。

 さて、目玉機能の ダブルレンズ10倍ズーム ですが…。
コレがあまり「洗練されていない」印象です、ズーム5倍を起点にして広角からズームのCMOS素子映像が切り替わる仕組みの様なのですがブラッシュアップされていないと言えばいいのか広角レンズ→ズームレンズへの移行がスムーズでなくガクガクして酷い時には切り替変わらない時が多々ありかなり不安定です、さらに200万画素のハズなのですがズームレンズ側は初めから拡大過多の画質の荒れた映像になっています。

 また録画映像は広角レンズ側で撮影した側のみ録画・撮影される仕様でつまり最大5倍ズームまでで、5倍以上のズーム映像はスマホ・タブレットのCareCam Pro アプリ上で実現しているに過ぎません。

 広角レンズ側の映像が酷くないのが救いですが、肝心なズームレンズ側の画像が鮮明でなくガッカリです、ただシステム的には10倍ズーム時のPT回転量が制限されていたりと「変な所に気が利く」所が不思議です、映像系とハード系のプログラムを別々の人がやっているのでしょうか?。

 機械式ズームレンズ機構はサイズも大きくこのサイズの屋内用カメラに収めるのは難しいですし、何より高価格となりほぼ市場から消えてしまいましたからこのダブルレンズ式のカメラに期待したのですがソフトウェアが洗練されておらずまだまだ実用域には達していない印象です、現在の状態なら4K/8Kの超高解像度カメラのデジタルズームの方が実用と言えるでしょう。
 ただし、ファームウェアとソフトウエアを徐々にブッシュアップし完成度を高めて行けばソコソコ使える仕組みになる事は間違いなく将来が楽しみな方式でだと思います。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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