CareCam Pro 牵心pro Android/iOSアプリ設定方法 v2.4.0

 CareCam Proは、深圳市汇云通讯科技有限公司のファームウェアをインストールしたネットワークカメラの専用アプリです。
 2017年に創業したスマートホームガジェットのベンダーらしく、最近ネットワークカメラをラインナップに加えた感じなのでしょう、独自のハードウェアを開発しているほど大手ではなくブランクカメラ(ファームウェアが入っていないカメラ)やブランクハードへのファームウェアの提供と対応するアクセス先のP2Pサーバーの管理・運営を行っているソフトウェア専業メーカーの様です。
 対応カメラも少なく新規参入の割には価格も高く現時点で日本にほとんど入ってきていない様なのですが、他のスマホアプリしかないカメラと違い違い制約が有るもののパソコン用CMSソフトが用意されており、今後が楽しみなメーカーです。
 販売台数が少ないからだと思いますが、カメラの反応も早くソコソコ使える印象です、自動追尾などトレンドも抑えており他のカメラアプリからの買い替えでも見劣りする事は無いでしょう、アプリの日本語ローカライズも文字が多すぎてはみ出していたり一部中国語だったりしますがほぼ翻訳されており操作に迷う事も無いと思います、ただ恐らく今後発売されるセンサーなどを統合する為に色々UIが増えていきそうな気がしない訳ではありません。

※重要※ ※重要※
 
始めに:ご自宅の無線LANルーターがIEEE802.11b/ 11g/ 11n の3方式に対応している事が前提です、IEEE802.11bだけ11gだけの旧式無線LANルーターでは、カメラ内蔵のWifi無線LANモジュールが対応していない為に接続出来ない場合があります。(旧式無線LANルーターは転送速度やセキュリティ的にも問題ですから最新モデルをご購入される事をお勧めします)
 
まず、初期設定の前にご自宅で使っているカメラ設定に必要のない有線LAN機器電源をOFFにし、設定に使うタブレット・スマホを残しその他無線LAN機器WifiをOFFにします(初期設定の障害となるIPアドレスの重複を避ける為)そして無線LANルーターやWifiに関係する全機材を再起動又一旦ACアダプターを抜き再度通電して下さい(原因は分かりませんが、最近の無線LANルーターは通電運用が長いと2.4GHzのWifiが不通になっていたり、新規Wifi機材を受け付けない不可思議な挙動をします)
 無線LANルーター設定について:殆どのネットワークカメラは5GHzの(高速Wi-Fi規格IEEE802.11acおよび11a)Wifiに対応しておりません必ず2.4GHzのwifiアクセスポイントに接続してください、セキュリティ対策でMACアドレスフィルタSSIDステルス機能が有効化されていないか確認してください設定している場合は初期設定時のみ一旦無効化し、カメラの設定が完了したのち有効化して下さいカメラのMACアドレスは(有線と無線2つ)を追加した後に有効化してください)
 業務用途で無線LANルーターのANY接続機能を故意に無効化している場合は有効化してください。
※重要※ ※重要※

①カメラ付属の取説を読み対応アプリを確認します。
 ネットワークカメラは対応の専用アプリ・ソフトでないと動作しません、設定前に必ず対応アプリを確認してください、特に個人売買や中古品を購入した場合はカメラと取説が一致しなかったりする場合がありますご注意下さい。

②CareCam proをスマホにインストールします。
 GooglePayかAppStoreで「carecam pro」と検索してインストールして下さい。 carecam proを起動します、メディアへのアクセス権限を求められるので 許可 をタップします。

③アプリ アカウント登録
 不思議な事に 新規登録 の様な選択肢はなく、新規アカント登録の際は メールアドレスと パスワードを新規作成して 「継続する」をタップして行けば新規作成されます。
 登録が完了すると(メールアドレスが登録されていると)サインインボタンに表示が変わります。

 新規作成の際にも登録メールに返信がある訳ではなく捨てアドでも登録できてしまいます、最近のカメラアプリにしてはシンプルです。いずれ厳格化されるかもしれません。

④カメラの登録
 カメラが一台も登録されていない時のホーム画面では チュートリアル が表示されます。 カメラの通電してから、カメラの初期設定を始める~ をタップします。 デバイスを追加 をタップします。 QRコードでペアリング をタップします。
 カメラ毎に異なりますが、リセットボタンを押してカメラを再起動します。
 スマホ・タブレットがもし5GHzのWIFIにアクセスしている場合は2.4GHzのWifiに ネットワークを切り替えます。 をタップして切り替えるか手動で変更します。 2.4GHzのWifiにスマホ・タブレットが接続されている事を確認して、Wifiのパスワードを入力して下部の WIFIに接続します をタップします。
 WIFIのSSIDやパスワードがQRコードの画面になります。
 QRコードが表示された画面をカメラの面前に持ってきます。
 QRコードを差し出すと初めに「ピッ」と音が鳴り次に「OK」と音声が聞こえたら読み込み完了です。
 カメラの名称を任意の表示から選ぶか入力して NEXT STEP をタップします。
 一台目の登録の場合は、カメラ画面に移行して完了です。

⑤カメラの設定
 カメラの設置を変更するには カメラ画面の右上の 歯車 アイコンをタップします。 が一台も登録されていない時のホーム画面では チュートリアル が表示されます。 カメラとして基本機能は網羅されており、過不足は無い印象です。

 カメラ自体にパワードが設定できない点がセキュリティ的に問題かもしれず、80のポートが開いているのでアクセスしてみるとログインできませんがHTMLページは表示され機能している様なのでこのカメラはダイレクトアクセス方式も可能なカメラな様です。
 ただ解放ポートの割にONVIFに対応していない様なのでNVRに追加する様な本格的な防犯システムに組み込むは無理かと思われます。
 ただ今までの新規参入のメーカーと比べてみると割と良い出来だと思います。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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