洗面水栓から水漏れしたので格安水栓へ交換してみました。
恐らく30年は使っている洗面台の水栓(蛇口)が意識して強く締めないと水が滴り落ちる様になっていました、通常は水栓ケレップを交換したら治るのですが分解ができない難儀な構造で修理する事ができず、仕方なくハンドルからレバーに交換し強く締める事ができる様にして対処していたのですが、とうとうどれだけ強く締めても水漏れする様になり「もう限界」と判断し新しい水栓に交換しました。
使用頻度も低くお金を掛けたくなかったのでアマゾンで一番安い1435円の水栓を購入しました。 見た目は悪くありませんが給水用のフレキパイプとの接続部(銅色のネジ部分)の肉厚が取り外したTOTO水栓の半分程度の厚みしかありません、これは海外でもG1/2径のナットを使う点は同じですが細軽のメッシュホースと山形の柔らかいシリコンゴムパッキンの接続ホースを使う事が前提なので肉厚を厚くする必要が無い為です。
なのでこのまま日本で使うには加工が必要で接続部先端のバリや凹みなどの凸凹をそのままにしてしまうと日本の平パッキンの収縮程度ではカバーできない隙間が出来ますので紙ヤスリを使って接触面を平らにしておく必要があります。
洗面台に取り付けたら問題が…。
1.接続部が短く旧水栓に合わせた給水用フレキパイプでは僅か数センチですが届きません。
2.付属のベージュ色プラ製水栓固定ナットが厚すぎて洗面台へ固定するとフレキパイプのナットがプラ製水栓固定ナットに接触し十分なトルクで締め付ける事が出来ません。(100%水漏れします)
どうせ交換するなら接続パイプ付きを買っておけばよかったと後悔しましたがフレキパイプが接続出来ないとどうにもなりませんから、近所のホームセンターへ走り450㎜のフレキパイプ(480円)を2本購入、付属プラ製固定ナットを使用せず旧水栓の薄い金属ナットを使用して水栓を固定する事に変更。
1時間程で終わると思った作業が色々あって4時間ほどかかってしまいました、以前にキッチン水栓を交換した事もあるんですが今回の方がスペースが狭く、大きな汎用モンキーではシンク裏の凸凹に当たらず回転できる角度は僅かに10度程度に限られるので、プライヤーでナットを回転させモンキーが噛合う角度になったらモンキーを使う…の繰り返しで作業は大変でした。
水栓スパナも用意していましたが全く使えません(スペース的に)水栓より高額になりますが専用の台付水栓用レンチを購入すればもっと楽に作業できるでしょう。
当初は水栓を交換するだけと考えていていましたが、結局フレキパイプを交換する事になり接続部は一旦全て取り外す事になりましたから組付け時にパッキンは新品に交換しました(安い物ですが)心配していた接続部の薄さも杞憂の様で幸いにも水漏れは発生していません。
シングルレーバー混合栓なので旧水栓と違い水とお湯を良い塩梅で混合してダイレクトに開閉できるので便利です、ただ混合の比率によっては耳障りな雑音が発生するので集合住宅や雑居オフィスなどで勝手に水栓を交換するのは避けた方が良いかも知れません。
あと驚いたのは、水道用フレキパイプはアマゾンで買うよりホームセンターの方が4割ほど安く購入できます。