Anker Eufy genie スマートスピーカー(Amazon Alexa互換機)

 Eufy genieは、Anker Innovations Technology Limited(安克创新科技股份有限公司)のホームデバイス「Eufy (ユーフィ) 」ブランドで発売されていたスマートスピーカーです。
 アンカー・イノベーションズ・テクノロジー・リミテッドの設立は2011年、現在は充電ガジェットの「ANKER」、家電ブランドの「Eufy」オーディオブランド「Soundcore」スマートプロジェクターブランド「Nebula」と4つのブランド名で製品を販売、海外ではペット用トレーサーなどもラインナップされていて「とにかく思いついたら作ってみよう」と言う60~70年代末頃までの日本家電メーカーの様なお気楽さで製品が発売されています、勢いが凄い。
 と言っても、Eufy genie自体はAmazon Alexaの機能限定版の互換機でAnker独自の追加機能やシステムもありません3世代目のAlexa Echo Dotがセールなら2,000円程度で購入できますし既にEcho DotもEcho Showも持っていて別段必要は無いのですが中古店で300円で売られていたので思わず購入してしいました。

 内容は、Eufy genie本体と電源アダプタ、オーディオケーブル、取説のみ、とシンプル(セットアップはこのページを参考して下さい)ケーブルを除けばEcho Dotと同じ構成です、Eufy genieにBluetooth機能が無いのでオーディオケーブルが付属しているのですが「スマートスピーカーを別途スピーカーに接続する」運用が一般家庭で発生する事は稀でしょう、マイクが無いと命令できませんからスピーカーだけ離れて運用できても意味がないですしEufy genieもEcho Dotもそれなりのスピーカーを内蔵していますから同等性能を持つスピーカーを購入するならEcho Dotをもう一台買った方が安くなるでしょう。

 実際に運用してみると2世代目Echo Dotと比べて音質・音声認識がやや勝りますが3世代目Echo Dotにはすべての面で劣ります、Eufy genieではスピーカーから音や音声が鳴っている状態やテレビや家電製品が音を出している状態ではかなり大声を出さないと音声認識しません。
 機能としては、Alexaデバイスでは無い為に定型アクション先の デバイス に指定できないために定型アクションが使えませんのでセンサーデバイスとも連携できません「Alexa XXして」の様なアクティブな使い方しかできないと思った方が良いでしょう、文字通りのスマートスピーカーの役割しかできません。
 ただ電源が2世代目Echo Dotと同じmicro-USBなので一般的なUSBアダプターとmicro-USBケーブルが使用可能なので設置の自由度が高いのが唯一良い点でしょうか、USBアダプターは数が豊富だけに価格も安く2~3口のUSBアダプターも1000円以下で購入できますしUSB出力のある電源タップもありますからコンセント口に余裕のない場所で運用できます。
 我が家では洗面所の上にEufy genieを設置しました、それほど使用頻度も高くなく近くに音を出す家電も無いのでそこそこ使えます、ただあまり音の広がりが良くないのとLEDリングが見えないのでダイソーなどで売っている「置くだけで音が広がる」スマホスタンドに載せました、Genieの文字が逆になってしまいますがUSBケーブルが隠れて音の広がりも良くなるのでお勧めです。

 Anker社もEufy GenieとAlexa Echo Dotでこれほどの運用面の差を付けるとは思っていなかったのでしょう一瞬で興味を失い、滅多に安売りしないAnker社が980円で投売りした程ですAlexaを既に使っていて「ここにAlexaがもう一台欲しい」「Alexaを使えるエリアを増やしたい」方が1,000円以下で購入できる場合のみお勧めします。

 Amazonが他社に提供するAlexaのAIプラットフォームはモンキーモデルなのか?殆どEufy Genieの様に1製品リリースして終わります。 日本では話題になっていませんが、Alexa内蔵のMeta(Facebook)Portal シリーズなる意識高いデバイスなんてものが発売されているんですけれども、コレも一台で終わりなんでしょうね…. 。 

 

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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