ONVIF対応カメラをDDNS (Dynamic DNS) で遠方アクセスする
ONVIF(Open Network Video Interface Forum)対応カメラを汎用のONVIFソフト・アプリでアクセスする方法のご質問がありましたので記事にします。
現在販売されているネットワークカメラの大半はメーカーが専用P2Pサーバーと専用アプリ・ソフトを用意してカメラをインターネットに接続するだけで簡単にアクセスできるP2P機能を実現していますが、もしメーカーが専用P2Pサーバーを停止すれば運用が不可能になります。
現時点で急にアクセスできなくなったカメラやメーカーは確認していませんが、今後カメラが高解像度化すれば対応するP2Pサーバーの処理速度と通信回線も強化する必要がありサーバー維持費が販売利益を上回ればアクセス制限を掛けたり旧式カメラを切り捨てたり最悪廃業するメーカーも出て来るかもしれません。
ONVIF対応カメラとDDNS(Dynamic DNS)での運用なら、万一P2Pサーバーが使用不可能となっても影響を受ける事無く運用を続ける事ができます、若干難易度が高いのですが「もしも」の時に備えて参照して下さい。
※ONVIFやRTSP機能が無いカメラや設定画面にポート番号の表記が無いカメラ(360eye、EyePlusなど)では実行不可能です、諦めて下さい。
◆カメラのONVIF、RTPSポートを確認する。
カメラへ専用ソフト、ブラウザなどでアクセスする。
AnySee/iCSee対応カメラでCMSソフトならネットワークと
RTSPダイアログで確認。
CamHiカメラでHiP2P Client ならパラメーター設定
カメラが使用しているIPアドレス、ONVIFポートとRTSPポートの番号を確認します。
またカメラのIPアドレスはカメラ又はルーター側で固定してます。
◆ルーターの管理画面に入りポートフォワーディングの設定。
TP-LinkのルーターならNAT転送の仮想サーバーをクリックして 追加をクリックします。 内部ポートに先ほど調べたカメラのONVIFポート番号を入力
内部IPにカメラのIPアドレス
プロトコルはTCP
外部ポートにインタネットへ公開するポート番号を入力
完了したら保存ボタンをクリックします。
同じようにRTSPポートも追加します。
BUFFALOのルーターならセキュリティーのポート変換になります。 カメラが複数台ある時は外部ポート番号が重複しない様にします。
以上でカメラのONVIFとRTSPポートが解放されインターネットからアクセス出来るようになります、ただしグローバルIPアドレスでのアクセスとなりルーターが再起動する毎にグローバルIPアドレスは変更されます(固定IPサービスに加入していない限り)から、その度に再生側のアプリ・ソフトでグローバルIPアドレスを確認し変更する必要があり長期的な運用が難しいので自宅・会社のルーターのグローバルIPアドレスをURLの文字列に変換してくれるDDNSサービスを利用します。
◆ルーターのDDNSサービスに加入する。
TP-Linkのルーターの場合は無料でTP-LinkのDDNSを使用できます。
モデル、ファームウェアにより設定方法が異なります、詳しくはTP-LinkのWEBページをご参照ください。
BUFFALOのルーターにもDDNSサービスがありますが、年額3,600円と有料になります。 無料でDDNSサービスを提供しているのはTP-Linkの他に、
I.O.Data: IO Portal (https://ioportal.iodata.jp)
NEC Aterm: ホームロケーションIP可能モデルのみ
ELECOM: SkyLink(https://www.clear-net.jp)
などがあります。(昔はもっとあったんですけど…。)
ルーター側でDDNSサービスを利用する利点はカメラの交換が簡単になる事ですが、カメラ側でもDDNSサービスを利用する事が出来ます。
AnySee/iCSee対応カメラの場合は、上画像のDDNSサービスが登録可能ですが全て英語また中国語なので語学力が必要になります。
各DDNS契約時に提供された、URLとルーターで設定した外部ポート番号を使用すると、汎用のONVIFアプリ・ソフトでカメラにアクセスできる様になります。 汎用ONVIF対応アプリ・ソフトは種類が多くカメラ専用アプリ・ソフトでは不可能だったIT機器とのリンクやクラウドサービスの活用が可能になり運用幅が一気に広がります。