衛星放送 ラインアンテナブースターを設置する
防犯カメラ設置工事の際にカメラとは関係ない事をを引き受ける事があります、ほとんどはコンセント増設や電灯増設なのですが、今回は「TVの映りが悪いので何とかならないか?」との事でした。
TVアンテナの交換や調整をする場合は「高所作業費」を要求する事になりますから通常はお断りするか専門業者を紹介しますが、TVのアンテナ受信強度画面を拝見すると地デジは問題なくBS/CSの強度が各バラバラになっている不思議な受信感度になっていました。
地デジが問題ないのでアンテナ線が切断している訳では無さそうです、アンテナケーブルが古いS-4CなのでCS放送の感度がランダムになるのは仕方ないとしても、BS放送の差が妙です。
BSアンテナ辺りに問題があるのが判ったのでベランダに設置しているBSアンテナからケーブルを辿って次々と点検してゆくとアンテナ混合器の前に古いラインブースターがありました。
一旦ブースターを取り外して直結すると信号が若干回復し受信感度は下がりましたが強度は平坦になりました。
ラインブースターが壊れ始めている様です、受信できているチャンネルも徐々に低下してゆくでしょう。
ラインブースターの劣化で受信感度がランダムになるのは初めて知りました、アンテナやケーブルに問題ありませんからラインブースターのみ取り替えれば改善するでしょう。
作業はベランダで完結できる簡単な作業なので作業費用を請求する程ではなく、壊れていたラインブースターと同じ条件で動作するラインブースターの費用だけを請求し、後日カメラの動作チェックにお伺いした時に取付作業を行います。
ラインブースターはアンテナに近い方が感度が上がるらしく、持参したブースターは防水仕様なので混合器前ではなくBSアンテナ直下に配置を変更しました。
BS放送の受信感度は向上しCS放送も一部のチャンネルは視聴できるレベルに向上しています「見れたら良い」との事でしたので喜んで頂けました。
1,000円程度のブースターでもここまで向上するので「雨が降るとノイズが入って困る」と言う方は試してみる価値があると思います。