簡易POEケーブル、LANケーブル1本で楽々配線!
有線LANネットワーク機器を使うにはLANケーブルと機器の電源供給が必要で機器の近くにコンセントがある場合は少なく電源を確保しつつLANケーブルを敷設する事はとんでもなく難しい作業です、そこでLANケーブルに通電して機器の電源とLANケーブル1本で済ませるPoE給電機能が開発されました。(TVアンテナやBSCSのパラボラアンテナと同じですね)PoEにより敷設作業が簡素化しネットワークを生業にする業者ならPoE給電対応機器が旧来のACアダプタ機器の数倍の値段であっても当然の様に見積書に記載します。ただし個人宅でPoE化するのはコストに見合いません、そこでLANケーブル内部の8本の銅線の中で通信に使っていない銅線に通電して簡易POE機能を実現したのがこの簡易POEケーブルコネクタです。
本物のPoEと違うのは「給電と配電のケーブルコネクタは1つの機器にのみ使用する事」つまり複数の機器に給電はできない事、ハブやルーターを経由できない事、給電に数本使用するので伝送速度が落ちる事です。(防犯カメラでは十分な速度なので問題はありません)
真ん中の配線用LANケーブルは短いですがここを必要な長さのLANケーブルにすればカメラ直前までケーブル1本で済みます、Wifi内蔵カメラ自体のまた環境(鉄筋コンクリート、地下駐車場など)の為に電波が弱すぎて届かない時の解決策(別途TP-Link RE200の様な無線LANコンバーターが必要ですが)としたり、Wifi内蔵カメラでLANケーブルは必要ないと思っていても落雷や作業ミスなどで初期化され再設定が必要になった時はカメラを取り外すかカメラの近くまでパソコンを持って再設定するハードな作業をせずに済みます、またソーラー充電でない限り電源ケーブルは配線する訳ですからメンテナンスの簡素化や将来の拡張を見越してLANケーブルで配線する事をお勧めします。
構造上、この簡易POEケーブルコネクタは5メートルくらいが限界でしょうか、使用するLANケーブルの銅線の太さにより左右されますがあまり長くなると抵抗が増えますし抵抗が増えれば発熱し最悪LANケーブルが燃え上がる事もありますから、12VのACアダプタで5m以下の配線が限界かと思います。
家全体とか職場全体で使用する場合は正式なPoE対応機器でPoe対応ネットワークカメラをご購入して下さい。