K2-PT200Z5-C2 光学5倍ズーム WLED屋外PTZ200万画素ネットワークカメラ
K2-PT200Z5-C2は、当店で初めて扱うCamHiアプリ対応のネットワークカメラです、ボディ筐体はK2-PT200USA-A1 と同じですが、光学5倍ズームと赤外線+白色LEDのダブルLEDを搭載したハイパフォーマンスネットワークカメラです。
2018年末に筐体メーカーがリリースした防水屋外 PT(首振り)式カメラ筐体を採用したカメラで見た目はK2-PT200USA-A1と同じですが、カメラモジュールは2.7~13.5の光学5倍オートフォーカスレンズを採用しており10m程度の離れた場所の様子をズームする事ができます、レンズをモーターで駆動する光学式ですからデジタル拡大とは違い画質を落とす事無く高画質のまま拡大できます、一般家屋なら3階や屋上への設置、トラックが出入り出来る大型ドア程度の高所取り付けが可能です。
もう一つの特徴として今年から各社が実装を開始した赤外線+白色LEDの2種LEDを搭載したダブルLED搭載モデルです、点灯切り替えはスマホアプリ・ソフトで切り替えする事ができ白黒映像では対象の色や形状が把握しずらい時に白色LEDに切り替えて状況を確認してする事ができます、白色LEDは自動車のポジションライト程度の明るさがあり夜間カメラ前にいる人を注目させたり、夜間照明と使うなど便利な使い方が出来ます。
全長170㎜(アンテナ含まず)重量550gと小型軽量なのに200万画素光学5倍ズーム、Wifi無線LANと有線LANの2系統、左右355度上下95度の首振PT回転機能、micro‐SDカードスロット、収音マイク、外付け大型スピーカー、赤外線LEDx2、白色LEDx2の高輝度LEDライトを装備し、動作検知、音検知、Eメール送信通知、FTP転送、常時録画などネットワーク防犯カメラ機能、ネットワークカメラ共通規格ONVIFへの対応など、ホームユースから中規模倉庫や駐車駐輪場で運用できるミドルクラス屋外ネットワークカメラです。
従来のカメラでは重すぎて設置を諦めていた方、複数のカメラを1つにまとめたい方、旧式化したカメラを最新機種にアップグレードしたい方にお勧めです。
◆ご使用の必須条件
①自宅にインターネット回線がある事。
②設置場所まで有線LANを配線可能か2.4GHzのWifiが届いている事。
③自宅ルーターのパスワードを管理しSSIDとSSIDパスワードも管理している事。
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→CamHi google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→P2P Client
◆設置予定場所のWifi感度を測定して下さい→クリック
※ご購入の際のご注意※
本製品は屋外用と言う性質上、購入前に設置予定場所のWIFI感度を確認し、ご購入後も設置予定場所近くにカメラを移動し実商品でWIFI感度を確認してカメラとご使用中のWIFIルータ間で十分な通信が行える事を十分に確認してから設置作業を行って下さい。
一度でも設置した商品は「WIFI感度が低く通信できない」等の理由での返品・返金には応じかねます事をご了承の上ご購入下さい。
◆K2-PT200Z5-C2ネットワークカメラレビュー
K2-PT200Z5-C2は「設置場所が高所に制限されるのでズームが欲しい」「倉庫の在庫をオフィスで確認できるカメラは無いか」のニッチな依頼を受け始めAnySeeアプリ対応のXM社カメラで探していたのですが、XM社のズームカメラの価格は交渉してもK2-PT200USA-A1の2倍近くになってしまう上にダブルLEDのカメラはまだリリースしていないとの事なので、当店では初扱いとなりますがCamHiアプリ対応カメラのK2-PT200Z5-C2を入荷しました。
CamHiアプリ対応カメラは、E-maiやFTP、メーカーのP2Pサーバーを使わないでこちらが用意したDDNSでインターネットアクセスできる前世代にあったベーシックな機能を残したカメラで、AnySeeアプリ対応カメラと運用・設計思想が似ており双方でほぼ同じ運用を行う事が可能なので機能面で劣る事は無いのですが、カメラの設定と変更が1つのアプリ又はソフトに集約しておらず、ある特定の機能は、CamHiアプリ、ブラウザ、P2P Client のどれかしか設定できずカメラ機能を完璧に使いこなすのは苦労します。
例えば、カメラの動体検知を設定したい場合
CamHiアプリは、1エリアのみエリアサイズと感度を調整できます。 ブラウザーでのアラーム設定は、4つのエリアの位置、サイズ、感度を調整できますが、IE(internet explorer)以外のブラウザーでは項目自体が表示されません。 P2P Clientソフトでは、4エリアの有効・無効、感度を調整できますが、位置、サイズを調整できるのは下3つのみとなります。 とアプリ・ブラウザ・ソフトで設定項目表示が有ったり無かったり制約が在ったりしますのでカメラ機能を完全に把握・操作するには3つを渡り歩く必要があります。
P2P Clientソフトは、モデル毎の固有機能に合わせた最適表示を行わず「空白の入力欄」「チェックボックス」を全部表示してしまうので入力しても反映しないなんて事が起こります、反映しないだけなら良いのですがモデルによっては別機能の設定を書き換えてしまいカメラが機能不全なってしまうかもしれません、機能不全になると工場出荷状態にリセットするしか正常に戻す方法が無いので運用テスト期間を用意して入手したカメラはどの機能が使用できて変更が有効なのか把握する必要があります。
ハードメーカーが開発ベンダーに渡す粗削りなリファレンスソフト(テストソフト)の様でユーザーフレンドリーとは言い辛く剥き身の刃物的な怖さがあります、反面フロントエンドアプリ・ソフトやサポートなどの経費を削った分価格は安くAnySeeアプリ対応カメラの10~20%引きの価格で販売されているのは魅力です。
使い辛い点を自己努力で克服する必要がありますから、初心者の方はお勧め致しませんし完璧な商品を求める方にも向きません。
CamHiアプリ対応カメラの録画データは特殊フォーマットになっており、アプリ、P2P Client ソフト、専用動画再生プレイヤーHIPlayerでしか再生できません、汎用動画プレイヤーでは再生できず動画編集・変換ソフトでは「汎用H.264フォーマットでないので読み込めない」の表示が出て汎用 .mp4形式に変換できなかったので、HIPlayerで再生中の画面をリアルタイム画面キャプチャソフトを使って作成した動画をyoutubeへアップロードしました、実データより若干ディテールが落ちています。
200万画素CMOSとオートフォーカス2.7~13.5レンズの組み合わせなので視野角はそこそこ広くホームユースでもビジネスユースでも問題ない画質です、ただオートフォーカスのピント合わせが遅く感じますコントラスト検出式なのでセンサー式より遅いのは仕方ありませんが10年前のコンパクトデジカメより遅いです、PT回転中はAFが働いてしまい回転中づっとピンボケ状態となりますから動体追跡や動体監視はあきらめた方が良いでしょう。
音声は驚くほどよく録音さています、2階から1階の車の排気音はもちろんの事、話し声も少し聞こえます、屋内カメラ並みかそれ以上の収音性能です「何処に穴があるのかな…」と思ったらコンデンサマイクが丸ごと外に配置されています、CUI Inc社の防水エレクトレットコンデンサマイクに似たパーツが付いています本物を見た事が無いので真贋は判りませんが1個200円位(普通のコンデンサマイクは10円位)するパーツなので本物なら贅沢なチョイスです。
音声はG711とG726の圧縮方式が選べますがイマイチ違いが判りません、圧縮方式より音声レートを調整させて欲しいのですが調整は出来ません、マイクを外に出した構造により「破損し易い」「風切り音を拾い易い」「劣化が早い」などの欠点はありますが、PT回転のモーター音を拾い辛いので監視画面のスピーカー音を絞る必要がありません。
K2-PT200Z5-C2は、音声アラームに対応しており、設定した音量レベルに達した声、衝撃音が入力されるとアラームトリガーとなりモーションアラームとなり通知・録画されます、屋外では風切り音で実用になりませんが倉庫の場合はガラスの割れる音やドアを破壊する音で検知できるので便利です。
スピーカーはK2-PT200USA-A1と違い本体に内蔵されておらず、ケーブルで接続する別体パーツになっております、真っ黒の筐体の中に防水スピーカーが設置されており屋外との双方向通話が可能になります、2線なのでアンプは内蔵されていませんがそこそこ大きな音が響きます、接続は通常のRCA端子なのでオーディオケーブルで延長して聞こえやすい場所に設置できますし、アンプ内蔵スピーカーに接続して工場・敷地内へ大音響で響かせる事もが可能です。
遮る物がなく大きな音が出るスピーカ―なのですが、常にザリザリと小さなノイズが音がします、室外用ですから少しの雑音は問題ありませんが、もし小さな個室で使った場合はかなり耳障りになるでしょう使わないか交換する事をお勧めします。
双方向通話だけでなく動体検知連動のアラーム機能があります、アラーム検知すると警笛音か犬の鳴き声が10~30秒鳴り響きます一般家庭では使いずらいので倉庫や工場では重宝するでしょう。
PT回転位置を記憶する プリセット機能が完璧に動作します、K2-PT200USA-A1では問題のあったプリセット位置記録が問題なく動作します、記憶数は256カ所までありプリセット1が基本ポジションとなり起動・再起動時のスタートアップ動作後にプリセット1の位置に自動回転します、重要監視地点をプリセット1として登録して置けば停電などで再起動してもプリセット1の位置に回転移動しますから明後日の方向で止まってしまう事はありません。
動作検知に連動したプリセット回転にも対応しておりアラーム検知で指定したプリセット位置にPT回転します、上位の監視カメラには必ずついている機能で正直使い処が想像できませんがしっかり動作します。
残念なのは複数のプリセット位置を時間単位で移動するパトロール機能が見当たりません、連動プリセットより需要があり必要とする人も多いのに何故かありません、もしかしたら隠れているのか他機能を有効化したら現れるのか見つけられません。
SDカードの取り外しはアーム側2本のネジを外し、アームをスクーターのシートの様に持ち上げ(設置後はカメラ部を回転させ)手前のmicro-SDカードスロットへ装着します、取外し易い位置で横にリセットボタンがあり配慮が行き届いた設計です、ただネジを外す為には上部にある程度のスペースが必要になりますから天井ギリギリに設置した場合は取っ手の短い+ドライバーが必要になります。
K2-PT200Z5-C2の消費電力は、12V 起動時:110mA /モーター1個:230mA /モーター2個:340mA /赤外線点灯:310mA、白色点灯:320mAと屋外向けPTZカメラとしては省電力です、12Vなので車のバッテリーを使えば半日程度は余裕で動くでしょう、またソーラーパネル(かなり大きな物が必要ですが)があれば完全なケーブルレス運用も可能かも知れません。
最大1A程度のACアダプターでも起動するかと思いますが24時間365日の長期運用を考えた場合、ACアダプターの劣化を考慮して2~3倍容量のACアダプターでご使用される事をお勧めします。
高輝度タイプLEDが安くなり低輝度LEDを並べる必要が無くなりレンズ周りのスペースが空いたので「買い替え需要に結びつく付加価値を付けよう!」からダブルライトを発想したのかも知れませんが、赤外線と白色LEDのダブルライトはなかなか便利です。
点灯の切り替えは、CamHiアプリ、HiP2P Client 、ブラウザーで可能です。
普段見慣れている風景でも白黒の赤外線画像になると「コレなんだっけ?」て事が往々にして起こります、監視業務では写っている物が何か判らず確認の為に現場まで足を運ぶ事も少なくありません、任意で照明を白色LEDに切り替える事が出来ればとても便利です、窓のない地下倉庫、書籍やプラ部品など日光劣化を防ぐ為に窓を目張りしている倉庫では暗すぎてスターライトカメラでも運用が厳しいので、照明ON/OFF、照明タイプの切り替えが遠隔操作ができるカメラは防犯と在庫確認カメラ両方使えて便利かと思います。
※ご購入検討中の方へご注意※
K2-PT200Z5-C2のダブルライト機能には赤外線・白色カラーの切替え点灯の他に”インテリジェントナイト”と言う動作検知に連動して赤外線→白色に変化するセンサーライト的な機能があるのですが、明暗変化と動体検知が同時に発生すると「赤外線と白色LEDが点滅を繰り返す」の無限ループが発生します。
恐らく、白色LEDが点灯すると照度センサーが昼間と認識→LED消灯→ 動体検知が動作→ LED点灯→ 照度センサーが昼間と認識→ ….. の無限ループになっているのだと思います、白色LEDと照度センサーを同軸に取り付けた場合に起こりやすい現象で照度センサー感度や動体検知を一定時間無効化する処理を組み込むか、検知無視時間を調整できれば良いのですが、CamHiカメラはカメラパラメーターを変更する方法がありません、残念ながら インテリジェントナイト機能は使えないとご認識下さい。
着眼点は良いですが、動きでも光でも検出してしまう動作検知機能を点灯スイッチとして使うのは無理があり、搭載するなら大幅な仕様変更を覚悟しなければなりません、人感センサーなどセンサー類を搭載して外部スイッチをして処理させる方がよほど楽で確実だと思います。
◆K2-PT200Z5-CH-C2内部構造
入荷台数が少なく上に初扱いなので現在長期間動作チェック中なので分解記事はありません。
◆K2-PT200Z5-CH-C2ベスト使用環境
WindowsソフトP2P Clientの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
Android /iPhone スマホ・タブレットアプリ CamHiの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし説明が欲しい所がありましたらご質問ください。
◆K2-PT200Z5-CH-C2詳細スペック
センサー |
2.0mp (1980 x1080) |
ビデオ圧縮 |
h.264/h.264+ |
レンズ |
オートフォーカス2.7~13.5 |
ネットワーク |
有線LAN/IEEE802.11b/11g/11n |
SDカード |
サポート |
ONVIF |
サポート |
電源 |
12V |