マクセル HDDレコーダーVDR-R2000が壊れた、IODATA REC-ON HVTR-BCTX3を買った。

 2012年のキャッシュバックキャンペーンに惹かれて購入した、ハードディスクレコーダーVDR-R2000、VHSビデオテープの覇権を再び!の心意気で見事に大コケしたマイナー規格iVDRカセットスロット搭載の地デジ/BS/CS W録画対応HDDレコーダーでそれなりに便利でしたが、去年辺から室温25度を超えると通電ON/OFFしない限り起動しない妙な状態になってしまい夏場は24時間タイマーと天板を取外しノートPCクーラーで冷却しないとまともに使えない状態になっていました、修理しようと色々調べましたがICチップ辺りの不具合らしく手に負えずメイン基板交換か新しいレコーダーを購入するか迷っていましたが録画してまで見る番組は「ブラタモリ」程度しかなくTVの録画機能で用が済みその内に季節が変わり問題なく動く様になったのでそのまま放置していました、ですが夏になり不具合が発生しアンテナ線が通っていない部屋で「三波すべてのテレビを見たい」との家人の要求があり、テレビだけでなくスマホ・タブレットでリモート再生できる HVTR-BCTX3 を購入しました。

 お値段は20,980円(税・送料込み)で、本体サイズはドンキなどのバラエティーショップでよく見る謎Blu-rayプレイヤー程度のサイズですが、電源は内蔵されていますが汎用USB外付けHDDを使う試用の為に内臓されていません、バスパワー2.5インチHDDを使って小さく纏める事もできますし、USBハブと3.5インチHDDを多数接続して大容量レコーダーにする事もできます、このサイズで地デジ/BS・CSトリプル録画対応でHDD増設自由の汎用性なんて昔は考えられませんでした、iPhone等のスマホがXXXX Player や XXXX camera の携帯ガジェットを駆逐したように、XXXX recorderのAV機器も HVTR-BCTX3 がもう少し進化した複合ガジェットに駆逐されんでしょう。
 VDR-R2000ではアンテナ出力端子が無くTVには分配器で分岐して接続していましたが HVTR-BCTX3 はアンテナ出力があります分岐させると微弱ですが受信感度が弱くなりますからありがたい端子です、またスタンバイ中にアンテナ出力のON/OFFの選択が可能です、TVに録画機能が無いとかパソコンモニタならOFFにして省電力化できます。
 HDDと同時録画数には制約があって、3番組同時録画したいならUSB3.0が必要、USB2.0とLAN NAS(対応機種あり)では2番組までしか同時録画できません、ただし使えるHDDは6TB以下であれば2.5インチ/3.5インチの汎用HDDに対応します、千円少しのUSB3.0 HDDケースを購入して使っていないパソコンや廃棄するHDDレコーダーのHDDを拝借したら低価格でレコーダーの完成です。


 多機能だけに細かな制約はありますが使っていないPC部品やタブレットを有効活用できますし、増築などでアンテナ配線ができない家やアンテナケーブルの規格が古くCSが受信できない場合、老朽化でアンテナの感度が極端に低い場合などの解決策になりますし、コスト面では家族全員が個々にTVとレコーダー又録画可能TVを購入する場合と比較すれば幾分出費を抑える事ができると思います。

 我が家の使用目的である宅内でのスマホ・タブレット・パソコンの再生は同時3台まで、再生アプリ「テレキングプレイ(テレプレ)と番組表アプリ テレキングリモート(テレリモ)が、Android ios Windowsパソコン用アプリ・ソフトで用意されておりインストールして使用します、どうやら再生側の解像度や機種制限はない様でスマホ・タブレット(Android iPad Windows)から液晶非搭載のAndroid TV Box でも再生が可能でしたOSバージョンが対応しておりインストールできれば何でも再生する様です。
 現状は、Android TV BOXをHDMIでTVと接続して使ってもらっています、ipadで「何処でも見れる」事は好評ですが、部屋のTVで見る時はAndroid TV BOXをON、BluetoothミニキーボードをONの手順が「面倒くさい」との事、Androidの起動と再生アプリの認識・再生まで数十秒程度必要なので面倒くさいと感じるのは道理かもしれません、再生に関しては接続回線と再生機器のエンコード性能にも依ると思いますが通常のチューナー内蔵のテレビと遜色ありません、、次にTVを買い替える時はチューナー非内臓Android TVかスマートディスプレイを購入する事になると思います。

 多くの人が期待している、屋外での再生は HVTR-BCTX3 とペアリングした6台の内1台までの制約があります、ただしそれなりの高速回線下でないと延滞が発生するのは予想されます出張中に自宅の録画番組を宿泊先で見るのが限界で、 HVTR-BCTX3 のWEBページにある様な電車でスマホ再生する事は難しいでしょう、移動体での視聴は前日又は朝に録画番組をスマホ・タブレットに転送する「持ち出し」機能を使う方が現実的でしょう。

 HVTR-BCTX3 のHDDレコーダーとしての性能ですが、まあ普通です…VDR-R2000の様なジョグダイアルを模したチャンネルセレクトもなく極めて普通のUIです、画面隅のマージンを取り過ぎの感はありますが使い辛い事もなく使い易くもありません、アプリ・ソフトで予約・操作するできる事を売りにしているのですから本体UIを凝った物にする必要も無かったのでしょう。
 レコーダーとして評価できるのは3番組同時録画でも2番組まで録画画質を指定できてHDD容量を有効に使える点と、自動チャプター機能が優秀で本編とCMを確実にチャプターして時間の節約ができます、妙にCMが長いCS放送や「続きは…」とCM連発のバラエティー番組なんかに重宝します。
 問題があるとすれば、リモコンの地デジ・BS・CSの切り替えが1つのボタンでロータリー選択しかできない点です、UIに特徴がないので切り替わっている事が判りづらく「地→BS→CS」のパターンなので少し面倒です、ボタンが足りないのは我慢したとしても付属リモコンの品質が良くありません正直今にも壊れそうです、上記の理由でコストダウンをしたのだと思うのですが、ボタンのストロークが深くポチポチ感があり日々酷使したらボタン裏の通電体が1年程度で擦り切れるでしょう、メジャーメーカーの場合は互換リモコンが数千円で購入できますがIODATAの場合そんな物がありませんから、購入後直ぐにSONY等の学習リモコンに全コピーして付属リモコンは極力使用しない方が良いと思います。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)