TOTO トイレタンクの水漏れを修理 パッキンが予想以上に劣化していました。

 今年の春頃に水道を使っていると他に誰も水道を使っていないのに「数秒間、水圧が低くなって元に戻る」が発生するようになり、色々調べてみると10年程前に設置したTOTO トイレのタンク上の手洗いに水が流れている事が原因だと分かりました、ですが数秒で元に戻るのでそのまま放置していたのですが11月に入り気温が下がり給湯器使う様になると水圧変動で湯温も上下して不快(特にシャワーの時)なのと水管や給湯器に良くないと思いトイレの水漏れ修理を行いました。
 該当モデルはTOTO SH221BA 製造は2010 年8~2012年1月のモデルで、水が貯まる樹脂タンクはHH11262RSというモデルになります、ウォシュレットのリモコンで排水レバーが操作できるフル装備を奢りました、実際には無意識に排水レバーを手で操作してしまうのでリモコンで操作する事はほぼなく無用の長物を高い金額払って付けたいと思ったのか不思議でなりません。

 HH11262RSの分解図を参考にして、現状を観察すると「便器内に貯まる水が常に一定で減る事が無い」「便器に落ちた埃やゴミがクルクル回っていた」事に気づいたので、
 1.タンクの水がごく微量ずつ便器に流れ込む
 2.タンクの水が減る
 3.減った分タンクに水が補充される
 1.~3.の繰り返し
以上から、タンク内の水が操作以外で漏れている事になりますから、タンク内の給水側でなく排水側に原因があると断定しました。
 樹脂タンクHH11262RSは昔のホーロー製のトイレタンクと違い構成パーツが多くウォシュレット連動用のパーツも増設されて複雑ですが、便器へ給水(排水)を担当しているのは制御筒ユニットだけなので、TOTO SH221BA に適合する制御筒ユニットに交換すれば済むと思ったのですが、当該TOTO SH221BAは初期型で制御筒ユニット単体で交換できないモデルらしく、唯一交換できるのは制御筒内のパッキン(HH08018S)だけだったので残念ですがパッキンのみAmazonで購入しました。

TOTO パッキン 【HH08018S】

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 交換手順は、タンク近くの水道栓を止めてタンク内の水を全部排水したら、パッキンに同梱されている作業手順書を見ながら作業します、10年以上経過していますがタンク内部に日光は届かず樹脂パーツはほとんど劣化しておらず「軽く捻る」「つまむ」程度では壊れる事もなく分解できました、ただ樹脂だけに無理をすれば折れてしまいますパーツによってはアッセンブリの入手となり高額になってしまうので慎重に作業してください。

 コレが取り外した制御筒内のパッキンになります、見た限りニトリルゴムでしょうか?
 劣化したのか水道水の不純物が付着したのか分かりませんがボロボロ剥がれる白い粘着物が付着しています、トイレタンク内にカビが発生したのでキッチンハイターを使った事は何度かありますが薬品耐性が高いNBRがここまで劣化していたのは驚きです、この状態なら当然水漏れするでしょう。
 10年で1回とは言えただの丸いパッキンが1,800円!民家ならトイレは1~2台なので良いですが、貸しテナントやオフィスビル、商業施設などのトイレが沢山あるなら業者に発注して加工してもらった方が安いかも。

 後は、購入した新しいパッキンと交換して、逆手順で戻したら完成です。

 幸い交換後に水漏れはピタリと止まりました、パッキンの劣化具合から制御筒ユニットも劣化しているでしょうから本当は交換したいのですが仕方ありません、もしまた漏れたら排水弁ユニット+制御筒ユニットのセット交換で1万越えコース、樹脂タンクを丸ごと取り外す大作業になってしまいます。 

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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