EseeCloud(YASKAMO/IP Pro/VR Camera) アプリの設定方法

 EseeCloudは他社へのOEM供給を念頭に置いたネットワークカメラアプリ YASKAMO / JUANCLOUD と名を変えて他社へOEM供給されています、他に旧製品用に配布されていたアプリIP Pro / VR Camera などを統合したネットワークカメラ設定・閲覧アプリとなります。
 EseeCloudをベースとしたクローンアプリはYASKAMO / JUANCLOUDなど無数にありますが、変更点は極わずか起動画面とアプリ名の変更程度で後は同じアプリIDやパスワードも共通です、恐らくユーザーがサブスクリプション契約した時のマージン・キックバックの分配に利用している程度だと思います。
 またIP Pro / VR Camera の旧アプリの統合アプリを兼ねています、統合と言えば聞こえが良いですが実際はアプリ名を定期的に変更してきただけで企業合併とか買収ではありません。
 2025年のアプリですから日本語化されていますしそれなりに安定はしているのですが、カメラの映像表示方式が中国サーバー経由の配信タイプのネットワークカメラなので リアルタイム映像の延滞が尋常でないレベル に遅延が酷く低画質のSDでも30~60秒は遅延します、CamHiやiCSeeアプリカメラのダイレクトアクセスタイプと比べ遅いのは仕方ないのですが、リアルタイムで何かするのは諦めてた方が良いでしょう。
 またアプリ自体も、カメラ映像にアイコンキャラクターが被っていたり、所狭しと文字をかぶせたり、事ある毎にサブスクリプション勧誘のキャッチが出たり、実用的な防犯カメラシステムとして使う前提で設計されていません。
 サブスクリプション契約メインで異常なほど安く販売されていますが、防犯カメラとしての実用は難しく正直お勧め致できません、もしすでに購入されたかはご愁傷様としか言えません。

◆EseeCloudインストール。

 GooglePayかAppStoreで EseeCloud 又はYASKAMO  JUANCLOUD  と検索してください、基本的に同じアプリでID/パスワードは共通ですが、OEM先が取り扱いを止めて削除・アップデート停止する事も考えられるので EseeCloud をお勧めします。

アカウント新規登録

 アカウント登録をタップします、ロケーションで位置取得をEseeCloud YASKAMO  JUANCLOUDアプリに許可します。
 国/地域が日本になっている事を確認します。 

 アカウントに受信可能なe-mailアドレスを入力し 登録する をタップします。

 安全確認を指示に従いタップします。   先ほどのe-mailアドレスに検証コードが送信されたので確認します。 コードの文字を確認したら、アプリに入力します 入力したらOKをタップします。 コードが間違っているか時間を超過した場合は設定成功が表示されません、再度やり直してください。 デバイス画面に移行します、Bluetoothをアプリに許可します。有効 をタップします。 許可をタップします。

デバイスの追加

 カメラを追加します、カメラに通電し起動したことを確認します。(EseeCloud YASKAMO  JUANCLOUDアプリカメラならおそらく追加可能だと思います)
 デバイスの追加 をタップします。 自動でスキャンされカメラが検索されます。
  検索されたカメラデバイスの このカメラを追加 をタップします。(検索されない場合はカメラのリセットボタンを押して工場出荷状態に戻して再起動させてください)

 現在スマホ・タブレットが接続しているWifiのSSIDが表示されます、Wifiパスワードを入力します。
 もし2.4/5GHz2つのWifiに対応したカメラならどちらか安定した方を選択します、現在と違うWIFIの場合はスマホ・タブレットも同様に変更し一致させてます。 入力したパスワードに間違いがない事を確認して 確認 をタップします。
 カメラへWifi情報が送信され、カメラがアプリに追加されます。
 カメラに分かりやすい名前を設定します。
 サブスクリプションへのキャッチが連続表示します、興味のない人はスキップで回避します。

 カメラが追加されました、再生アイコンをクリックしてカメラのリアルタイム映像を再生します。

 数秒~数十秒後に映像が表示されます。 右上の六角アイコンでカメラ設定が変更できます、録画再生で録画動画が再生できます(SDカード装着必要)

 横画面で表示する事も出来ます。 カメラのリアルタイム映像の延滞がスゴイ事になりますが、故障ではありません仕様です。

◆パソコン用ソフト

 一応パソコン用ソフトが用意されていて動作しますがOSかアプリのセキュリティーで通信が遮断される様です、おそらく設定でソフトの通信を許可すれば表示されると思いますが、映像の遅延が酷すぎて実用できるカメラではないので検証していません。

 ソフト自体はカメラのリアルタイム映像・録画映像の再生のみ、カメラ機能の設定はアプリに限られます。

 サブスクリプション契約をメイン事業として集客のために異様な低価格ネットワークカメラを販売するジレットモデルです、たとえサブスク契約しても根本のシステム的に映像の遅延が向上するとは思えず「リアルタイムにPT回転させて現場の状況を確認する」事は難しいとは思えません、また再生までのタイムラグも酷く防犯カメラとして使う事はお勧めしません、ペットや熱帯魚などの観察や映像の常時録画であれば使えるかもしれません。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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