IPX-PC40572 超広角天井取付ネットワークカメラ
IPX-PC40572は、超広角レンズと軽量筐体にXMeye系モジュールを組み合わせて、屋内の閉鎖空間、エレベーター、階段の踊り場、玄関、勝手口の防犯を主目的にしたシーリングライト型ネットワークカメラです。ONVIF対応、動作検知、メール送信通知、FTP転送の基本機能と、魚眼1.56㎜広角レンズ(画角180°)、拡散レンズリフレクターがついた12個の赤外線LED、室内なら十分な720Pの解像度でご自宅をじっくり見守るカメラになりました。「小さな子供が鍵をかけ忘れる」「ピアノ教室をしているので鍵を掛けられない時間帯がある」「集会場の様子を遠方から確認したい」「保育園や幼稚園の親御さん向けに配信したい」「昼間は一人でお店を回していてトイレにも行けない」などご家庭やお店、公民館、集会場など室内の安全をやさしく見守るネットワークカメラ「IPX-PC40572」をご紹介します。
◆ご使用の必須条件(ACアダプタを別途ご用意ください。適応はこの記事参照)
①自宅にインターネット回線がある事。
②自宅ルーターのIDとパスワードを知っている事(UPNPが働かない時ポート開放が必要になるので)
③カメラを設置する場所まで電源かLANケーブルが伸びている事(電源のみの場合は無線LANコンバータを使って無線LAN化する)
④スマートフォン、Windowsパソコンのいずれかまたは両方持っている。
◆スマホでの設定方法→iCSee google play と Appleストアで配布
◆WindowsPCでの設定方法・ダウンロード→CMS
◆IPX-PC40572ネットワークカメラレビュー
従来の一体型の筒型カメラなら簡単にドーム型でもレンズの方向で何処を撮影しているか一目でわかります、ほとんどの人は経験的にカメラの後ろ真下真横は死角になる事を知っています、店舗の防犯カメラ設置では死角に商品を置かない様にアドバイスいたしますが「そんなの守っていたら商品置けないな」と常々思っていました、鏡をつける、PTZ回転でレンズ自体をパトロール回転させるなど軽減はできても万全にはできない状況がだったのですが、最近は広角よりさらに広い魚眼レンズを使ったカメラが普及してきました(日本を除いて)初期の魚眼カメラは既存品に魚眼レンズをつけただけで画面は円状で赤外線LEDは真ん中だけ照らし外周は真っ暗と使い辛いモノでしたが、最近はレンズが改良され形状が認識できるギリギリの広角を制限して赤外線LEDは広く明かりが広がる様に拡散レンズを使うなど工夫され実用的に耐えるレベルまで性能が向上しています、そこでそれなりの性能で低価格な魚眼レンズ天井取付ネットワークカメラ「IPX-PC40572」を紹介します。
広角の問題は特に夜間、赤外線の明かりが拡散されていないとスポットライト的に照らされた所のみが撮影され後は真っ暗になると言う所です、でも拡散させすぎるとレンズに赤外線の光が直接入り画面端が真っ白になります、なのでこのカメラはレンズからLEDを出来るだけ離して円周状に配置し、まだダメだったのでレンズを持ち上げ、まだ少し足りなかったので、若干レンズを中に引っ込めたんでしょう、経験則的な対処ですが画像に縁が映り込む事もなく赤外線もうまく拡散されており魚眼カメラでも夜間撮影が不安なく行えます。
結果的にこの形状になったのでしょうが面白い形です、カメラよりシーリングライトか煙感感知器と言われた方がシックリきます、妙に丸くてカメラカメラしていないので威圧感も少なく人の集まる場所でも使いやすいでしょう。
筐体はABSで重量は250gで天井板が石膏ボードなら大丈夫でしょう(出来れば野縁 が良いですが)ただ裏側の縁にケーブル通しの凹みがなくケーブルを這わせて使う場合は縁を削る必要があります、ケーブルが黒なのでかなり目立ちます。使っていないダウンライトがあれば蓋をする事ができ強度も電源も確保できてベストでしょう、取付時に気を付けるのは画面の向きが判りずらい事です、画像は横長なので壁や床に平行でないと落ち着かない感じがします(私はですが)ネジ止めした後は調整できませんから虫ピンで仮止めしてから本止めすれば天井を穴だらけにせずに済むでしょう。
ネジ穴はオシャレに凹み穴になっています、この形状はネジを締め付けすぎた場合に母材とネジの間のABSが砕け易く付属のネジはコンクリート用の無駄に長いプラグ付きの使い辛い物なので、天井の母材に合わせ適切な物を購入する事をお勧めします。
防水は全く考えられていないので、設置場所は雨が入る場所や湿気の多い場所は厳禁です、排熱には有利ですが隙間の多いので埃が多い作業場やガレージも避けた方が良いでしょう、以下の環境をお勧めします。
◆IPX-PC40572ベスト使用環境
カメラが目立たないので人が多く出入りする場所に最適です。
◆IPX-PC40572内部構造
赤外線LEDは850nmのうっすら赤く見える普通の表面実装型のLEDです、数は12個ありますがレンズリフレクターで拡散させ手元を照らす事に重点が置かれ5~6mが実用10mが程度が限界です屋外用ではないので一般的な建屋なら十分でしょう、排熱は隙間が多いので心配はいらないでしょう。問題なのは筐体が爪3つで土台とカメラ部が連結されている事、天井に取り付けた状態では爪の状態は確認できずカメラ部の取り外しもできません、画角の微調整もメンテナンスもネジを外す必要があり面倒で困ります、盗難防止の為にこの構造をしているのは判りますが、防犯カメラの場合「盗まれる」より「壊される」方が多いのでそれ程重視しなくても良いのではないかと思います、やはりABSなのだから素材のたわみを生かして半回転のねじ込みロックの方が良いと思います。(カメラ部のみでも取付できればさらに良いのに)
カメラモジュールはHi3518Eチップに h42 (1024×720)CMOSセンサーです、消費電力が3W、LED点灯時6Wと低電力、実績も採用カメラも多い標準モジュールです、XMEyeのシリアルを内蔵していますのでスマホでもPCでもちゃんと使えます。
次はカメラのソフトウェアーについてですが、実機がない状態で詳細に説明しても分かりずらいと思いますので、このカメラの設定画面のキャプチャしたものをギャラリーにしました、もし詳細がわからない所がありましたらご質問ください。
設定には、添付CDに入っているWindowsソフトCMSを使っています、スマートフォンアプリでは設定できない箇所もCMSは可能なので、パソコンでも見たい方は一度使ってみてください。
◆IPX-PC40572詳細スペック
センサー | H42 CMOS 1.0mp (1024 x 720) |
ビデオ圧縮 |
h.264 |
レンズ | 1.56㎜ |
ネットワーク | RJ45ジャック 10/100イーサネットポート |
SDカード | なし |
ONVIF | サポート |
電源 | 入力DC12v/2a、消費電力: ≤3W |
本体サイズ | 全直径13.8 高さ6 カメラ部直径9cm |