カメラ形状:バレットタイプ ー防犯カメラ言えばこの形、簡素で設置しやすく使い易い形状ですー

◆カメラの形状:パノラマタイプ

パノラマタイプはUFO型や電球型の形状の筐体を使った屋内タイプをメインとしており視野の広い魚眼レンズを使ったカメラです、電球型のB2-Rは一般的な赤外線LEDではなく白色高輝度LEDを使用しており玄関灯や非常灯を取り替えるだけで運用できる便利なモデルになっています、少数ですがバレット筐体やドーム筐体にパノラマカメラモジュールを搭載した防水屋外モデルが存在します。

 通常のレンズより遥かに広い視野角を持つ魚眼レンズを使用してレンズ方向のほぼすべての風景を一度に撮影出来る事が利点です、広視野なので監視対象方向にレンズを向ける必要がなく人の出入りが多い店舗でも威圧感が少なく、レンズを移動させるPTZカメラで問題になる移動までのタイムラグがありませんから激しく動き回る監視対象でも追従が容易です、万華鏡の様な球形映像をそのまま閲覧する事もできますが、パノラマカメラではVR処理(デワーピング)処理をアプリ・ソフト(カメラ側で行うモデルもあります)で行い見慣れた平面映像に展開する機能を持ちます。
 非常に便利なカメラなのですが、VR処理に若干のハードパワーが必要になるのと既存長方形CMOS映像素子を使用していますから撮影に使う魚眼の正円映像以外の映像素子は使われませんから実解像度が低くなる原理的な欠点と夜間において撮影視野全体をカバーできる赤外線LEDを装着する事は不可能(カメラのサイズ的に)で夜間撮影能力が通常のカメラに比べると劣り構造的に機械ズーム機能を搭載できないので遠距離監視に向きません。

当店取扱い: パノラマVRタイプカメラ

 形状が従来の防犯カメラとかけ離れており一見するとカメラに見えない(カメラに興味のない方は火災警報器?と思わる様です)為に存在感が希薄で威圧感は低め設置場所は形状・特性的に天井が最適です。
 少数の屋外防水パノラマカメラは、丸みが強い魚眼レンズをカバーする球形のガラスカバーが付いているのとサイズ的にレンズと赤外線LEDの距離が近くなってしまう事、屋外向けの強出力LEDを搭載しているなど複数の要因により、壁などで反射した赤外線光がレンズに映り込み易く「フレヤ」や「ゴースト」が発生する傾向が強くなります。
 実際に設置作業を行われる方の中で壁際や狭い場所に設置を予定している方は、昼間のみで設置場所を決定せず夜間まで仮設置で留めて置き、赤外線撮影が可能になった時刻に映像を見ながら角度を調整し映り込みが解消・軽減する方向を見つけてから設置を完了して下さい。