ネットワークカメラの不調をメンテナンスで把握する。

 ネットワークカメラは以前の有線アナログカメラに比べたら安価・手軽に始める事が出来ます、最小単位のカメラ一台で始めて徐々に拡張していき本格的な防犯カメラシステム構築する事も可能なので導入経費も気にせず気軽に始める事出来ます。
 実際にやってみると意外に簡単なので業務で運用する方を除きほとんどの方は初期設定と設置が済んだ後は殆どメンテナンスや動作確認など行わず、「見ようとしたら壊れていた」「いつの間にか壊れていた」っと肝心な時に使えなくなってしまう方が少なくありません。
 最近のネットワークカメラは自動メンテナンス機能も高性能化しており、壊れるギリギリまで内部修正で正常動作する様で、昔の機種の様な「微妙に動作が変」の体感的に判る壊れる前兆は殆どなく「そろそろ買い替え時か!」の様なアナログ的な把握は難しくなっています。

◆ネットワークカメラの不調を把握する(カメラ単体)

 カメラ単体でカメラの不調を確認したい場合は、カメラのログ記録を確認します。
  iCSeeカメラの場合、以前のCMSソフトにはログ閲覧の項目があったのですが、現行のVMSソフトにはログ閲覧項目が無いのでブラウザでカメラに直接アクセスして確認します。

 ログ記録には 全て システム 構成 ストレージ 警報 記録 アカウント ファイル操作 のドロップダウンメニューがあり、カメラの不調に関しては「システム」のログを確認して下さい。 この欄に リブート の項目が多くある場合は、カメラの自動メンテナンス機能(watchdog timer)が複数回起動・実行されている事になるので、カメラに何かしらの不調が発生しています、シャットダウン→リブートが多発している場合はACアダプターの劣化による供給電圧の低下などが多いです。

 出来れば月に1度程度確認する事をお勧めします。

◆ネットワークカメラの不調を把握する(NVRレコーダーの場合)

 複数台カメラを運用している場合、一台一台確認するのは大変ですからNVRレコーダーの再生の時に表示される録画バーの空白で確認して当たりを付けます。
 録画が連続しているカメラは問題はありません、録画に空白があるカメラがあればブラウザアクセスでログ履歴を確認して原因を確認します。

 ネットワークカメラの性能向上と低価格化は凄まじくハード寿命より性能寿命の方が早いので、最近は「壊れるまで使う」方も少ないんですが、新しいカメラを「買おうか辞めるか」に判断する時にでも参考にして下さい。

oosaka-bouhan

防犯ツールのインプレと販売をしています。 得意分野はネットワーク防犯カメラなのでカメラ多めです。

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